ちょっとしたことが嬉しい
2017年08月22日 火曜日
育子園の園庭はけやき、菩提樹、やまももなどの大きな木が、日中でも日陰をたくさん作ってくれてます。
園庭でジィージィージィー、ミィーンミィーンミィーンと蝉の声を聞いていると夏を感じます。
日陰に入って身を休めると、緑の葉の間を抜けてくる風が優しく感じます。杉並区の街中ですが眼をつぶると、どこか避暑地に行った気がしてきます。
心まで優しくしてくれる感じがします。
今日は、朝から研修に行って学んだことのレポート作成に奮闘していました。A4一枚に3日間の研修で学んだプログラムの一つ「保護者(家族)支援の実践的理解」をまとめていました。
この研修で保育園・保育者から保護者の支援の根本を教えていただきました。
それは、“信頼関係にある”ということでした。その一つに“親の愛着スタイルを認めていく保育者の姿が重要”ということでした。
これは、日ごろから「明るさ、優しさ、温かさをその人の姿の中に感じられるかどうか」だと教えていただいていることと同じことなのだと思わせていただきました。
人の優しさは、ちょっとしたしぐさの中に隠れています。
この夏、育子園の子どもたちは親御さんと過ごし、たくさんの楽しいことや愛情をいただいてきています。
私は3時を過ぎてもまだレポートと格闘中、パソコンに向って眼を凝らし一字一字を打っていました。もう少しでゴールなのですが、今一つまとまりません。
頭をひねっている時に、トントントンと戸をたたく音がしました。戸を開けるとO君がいました。ニコっとしてこちらを向いて、手を差し出してくれました。声には出していませんでしたが「僕も元気にしてたけど、先生も元気にしていたのかなぁ」という声が聞こえてきました。
久々に元気な姿を見せてくれたのでした。O君の優しさが伝わってきました。
園庭の緑、吹く風とO君の優しさのおかげで、レポートが仕上げることができました。副園長 田中
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