子ども同士の学び
2017年06月28日 水曜日
土曜日、給食室近くで女の子の泣き声が聞こえました。
私は、事務室の中から話し声をそっと聞いていました。
年長児Hくん、年少児Kちゃん・Mちゃんが給食室にコップとお盆をもらいにやってきたようでした。
3人で来たのに持つ物は2つで、一人で持ちたかったMちゃんが「ひとり占めはだめだよ。」とHくんに言われ、持てずに泣いていたようです。
泣いていてもHくんは、いけないと思うことは、「ひとり占めはだめだよ。」と伝え続けます。
が、少し経つと「ごめんね。でもひとり占めはだめなんだよ。Kちゃんと一緒に持ちな。」とMちゃんの目線に合わせてしゃがみMちゃんの気持ちを認めてあげながら優しく伝えていました。
Hくんの気持ちが伝わったようで、Mちゃんはうなずき二人でお盆を持ち、仲良く3人で2階に上がっていきました。
自分で解決しようと頑張る年長児Hくんの姿、とても頼もしく自信に満ち溢れていました。
大人が介入するよりも、子ども同士で解決することでたくさんの学びがあります。
私たち保育者も、子どもの姿を通し学ばせていただいています。
反面、早く介入し過ぎてしまった・・・という時もあります。
そんな時は、もう少し様子を見て待てばよかった『もったいない』と思ってしまいます。
『もったいない』と後悔することのないよう、子ども同士の学びのチャンスを見逃さないよう、子どもたちをしっかり『見』『守って』いきたいと思います。
副園長 高野
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