◆10月6日(金)の子ども達
2017年10月06日 金曜日
◆秋を感じて (つぼみ)

今日は園庭で遊びました。いつものように、すべり台の周りへ。すべり台を滑りたい気持ちが大分出てきて、歩ける子は、階段を上がり、座って、よろけて倒れそうになりながらも、バランスをとって上手にすべれるようになってきました。
すべり台のまわりに、つかまり立ち、伝い歩きをしている子もたくさんいて、◎くんは、滑りたい気持ちはあるようで、下から上がっていき、足を思いっきり広げて上へ上がろうとしていました。
落ち葉が落ちてきました。菩提樹の木の下へ移動してみました。落ちている葉っぱをつかんで、パラパラ。色々な葉っぱをつかんでは、ポイ。つかんではポイを繰り返していました。上からパラパラとかけてみると、みんな見上げてその様子をじっと見つめていました。
〇ちゃんは、落ち葉をたくさん手に持つとギュッと葉をつかみ、ニギニギと手の中でおにぎりを作るかのように握っていました。そして大事そうにそれを握って持ち、あちらこちらへあそびに周っていました。秋を少し感じる遊びができました。(T.Y)


◆ダンゴムシいるかな。 (ふじ)

「あーなたのお名前は♪」の呼びかけに「〇〇」と自分の名前を答える子どもたち。友だちが答える様子を見ていて、「じょうずー」と頭をなでてあげる子どももいます。
園庭に出ると肌寒いですが、元気いっぱい動き回る子どもたちにとってはちょうどいい気候。最近男の子たちのブームになっているのが、ダンゴムシ探し。片手にスコップを持って「ダンゴムシさがそー」と誘ってくれます。子どもたちにとってのダンゴムシスポットがあって(前に見つけたことがある場所を覚えているようです)まずはそこから探し始めます。今日は中々見つからなかったのですが、時間をかけて粘り強く探していました。
近くで幼児の子どもが、カマキリが入った虫カゴを持っていて、エサをあげています。ダンゴムシを探してた子どもたちは、その様子に釘づけ。大きなカマキリはもちろんのこと、お兄さんたちの話している様子にも夢中で、憧れのまなざしが可愛らしかったです。
砂場では、カップに砂を入れてお料理をしたり、つくったものをログハウスに持っていき、「どうぞー」とお店屋さんごっこ。何作ってるの?と聞くと、「あいすくりーむ」「ぷりん」「おにく」「おこめ」と、それぞれのイメージがちゃんとありました。
初めてのことや驚く事に出会ったり、友だちと刺激を受け合って遊びが発展していく様子に感心します。
(s.m)


◆やってみる (きく)

今日は、保育室でのんびり楽しんでから散歩に出かけました。保育室では、人形を大事に世話している姿がありました。いつも大事そうに、だっこしていますが、今日は専用の席を作って一緒に遊びに参加しているようです。
木製の線路が人気ですが、子どもたち同士で譲り合ったり自分の気持ちを伝えたり、時にはぶつかりながらも同じ空間を共有しています。保育室でのそんな姿を見ながら子どもたちが日々変化していることに気が付きます。ついこないだまで大人と一緒に遊んでいたのにな・・・と。
散歩に出かけるとき、靴が履けないと困っていた〇くん。泣かずに助けを求められるかな・・・とみていると。自分の支度が終わっていた△ちゃん。ささっとやってきて、靴を履くのを手伝ってあげます。でもうまくいきません。保育者の所にやってきて「先生、この靴ちょっと小さいみたい。〇くん履けないってこまってたよ」と伝えに来ました。
△ちゃんは、手伝ってあげたんだとも言わず〇くんの姿を伝えてくれました。△ちゃんの姿に驚きました。困っている〇くんに手を差し伸べてうまくいかず大人が必要だと気が付いて保育士に知らせる。簡単なようでなかなかできないことです。
子どもたちそれぞれに保育者を求める場面があると思いますが、『やってみる』気持ちが芽生えるような関わり方をしていきたいと思いました。まだまだ、たくさん甘えていたいし自分でなんてやりたくないときもありますが、そんな気持ちも認めていきながら、『やってみる』姿を目指していきたいです。U・A


◆季節を感じる (たんぽぽ)
急に秋がきました。
園庭に出てみると秋風に飛ばされた葉っぱが一杯落ちていました。
竹ぼうきでかき集めて葉っぱ遊びです。
ふじんも集まってきました。
ひらひら落ちる葉は、毎年みんなを楽しませてくれます。
園庭に出る前にみんなにないしょのお話をしました。
空中菜園のサツマイモが大きくなっているかも・・・・内緒で見に行こう。
ねえねにも、ママにもパパにも内緒だよ。 内緒だからウキウキしてしまいます。
お部屋に帰るよと呼んだらお芋見に行くからねと約束をして行きました。
園庭ではファミスポに向けてトラックのラインが引かれています。
幼児たちが走っている様子を見ているのでしょう・・・
同じようにラインに沿って走り込んでいる子も出てきました。
なんだかちょっと大きく見えます。
そろそろ畑に行こうかと小さい声で「畑にいくよ。」と声を掛けると、ささっと片づけてアッいう間に集まりました。
様子を見ていると、気づいていない子に声を掛けて助け合っています。
見事にみんな集まりました。
もう一度、「ないしょだよ。」と念を押すとうんうんとうなづいて、目をキラキラさせています。
畑はさつまいもの葉とつるでうねうねしていました、
つるをみんなで握りしめみんなの得意なセリフ「うんとこしょ、どっこいしょ」と気合をいれました。
するするするーと伸びたつるの先についていたのは小さな小さなチビ芋でした。
これはまだまだ食べられないということで、今日のところは見送りました。
園庭の木の葉がもっといっぱい落ちたころ、焼き芋ができると思います。
葉っぱのお楽しみはこれからです。(N・S)

◆学び・教えあう (うみグループ)

今日はうみグループに■くんのお母さんが保育士体験でママ先生をしてくださいました。
ママ先生に甘えて絵本を持ってきては「読んで~」と言ってみたり、折り紙を持って来たりと周りには必ず子どもたちの姿があり、沢山ママ先生に甘えていました。
そんなうみグループでは手先を使った遊びがひまわり組からゆり組・もも組へと流行しています。やはり年上の子がやっていることを見て「私もやってみたい」「僕にもできる」と思い挑戦する姿がありました。
三つ編みもスズランテープを3色選び、はさみで切って、順番に編んでいきます。隣にいるおともだちの様子を見ながら編んだり、覚えている子は横眼もふらずに黙々と編んでいました。編む力がバラバラなので三つ編みの大きさはバラバラになってしまいましたが、「できた」という達成感を味わい、「これお母さんに見せる」と子どもたちの自信につながっているように感じました。
隣の席を見てみると年長さんたちが折り紙を折っています。どうやら立体のものを作るようで何個もパーツを作っているようです。しかし、〇ちゃんは途中でどうやって折るのかが分からなくなってしまいました。すぐさま同じものを作っている△くんが様子に気づき、「〇ちゃん、こうだよ」と自分の折り紙で折り方の見本を見せてあげていました。〇ちゃんもすぐに理解することができ、「あーそっか」と△くんのおかげでパーツを完成させることができました。
園庭では引き続き年長さんたちがリレーの練習をすることを楽しんでいました。
「グーとパーで分かれましょ」とおなじみの分け方でチームを決めます。
「パーの人は帽子が緑でグーの人は帽子白にしよう」と一目で自分たちがわかる工夫をしたところで、「位置について、よーい、どん」という声が煉瓦のたたきのところで響くと練習が始まりました。
2回ほど練習をしたところで3グループ対抗の練習リレーが開催されることになり「うみグループかつぞー。えいえいおー」と気合を入れるうみグループの子どもたち。
いつも以上に気合が入り、腿をあげ、腕を大きく振ったこともあってうみグループが1番にゴールすることができました。「先生1番だったよ」というきらきらした笑顔を見せてくれたうみグループの子どもたちでした。
今日も友達と切磋琢磨しながら成長している子どもたちの姿を見れました。
これからもやりたい気持ちを大切にしていきながら見守っていきたいと思いました。
(K.H)


◆命を学ぶ (にじグループ)

今日は◎ちゃんのお母さんが保育士体験に来てくださいました。
大人気のママ先生。子どもたちは大喜びでたっぷり甘えます。それをしっかり受け止めて下さるやさしいママ先生に、笑顔をたくさん頂けた1日でした。
にじグループに昆虫の仲間が増えました。
殿様ばった2匹と大カマキリです。
☆くんのお父さんが茨城で捕まえたそうで、新たな仲間に興味津々の子どもたち。
さっそく図鑑を見ながら何を食べるのか等調べます。虫かごに木の枝や小石を入れ自然に近い状態に整えたり、園庭に葉っぱを拾いに行きました。
園庭では、餌として捕まえた鈴虫や、もんしろ蝶をかごの中に入れじっくり観察するなど、生命が生きていく上で必要な過程に目を向ける場面も見られました。
残酷なようですが、命を頂きながら生きている事に触れる瞬間であり、子どもたちなりに何かを感じ取ったようでした。
子どもたちは「バッタは2匹いるけどカマキリは1匹だからかわいそうだね」「仲間がいたらいいのに」「餌も全部1人で食べちゃうから太っちゃわないか心配」と話し、カマキリに思いを寄せていました。
メダカに稚魚、ザリガニにカタツムリ、イモリにカブトムシと、沢山の生き物がいるにじグループですが、子どもたちは毎日の餌やりや、園庭での虫探しで日々生き物に触れ、命を学んでいます。その学びはやさしい気持ちを大きく育んでおり、その学びを今後も大事に見守っていきたいと改めて思いました。
O・Y


◆みんなの力をあわせて (そらグループ)

今日は室内と園庭にて遊びました。室内遊びではリリアンでマフラー作りやスズランテープを使って三つ編み作りなど手先を使った遊びを子どもたちが夢中になって取り組んでいます。
リリアンは凹凸の切り込みを入れた牛乳パックに毛糸をかけて編みこんでいくものなのですが、網目がきれいにそろっていて大人より上手なのではないかと思うくらいの仕上がりです。首に一周くらい巻ける程の長さまで編めた児もいます。
その場で簡単に出来るものではなく、時間をかけて少しずつ積み重ねていく必要があります。集中力と忍耐力が必要になりますが、形になることの達成感や嬉しさを感じています。
また、スズランテープを使った三つ編み作りも、女の子たちの中で人気です。朝、おうちの人に髪の毛をすっきりと結わいてきてもらいますが、園で過ごしていくうちに段々と乱れてきてしまう時があります。今までは大人が結わきなおしていたのですが、最近は自分の髪の毛は自分で、またはお友だち同士でという児も増えてきました。楽しいと感じながら行っている遊びも生活に繋がっているのだと感じました。
園庭ではそれぞれが好きな遊びを行った後、最後に年長児でリレーを行いました。「よし、負けないぞ。」と気合が入ります。トラックの線の外側を走ったり、次の人へバトンを渡したりとリレーのルールは把握しているようですが、『みんなで』ということより現段階では『一人ひとりが一生懸命』というように感じられます。
個々の力が大きな一つのパワーとなっていくように、一人ひとりを認めながらどうしたら勝てるかということをみんなで話し合う時間を設けたり、他のクラスのお友達と競争する機会をたくさん設けていきたいと思います。(K.Y)

Posted in 園のこだわり