今後の幼児教育とは
2017年09月15日 金曜日
「今後の幼児教育とは」の研修がありました。保育所保育指針の他に30年度から幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、小学校学習指導要領の改訂をうけ、3歳以上の幼児期の施設での教育を「幼児教育」と呼ばれるようになります。
その1つ目に保育園にも国としての幼児教育の共通性が確保され、保育内容の5領域はすべての3歳以上について同一なものが指針に記載されました。
2つ目に幼児教育と小学校以上の教育を貫く柱の確保として、資質・能力によって幼児教育と小学校以上の教育で育成される子どもの力を共通に表す『知的、能力、思考力、判断力、表現力等』『学びに向かう力』『人間性』という3つの柱を基本とし、それらは知的な力と情意的また協同的な力からなり、相互に循環的に幼児期からスタートし育成されていくということです。
3つ目にその入り口として、保育カリキュラムの中でも特に環境を通して、日々の保育の中から、主体的、自発的な遊びは大切であることを学びました。
この度の研修内容を聞かせていただき小学校との連携の中に幼児期に保育環境が大切であることが確信できました。
育子園は、保育理念である子どもの自発的な活動を保障する環境を設定する子ども主体・子ども中心の『見守る保育』をスタートして11年目になります。『見守る保育』を提唱された新宿せいがこども園の藤森園長先生は、小学校に在職中、1年生を担当したことで幼児教育の大切さを感じこの保育を実践されました。
育子園でも理念を大切に、0歳~5歳までの子ども同士の関わりの中で、子ども一人一人の発達過程を把握し、その時の子どもの思いを受け止め、大人の都合で押し付けたり無理やり動かすのではなく、子どもが自ら進んで何かをやろうとする気持ち、『主体性』を大切に育む保育をしています。 園長
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