◆9月29日(金)の子ども達
2017年09月29日 金曜日
◆知っている所で世界を広げる (つぼみ)

今日は、来月行われるファミリースポーツデイで使用するグループ旗に足型や廊下に飾る秋ならではの飾りに使用する手形を押しました。
毎月、手形や足型をとっているので以前よりも慣れてきた様子の子どもたち。
スタンプの感触も嫌がらずに、台に手や足を乗せてれくれます。
その姿を見ると他の子も「なにをしているかな?」「やってみたいな」と目をキラキラさせて順番を待ち「スタンプやる?」という保育者の声かけに笑顔で反応してくれます。
絵の具やスタンプ台や紙、布の感触も感じ楽しさや不思議さに興味津々で、言葉を発することがまだ出来なくても、声を出したり表情でその時々の気持ちを表現してくれる子どもたちの姿は、立派です。
その後は、園庭に出て遊びました。
いつものように保育室前のすべり台でつかまり立ちをしたり、砂場に行ったりログハウスに入り遊んでいたりと思い思いに遊んでいる中、最近靴デビューした〇ちゃんと保育者が築山に登っているとその後ろから△くんがやってきました。
△くんは、手すりにつかまりながら登りきり、一呼吸すると後ろ向きで四つん這いになり足から降りはじめました。
立ったままでは、怖かったようで自分で考えて動き始めたかと思うと途中で手すりにつかまり再び立ちあがり、そのまま降りました。
△くんのタイミングがあったようで自分でできたという自信からか繰り返し行い、大満足そうでした。
△くんだけでなく他の子も遊び方が日々進化しています。
その子一人ひとりのタイミングでハイハイや歩くことで行きたい所に移動するなど気付くと世界を広げていたり、遊びに満足すると保育者の元に帰り抱っこしてもらうとホッとした表情を見せてくれます。
ホッとできる場所や人(保育者)がいるから世界が広げられていることが子どもたちの姿から感じられます。
これからもその子なりの世界を広げてみたいと感じた際に見守ってみたり、一緒に遊んでみたりする中でたくさんの「やってみたい」「行ってみたい」という気持ちを大切にしていきたいと思います。
(N.Y)


◆お友だち同士の関わり (ふじ)

一週間も早いものであっという間に金曜日です。
今日の朝登園してきたふじ1組の子で、保護者の人と「バイバイ」するのが少し寂しかったのか△くんは、なかなか離れようとしません。
そんな中でそれを見ていた〇くんが「おはよう」と近づき明るく挨拶をしてくれました。△くんは、少し照れ気味で笑いながら顔を横に向けていましたが、とても嬉しそうでした。お友だちが声をかけてくれて少し安心したのかその後保護者の方と「バイバイ」することが出来ました。最近はよりお友だちとの関わりがより一層、増えてきて仲間意識も子ども達同士で感じているようです。これからもそういった場面や関わりを大切にしていきたいと思います。
今日は園庭では、お花をつんでいたり、フラフープを使いバスや電車ごっこをする子が沢山いました。中でもフラフープを使ったバスごっこは、保育者も入り何人もの子がぎゅうぎゅうに入っていてとても大盛り上がりでした。
ちゃんとお友だち同士で行きたい場所などを考えながら意気を合わせて走っていたので人数が多い中でも仲良く遊ぶ姿がありました。お友だち同士で相談しながら遊ぶことが少しできるようになったのだと感心しました。
トラブルや喧嘩から学ぶことも沢山ありますが、今回のように相談し合い遊ぶことも大切なのです。今後もお友達と一緒に色んなことを経験して学んでほしいと思います。(T.S)

◆登りたいよ (きく)

今日は、たいこ橋に登りたかった〇くんの、「せんせーい、できませーん。たすけてくださーい」という言葉が聞こえてきました。うまく登ることができず、「できないよー」と言っていると、近くにいた◇ちゃんと□くんが様子を見に来てくれました。そして、「おしり、おさえようか」と◇ちゃんと□くんがお手伝いにかけつけてくれました。しかし、手伝ってはもらいましたが、登れず、「もー、やだ」と言って近くにあるお山のトンネルのてっぺんで座り込んでしまいました。
それを見た、☆くん・◎くんの2人が木の丸太に水がたまっていることに気付き、「木に水が入ってるよ。一緒に見よう」と誘いに来てくれました。しかし、「登りたかったのー」と言って、お山のトンネルから動かず、しばらくの間、落ち込んでいた〇くん。保育士やお友だちに励まされながら、「もう一回やってみよう」と言って、挑戦しました。みんなに見守られながら、登ろうと頑張っていた〇くんでした。
今日は、登ることはできず、保育士が抱っこしながら「〇くん、頑張ったね。また、月曜日に練習ようね」と言葉かけをしました。〇くんは「・・・・登りたかったの」と少し落ち込んでいる様子でしたが、各クラスの保育士にも「頑張ったね」と言葉かけをもらい、少しだけ笑顔になった〇くんでした。
今日は、どうしてもたいこ橋に登りたかった〇くん。そのため、何度も何度も挑戦していました。登っているときに、幼児組のお兄さんやきく組の友だちが「こうやって登るんだよ」と教えてくれたり、保育士・子どもたちで「がんばれー」と応援したりと、みんなで〇くんの頑張っている姿に心をうたれました。
子どもたちの優しさ、〇くんの一生懸命な姿を見た、私たち保育士の心が温かくなりました。〇くんの様子を見て、「次はできるようにしたい」という気持ちが感じられ、これがとても大切なことであると思いました。一生懸命な〇くんの様子を見て、「応援する」・「登るコツを教える」という行動をしてくれた子どもたちの、観察力や気持ちを察する力にとても感動しました。子どもたちの一生懸命・優しさな姿を見ていた保育士が嬉しくなりました。(K・K)


◆ゆ~びきりげんまん (たんぽぽ)

朝の会で読んだ紙芝居で「ゆ~びきりげんまん うそついたらはりせんぼんの~まそ」のフレーズが。知っている子もいました。おうちでのお約束の時に使っているのでしょうか。
紙芝居は、いじめっこのキツネが『もう、いじわるをしない』とたくさんのどうぶつと約束をするというお話でした。
ゆびきりげんまんは、約束をするときに使うもの。約束をしたら、守らなければいけないこと。伝えてみました。
今日は、園庭で遊びます。園庭から帰る時のお約束。
遊んでいたものは片づけること。
時間になったらお部屋に戻ること。
自分でできるところは頑張って着替えること。
着替え終わったら、椅子に座って待っていること。
みんなで、『ゆ~びきりげんまん』をしてから園庭に行きました。そのせいか、いつもはベランダまで上がってくるのに「おへやはいらな~い」と遊び続ける〇くんが、「みてみて~」とあっという間に着替え終わっていました。
楽しいことをするときにも、守らなければならいお約束があること。伝わったようです。
園庭では、仲良しのお友達同士楽しそうに遊んでいます。◎くんと△くんは、どこに行くにも手をつなぎ、築山のトンネルまで手をつないでくぐっていました。
ウッドデッキのところでは、女子が4人砂遊びをしていました。仲間に入りたい☆ちゃんが、「いれて」と聞いています。△ちゃんは、何も言わなものの手であっちへいってのような素振り。☆ちゃんはあきらめずにもう一度。
いつの間にか仲間に入り、最後にはみんなで仲良くお団子作りに励んでいました。
「せんせ~い」と春の頃は保育士の周りにくっついていた子達も、お友達と遊ぶ楽しさをたくさん感じながら遊んでいる姿、嬉しく思います。(M.C)


◆大聖堂へ (うみグループ)

今日は、気持ちの良い秋晴れお散歩日和。
久しぶりに、大聖堂まで散歩に出かけました。
子どもたちも久しぶりの散歩に大喜び。朝から期待に満ち溢れていました。
朝のあつまりで、散歩を楽しく安全に行うための約束や交通ルールの確認をし出発です。
先日、年中・年長児は交通安全教室に参加したので交通ルールを考えるのはお手の物。道中も「横断歩道渡るときは、右見て左見て…右見るんだよ」「小さい子は、内側だよ」などと、子ども同士声を掛け合う頼もしい姿を見せてくれました。
大聖堂到着後は、みほとけさまにご挨拶をし屋上で遊びました。
景色を眺める子や植物を観察する子、友だちと追いかけっこをするこなど様々でしたが、それぞれが主体的に遊びを見つけ楽しむ姿には、見ていて感心させられました。
なかには「うおーリレーの練習だー」と、ひたすらデッキを走り続ける子もいました。
遊びは違えど共通しているのは、満足感や達成感に満ち溢れた子どもたちの笑顔です。
そんな素敵な笑顔から、本当に子どもたち一人ひとりの今を大切にしていきたいと感じさせられました。
これからも、子どもの主体性を保障できる環境を用意していきたいと思います。
(T.N)


◆手を広げられないわけ (にじグループ)




今日は、本五ふれあい公園へお散歩に行ってきました。先日杉並警察署の方が育子園へ来て交通安全についてお話してくださったこともあり、横断歩道を渡る時、車が来ないか確認したり手を挙げたりと子どもたちが主体的に気を付けていました。
また、年長児は年少児と手を繋いでいたのですが、年長児が自然と車道側を歩く優しい姿も見られました。道中、お店の前を通りかかる時や他の保育園のお友達を見かけると「こーんにーちはー。」と挨拶する子どもたちでした。以前と比べてかなりスムーズに歩けるようになり、育子園から公園まで15分弱で到着するが出来ました。
本五ふれあい公園は、芝生が広がっていています。公園内で遊ぶ際のお約束を確認した後、自由に遊んで良いよと言うとあっという間にそれぞれの場に広がっていきました。かけっこや鬼ごっこ、かくれんぼなどの身体を動かす集団遊びを行ったり、クローバー摘みや虫の観察など自然物に触れたりと思い切り楽しむことができました。
ファミリースポーツデイで行う種目に向けての練習がこれから多くなっていきますが、気候の良いこの時期に、友だちと一緒に遊ぶ、身体を動かすことが楽しいと感じられる時間をこれからも作っていけたらと思っています。(K.Y)


Posted in 園のこだわり