話を聴く姿勢
2017年10月20日 金曜日
毎年、保育実習生を受け入れています。保育実習Ⅱの学生さんは、責任実習も行い、一日を任されます。
私が学生で責任実習をした時、子どもたちとは、まだまだ信頼関係も足りないうえ、『怒らない先生』という思いからか、私の話はあまり聞いてもらえず、常にざわざわ・・・。担任の先生が「静かにしなさい。ちゃんと話を聴いて」と一喝してくれると途端に静かになりました。子どもを引き付ける力がない自分に『保育士に向いていないのかな』と悲しい思いをしたことを思い出します。
責任実習が行われるときは、学生さんが楽しく保育ができているか、様子を見に行きます。今年も覗きに行きました。学生さんの緊張が伝わってきます。しかし、子どもたちは、一生懸命話を聴こうと集中していました。
育子園の子どもたちは遊ぶ時には、自発的に思いきり活動し、一人ひとりの持ち味を発揮していますが、みんなで話を聴く時には、しっかりと聴く姿勢が身に付いてきています。
自分を保障してもらっている子どもたちは、相手のことも保障してあげられるようになていくことを感じます。発達段階によって聞き方も様々ですが、着実に成長していく子どもたちに感動をいただきました。そして、責任実習を終えた学生さんのうれしそうな笑顔がとても印象的でした。
保育主任
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