一人ひとりを大切に
2017年06月05日 月曜日
来週の理事会にむけての書類作成の中で法人本部からの質問がありました。その一つに『子ども一人ひとりの連続した発達を保障できる環境づくり』の事例についてでした。それは『見守る保育』そのものですが、もう一度理念ブックを読み返しながら理念を確認しました。
子どもは年齢が同じでも発達の段階が一人ひとり異なります。「保育は一人ひとりを大切に」それはお釈迦様の教えそのものです。【山草二木の譬え】
お幼い子どもに対して一律に何かさせることには無理が生じます。その子にあった丁寧な保育が必要です。一人ひとりの子どもが「ここにいると安心できる」「自分の気持ちをわかってくれる」と感じられる保育園を目指しています。その実践として見守る保育を行っています。
『子ども一人ひとりの発達を保障できる環境づくり』とは・・・
◎子どもが自発的、意欲的に関われるような環境構成とそこにおける子どもの主体的な活動を大切にするための生活と遊びのゾーンに分ける。
◎こども一人ひとりの発達について理解し、一人ひとりの特性に応じ、発達の課題に配慮するため、毎月一人ひとりの発達段階をチェツクする。
◎保育者は子どもが自発的、主体的、多様な人との関係の中で活動するためために、いつでも駆け込める愛着(見守る)という存在でいる。
◎子ども同士の中で刺激し合うことから、様々な年齢との関わりを保障するため、に異年齢保育を行う。
◎子どもが自立していくこと自己の意思を表明しょうとすることを保育者は妨げないよう見守る。
◎保育者は奉仕をしたり世話をする人ではなく、一人ひとりの人格を持った尊い存在として共に生活をする。
◎3歳児クラス幼児組から【プロジェクト保育を】を取り入れる。
それはテーマを長い場合は数ヶ月~1年といった長期間、子ども達と保育者が一体となって掘り下げていく活動を保障することにより、自分の考えを主張する自主性が見につき、友だちの意見を聞き、話し合いの中から決めていく、協調性が身についていく保育です。自分の思いどうりにならないこと、自分の気持ちを整理する力が育ちます。就学までに自分たち自身で目的を見つけ出す探究心や共同生活の中で、自分の役割を見出し理解する力が養われていきます。
今年も年長組は、お泊り保育に向けて、これからこの活動が始まろうとしているところです。
昨年の『世界』をテーマにしたお泊り保育を思い出しながら、今年のひまわり組さんの話し合いがどのように展開されていくのか・・・今から楽しみです。 園長
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