◆8月16日(水)の子ども達
2017年08月16日 水曜日
◆よく見て、よく遊ぶ (つぼみ)

梅雨のような天気が続く毎日で、そろそろ晴れ間が欲しいと感じる今日も雨様模様な一日です。
自分で行きたい所に工夫しながら移動できる子が増えてきたので、保育室と廊下の一部にソフトアスレチックの山や巧技台の山、ボールテントなど体を使った遊びを用意してみました。
張り切って廊下に出れる子や友達があそびはじめたのを見てから遊ぶ子、保育者に抱っこされて遊べる子と様々な姿を見せる子どもたち。
その子なりに前に進んでみようとする気持ちの表出タイミングが様々で性格が感じられます。
廊下に出ると、お座り四つん這いやつかまり立ち、伝い歩きに自分で立って歩くなど、みんなが身体を使いながら、友だちからの刺激を受け、やってみようという気持ちが強く感じられます。
そんな中で最近、つかまり立ちができるようになった〇ちゃんは、友だちの姿を見てつかまり立ちを楽しむと幸せそうな笑顔が見え、立って見える景色を満喫していました。
ハイハイだけでなくつかまり立ちをマスターし世界が広がったようです。
△ちゃんと◇君、☆君は、廊下だけでなく保育室でも探索が盛んでした。
ベットの柵を支えに伝い歩きをしたり水道の配管を立った所や座って見たりと様々な角度で楽しんだり、ロッカーに掴まってみたりと大忙しでした。
△ちゃんは、机つきの低い椅子の後ろにある大人用の災害用ヘルメットを見つけると、かぶりたいので声を上げて保育者に訴えながらも自力で引っ張り工夫をしていると椅子が動き△ちゃんが入れるくらいの隙間が出来ると笑いヘルメット見事ゲットしました。
嬉しそうに被りますがすぐに飽きてしまいヘルメットをその場に置いて次の場所に行ってしまいました。
すると、それを見ていた◇君。
そのヘルメットを掴むと頭にかぶりご満悦です。
遊びながらも観察し、次の遊びが出来る姿は、本当に立派でした。
その一連の姿が見れるのも成長を感じる一コマでした。
今後も一人ひとりの遊ぶ姿を楽しみにしながら色々設定していきたいと思います。
(N.Y)


◆自分で遊びを決める。 (ふじ)

今日も雨。室内遊びが続いていますが、お部屋の中でどんな楽しいことができるか大人たちは考えます。
子どもたちは雨なんてお構いなし。朝から元気いっぱいです。今日のお天気は?と聞くと「あめ」と返ってきました。雨を肌で感じて言葉と一致させて、雨を身近に感じているようです。
ふじ組の奥にあるおひさま広場には、肋木とすべり台、廊下にはコンビカーを出して身体を動かすゾーンを作りました。
ランチルームには、シール貼り遊びが出来るゾーンを作りました。
肋木は大人気。設置した瞬間、腕と脚を使ってどんどん登ります。内からエネルギーがでているようでした。すべり台はやや高めですが、登りきった達成感にあふれた表情ですべります。
コンビカーは好きな車を選んで走ります。「いってきまーす」と言って、友だちにぶつからないようにスピードをコントロールしたり、方向を変えたりすることもできるようになってきました。
シール貼り遊びは、一人一枚紙を用意してシールを貼っていきます。いろんなシールの色・大きさを用意しました。好きなものを選んで貼ります。貼り方もさまざまで面白いです。シール同士がくっつかないように貼る(重なったらはがして貼り直す)、重ねて貼る、はじっこに貼る、一列に貼る。それぞれにこだわりがあって何にもとらわれずに夢中で遊んでいました。
今日は自分のやりたい遊びを選んで楽しみました。満足するまで遊ぶと次の遊びへ。これやりたい!と自分で決めて遊ぶことで気持ちが満たされ、自信にも繋がっていくことを感じました。
(s.m)


◆小麦粉粘土をやってみたよ (きく)

今日は〇ちゃんのママが保育士体験でいらしてくれました。
いつもはパズルやブロックで集中して遊ぶ〇ちゃんは、いつもとの違いを敏感に察知し、ママにだっこを求めたり甘えたりしていました。
普段なかなか甘える姿を見せない〇ちゃんの姿に、安心したり、新鮮さを感じたりしましたが、ママとしては、なんとかいつもの姿を見たいと葛藤しながら〇ちゃんと関わり、だっこをしてもらって満足すると膝から降りて遊びだす〇ちゃんにホッとしているようでした。
今日は、ママ先生も来ているし、雨続きで外に出られず子どもたちの遊びもマンネリになってきているので、きく組になって初めての小麦粉粘土をすることにしました。
紙芝居でパンを作る話を読んでからスタート。
子どもたちの中では、初めからコネコネできるものを想像していたようですが、実際にタライに入っていたのはサラサラのもの。
「お砂みたい!」と子どもたちも夢中で触り、あっという間に手は真っ白・・・。
そこへ登場したのがゾウさんのジョーロ。
魔法のお水をかけていくと、サラサラだった粉はベチャベチャのドロドロに・・・。
子どもたちも、さすがに「手にくっついちゃった」「もういやだ」という子が続出。
「もう少し頑張ってみて!」というとだんだんと固まりになっていき、粘土のようになっていきました。
こうなってきたら、子どもたちも嫌とは言ってはいられません。
「何作る??」「アンパンマンやりたい」「オラフはどうやって作るの?」とやる気満々。
丸めてみたり、長く伸ばしてみたり、ぺっちゃんこに潰してみたりと、思い思いに形を作っていきました。
中でも、特に夢中だったのは、◇くんと△くん。
他の子が飽きてきて違う遊びに移っていく中、最後まで粘土を離さず、「洋服や体が小麦粉だらけだからシャワーをしよう」という保育士の声掛けにも、粘土を持っていくほど、気に入ってくれたようで、午後のおやつ後も「さっきの粘土は?」と言って遊んでいました。
午後の遊びといえば、普段はブロックやままごとが多い中、「粘土したい!」という子が出てきて、午前中に作ったヘビやお団子などをつくる子がいて、少しでも子どもたちの印象に残ってくれたのだなとうれしくなりました。
もちろん、どうしても触りたくないという子もいたので、そこは無理せず、次の機会に触れたいと思っています。
園に来て、初めて見ること、経験することがたくさんあると思いますが、子どもたちひとりひとりのペースで感じたり、学んだりしていけるような環境づくりを心掛けたいと、今日の様子を見て、改めて感じました。(E.Y)


◆子どもたちの世界 (たんぽぽ)

休みが終わってきた子どもたちが、「じいじのとこいってきたの~」「ぱぱとおでかけしたの~」と楽しかった休み中の思い出を話してくれました。
休み明けの子も増え今日は12人のたんぽぽぐみ。でも昨日とは休みが入れ替わり、昨日とは違ったメンバーだったので子どもたちも朝、顔を見ると「〇〇くんだ~」と嬉しそうに反応していました。
連日雨の日が続き「今日もあめか~」とつい思ってしまいますが、子どもたちは違うようです。「せんせ~今日ねえねのクラス行きた~い」「今日プール入れる?」「廊下でブーブーしたーい」と以前にやって楽しかったこと、やりたいことを言葉で伝えてくれるようになりました。
そんな中久しぶりに友達と会えてうれしかったのか部屋の中を走る子どもたちの姿が見られ「走りたい人廊下にどうぞ」というと走りたい子は廊下にいき思い思いに走りはじめ、そのうちロフトへと遊びが移行していきます。ロフトは自分で登れる子は上手に足を引っ掛け腕の力で上るのですが、登るためには順番を待たなければいけません。
そこで始まる
〇くん「〇くんが先だよ」
◇くん「僕が先だよ」
という子どもたちのやり取り。◇くんが登って逃げ切った感じになってしまったのですが、〇くんが登ろうとしてなかなか登れない姿を見つけると、「〇くんがんばれ~。よし、そうだ。」と上から応援してあげていたり、一度下りてきて「ここに足だよ」と方法を教えてあげていたり、子どもたちの「助け合い」の瞬間に心が温かくなりました。
さっきまで言い合いをしていた二人なのに、あっという間に助けたり、助けられたりと子どもたちってすごいです。言い合いをしたことなんて子どもたちにとっては小さなことなんだなと感じました。
その後も◇くんはほかの子も応援し「がんばれがんばれ、もう少し。できたね~」と言ってあげていました。
(K.E)


◆室内あそび (うみグループ)

雨の日が続き、また少人数でゆったりと過ごす日々が続いています。
1日室内で過ごす為、集中力が途切れる事なく、まんだらぬり絵に打ち込む子ども達が増えました。
昨日はレベル10を3枚もやり直しした〇くん。
1枚目ははみ出す箇所が多く、2枚目は最初の方はきれいに塗っていたのですが、最後の方で早く終わらせたいと焦る気持ちが出てきて雑に仕上げてしまい、3枚目は丁寧に取り組んで途中にしてありました。
今日も諦めずに挑戦する〇くん。
朝の集まりでも「まんだらぬり絵をやりたいです」と発表してくれる児がいたので、一生懸命に取り組んでいる姿を他の子ども達にも伝えました。
すると、最近は違う遊びに夢中になって取り組んでいなかった児も、一緒に取り組み始めました。
お友達とも沢山関わる時間がありますが、一人ひとりが集中して取り組む姿もたくさん見られ、そんな姿もとても素敵だなと感じました。(B・K)


◆恐竜博物館3 (にじグループ)

今日は15人が登園しました。
子どもたちも「今までで1番少ないね」と気づく程です。
でも、いつもよりも年齢関係なく同じ遊びを楽しんだり交流が見られ、子どもたちは新鮮なようでした。
人数が少なくても子どもたちの恐竜作りへの熱は冷めないようです。
登園するなり「絵具で恐竜に色を付けたい」と伝えてきます。
年長児の◎ちゃんが率先して取り組むと、年少児も「ぼくもやりたい」と同じように色塗りを始めました。
会話を聞いていると、「ここは青がいいね」と言う年長児に対し、「うん、いいね。こっちはピンクがいいと僕は思うよ」等、対等に会話を繰り広げていました。
そして「はやく恐竜博物館にならないかな」「そうだね。もうちょっと恐竜や木がいっぱいになったらだね」「よ~し、もっといっぱい作ろう」と話すなど、同じ目的を持ち取り組む事で、自然とお互いを認め合う関係性へと変わってきたように感じます。
また、何人かで色塗りをしている中、「そこはその色じゃないよ」「ダメだよ」等の言葉は1度も聞かれませんでした。聞こえてくる言葉は「いいねその色」「きれいだね」という肯定の言葉ばかり。
それぞれが自由な発想で取り組み、違いを認めて尊重し合う事をごく自然に行っています。
そんな子どもたちの姿に、大切な事を教えられたひと時でした。
O・Y


◆調理2 (そらグループ)

今日は昨日の続きで、ゴーヤを収穫し調理しました。
今回は、鰹節と醤油で和えたものでした。
先日のゴーヤは苦味が強く出ていました。
それでも「美味しい」といっていましたが・・・。
今日は子供達が食べやすいようにというのもそうですが、味の違いを知って欲しく調理方法を変えました。
「今日は昨日よりも細かいね!」「ちっちゃく切ってるね!」と切り方の変化に気づいていました。そして、タネを取ったゴーヤの削ぐ工程に時間をかけているとどうしてそんなに削るの?と言っていました。
ゴーヤを切っている際に「トンネルみたいだね!」「切って行くとどんどん大きくなっていくんだねゴーヤって!」(切り方が斜めになっただけ)「洞窟だ!洞窟!」「洞窟って何?」「洞窟はね〜暗い洞窟だよ!」(説明しきれていない)と子供達は今日も面白い会話をしています。
「切るの上手だね!早いね!先生!」と褒めてくれる子供もおりました。
「とんとんとんとんとん・・・・!どう?上手いでしょう?」(ドヤ顔で)
「まだ食べてない!」と。(上手いと美味いの違い)
細切りした後、お湯で苦味を取る為にボウルを使いました。
年長児1人に「給食室に白いボールありませんか?なかったらなんでもいいからって聞いてきてくれない?」とお使いを頼みました。
張り切って「僕も!」というので二人で行ってもらいました。内容が内容なので念のためということもあり・・・。
しばらくして部屋に電話がかかってきました。
保「もしもし?」
給「子供達が、白いたまが欲しいって言っているのですが・・・。おたまでしょうか?」
保「いえ・・・ボウルです」
給「笑!!そうゆうことだったんですね!」
無事に球を・・・いえ、ボウルを手に持って帰ってきました。
ボウルが球に途中で変換されたようです。本人たちに聞くと、「給食室にボールはないのは分かってたから、たまっていった!」と返してくれました。
お湯で苦味を取ると水の色は緑に変化し、匂いの変化など驚いていました。
その後は、ゴーヤに醤油を混ぜました。「醤油入れすぎじゃない?」ともも組の子供に注意されました。
出来上がったゴーヤを子供達は美味しい美味しいと何度もお代わりをしました。
そして、にじグループ・うみグループ、きくたんぽぽ、事務室、給食室に配り無くなりました。
作ったのは保育者ですがさも自分が作ったかのように振る舞う付き添った子供達の姿は笑ってしまいます。
おこぼれをもらおうとついてきた子も完売したけどまっいっかという表情でした。
さて、今日は調理ツーです。今度はどんな展開になって行くのでしょうか。
昨日食べたけど、今日食べていないそんな子もいます。
食べていないけど、見ていたり匂いを感じたり・・・。
周囲の声を聞いています。
また面白い1日が過ごせればと思います。
k☆y

Posted in 園のこだわり