礼儀正しく
2017年06月09日 金曜日
年中男児のK君が、ふらっと職員室に入ってきました。
育子園にはドアの色が4色あり、『青色の扉は、大切な仕事をしている部屋だから、用事がない時には入れない』という約束になっています。そして職員室は青色の扉です。
入ってきたK君は、私と目が合うと「あのーすみません。入っていいですか?」と丁寧に敬語で話しかけてきました。私もそれに合わせ、「ここは青い扉で、ご用がないと入れないところですが、なにかご用がありますか?」と聞くとK君はしばらく考えたあと、「あのー先生と遊びたいんです」と答えました。「そうですか、とてもうれしいのですが、仕事がたくさんあって、今遊べないんですよ」というと、「また来ます」とK君は去っていきました。
きっと本来は、私と遊びたかったわけではなく、興味があって入ってみただけだと思います。K君が咄嗟に考え出した答えに感心しました。
それにしても、敬語での会話になったこの出来事は、言葉遣いを考える機会になりました。綺麗な言葉には、綺麗な言葉で返したくなります。敬語は、相手を敬って使う言葉です。私にとって子どもたちは、尊い大切な存在です。敬語を使って話すのが本来正しいのかもしれません。
K君に大切なことを気づかせていただきました。
保育主任
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