甘えさせると甘やかす
2017年10月06日 金曜日
年中児や年長児で体が大きくなった子どもたちでも、「先生抱っこして」とせがんでくる子がいます。大人目線で考えると『もう大きいんだから・・・』『もうすぐ小学校なのに・・・』と思ってしまいます。また、大きい子を抱っこしていると、周囲から「甘やかしている」と思われることがあるかもしれません。
その子がただ、駄々をこねて欲求を通そうとしいている場合、例えば「お菓子を買って」など、それにすぐ応じてしまうのは、甘やかしになってしまいます。しかし、抱っこという行為は、スキンシップであり子どもの心の安定剤です。抱っこされ、愛情が充電されれば、自ら降りていきます。
甘やかす行為は、過保護や子育てが面倒ですぐに要求に応じてしまうことで、これは子どもにとっては必要のない事です。そして、甘えさせる行為は、子どもの心に共感し受け止めていくことでとても大切なことです。しっかり甘えられた子は、我慢する力もつき、しっかりと自立できるといわれています。
私は子どもたち一人ひとりの発達に合わせ、「先生、もう抱っこしなくていいよ」と自ら自信をもって、そして安心して歩んでいける日まで受け止め続けていきたいと思っています。
保育主任
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