稽古と練習
2017年06月02日 金曜日
子どもたちと毎日を共にしていると、『これは、どうしてもやってほしくない行動』も見られます。
殆どのことは、『自ら体験し学んでいるプロセス』『すべて必要のある大切な経験』と捉え、見守ることができます。しかし、自制心のコントロールができないため、ヒートアップしたまま、なかなか冷却できず、思い切り相手の心や体にダメージを与え続けてしまうことがあります。
そんな時には、その都度関わっていきますが、私は、きっと関わるタイミングが遅いほうだと思います。子どもの心を信じ、なるべく自分で気づいてほしいと願っているからです。でも、いつもこれで良かったのか・・・、と悩みます。
ある方に『稽古と練習の違い』ということを教えて頂きました。練習は、『決められたメニューを消化し、向上を図ること』。一方稽古は、『師匠に教えてもらいながら内面的にも向上し、本質を見極める力を付けること』・・・。と大きな違いがあるそうです。
経験しながら学んでいくこと、そして教えてもらって身につけていくこと、両方が大切であることを教えて頂きました。
子どもたちに善悪の判断や、自制心を育んでいってもらうために、経験を見守るとともに、自分を大事に、そして相手も大事にできる心を伝えていくことも大人の大切な役割だと感じます。
保育主任
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