◆8月19日(土)の子ども達
2017年08月19日 土曜日
◆いっしょにやろうね (低年齢)

色んな年齢で過ごす土曜日は、普段の一日とちょっと違う顔をする姿がまた新鮮ですが、今日の低年齢には1歳児はいませんでした。0歳児のかわいい子たちの姿を珍しそうにのぞいていました。泣いてしまった様子をみて「ないちゃったんだよ~急いで急いで!」と保育士を呼びに来た〇くん。どんなふうに関わっていいか分からないけど、とにかく何かしてあげたい!そんな様子でした。そこに、いることが関わりに繋がって行くんだと感じました。
園庭遊びでは、おしろいばなを使って色水遊びに誘ってみました。▽君は保育士の側に居て「やる~」と言っていました。でも、いざやってみると割と根気のいる作業で▽君は飽きてしまいます。
「せんせいがやってよ」と袋を手渡されたので、もうやらないのかなと思い他の子の花摘みの方を手伝っていてふと顔を見たらウルウルと目に涙をためていました。
「あれ!!なんで泣いてるの?」と尋ねてみると「わかんない・・・」いろいろ質問してみて
「おはな、まだやるの?」ときいてみたところ「うん」『そっか、一緒にやりたかったんだ』気が付きました。
「いっしょにもう一回やろ~」と伝えるとニコニコの笑顔で「ウン」と答えてくれました。つい、その場の言葉だけを聞き取ってしまいましたが△くんに言葉の向こうを見ようとすることを思い出させてもらいました。U・A


◆土曜保育 (幼児)

今日は、10人の土曜保育です。
子どもたちは朝からおままごとで保育者に沢山ご飯を作ってくれたり、普段使えない組み立て玩具を使って集中して遊んだり絵本を読んだりとゆったりまったり過ごしていたように感じます。
うみグループに移動すると、蝉を二匹捕まえてきた男児がおりました。メスとオスの違いを自信満々に説明し、蝉の様子を伝えてくれます。
・今元気がないこと
・足がちぎれていること
・羽が破れていること
・一匹は飛べてもう一匹は飛べないこと
どうしてそうなのか?子どもたちと会話を楽しみました。
蝉の一生についての話や、命の話もできましたが、「蝉はオスとメスがいて・・・」と命よりも形の方が興味や関心があるようでした。
そして、逃がしてあげるときが来ました。一匹は飛んでいきもう一匹はもちろん飛ぶことが出来ずじっとしています。
そこで園庭に逃がすことにしました。
「こっちの蝉は飛べないから、最後においしい木の蜜を吸わせてあげたいの。育子園で一番立派な木につけてあげたい」
と園庭の欅の木につけましたが、体力がなくくっつくことが出来なかったようです。
「だから、地面に優しく置いておいた」といっていました。
そして、園庭では蝉取りがはじまりました。
さっきの一連の流れはなんだったの?と感じがちですが、子ども達ならではの切り替え能力と探究心に驚きます。
蝉を捕まえてばかりだった子供たちが自分で捕まえようとしたり、蝉を自ら探して、高いところの蝉は取ってもらうというように自分で、自力で成し遂げたい思いが強く出ているように感じます。
「二匹いたんだけど、逃がしちゃった・・・!」と嬉しそうです。
たとえ蝉が捕れなくても「笑顔」の〇君の「喜び」の意味を共有できた瞬間でした。
k★y
Posted in 園のこだわり