◆6月30日(金)の子ども達
2017年06月30日 金曜日
◆色彩 (ドイツ)

視察研修4日目。
昨日は午後、ミュンヘンからレーゲンスブルグ市へ移動、レーゲンスブルグ市役所へ行き、市長さん自ら出迎えて頂きました。
今日はレーゲンスブルグの保育施設を視察しました。外観も中も白を基調としています。そして、自然の色を大切に、床は黄色で「あたたかさ」、周りは緑「落ち着き」を表し環境を整えていて、優しさを感じました。
午後は、学童の施設見学、そして、夏祭りの時期で、実際にその施設で行われている夏祭りに参加してきました。夏祭りは日本の夕涼みのような感じで、園庭で食べ物を売っていたり、ゲームが出来たり、また、バンドの演奏があったりしました。私も屋台で美味しいウインナーが挟まったパンを食べました。
レーゲンスブルグの旧市街地は、市ごと全部が世界遺産になっていて、石畳の道なと、どこかへタイムスリップしたかのように、きれいな街です。そこからも、色彩のすばらしさを感じます。こういった観点からも、幼児からの、環境の大切さを感じました。(T.Y)


◆えがおの連鎖 (つぼみ)

今日は7人のつぼみ組でした。雨模様だったので、お部屋でのんびり過ごしました。
朝保育の時から、それとなく一緒の空間にいたり、同じもので遊んでいた〇ちゃんと△ちゃん。偶然なのかもしれませんが、なんとなく意識しているようにも見えました。
〇ちゃんが絵本を手に取ると、それをジッと見て△ちゃんも手に取り一緒にペラペラと絵本をめくってみたり。そのあとはそれぞれ気になったものへ向かい遊んでいましたが、そのあとまたお互いが近くにきたときに積み木で同じように音を出して楽しんでみたり。
その後、肋木をお部屋の真ん中に出してみると、中に入って楽しそうにする△ちゃんを見てそれに誘われるように勢いよくハイハイしてきた〇ちゃん。顔を見合わせて笑う二人。
そんなほんわかしたあたたかい雰囲気に包まれた楽しそうな空間に気付いたのか、□ちゃんもちょっとずつ近づいてきました。
肋木に掴まりながら〇ちゃんたちや保育士がいる方を覗き込み、一緒の空間・楽しいことを共有していることがとても嬉しいようで足をグングン動かして身体を揺らしながら満面の笑みを浮かべていました。
その笑顔につられるようにみんなニッコニコです。
一緒がうれしい、たのしい、居心地がいい、そんな風に感じてくれている瞬間に触れられることに幸せを感じています。
こんなに小さくても、お友だちや身近な保育士の存在をしっかりと感じて、自分から世界を広げてみようとしたり、関わろうとする力を感じるたびに本当にすごいなぁと子どもたちの笑顔に触れながら感じました。
S.S


◆子どもたちの社会 (ふじ)

朝から雨模様。梅雨らしいジメッと暑い天気です。
天気のせいか、子どもたちも疲れがたまってきているように感じます。
今日は室内で遊びました。
シール遊び・廊下であそぶ子、園内探検に行く子、ホールであそぶ子。
それぞれの場所で楽しんでいく子どもたちはやはり輝いています。
友だちとの関わりが楽しい子どもたちは顔を見合わせ名前を呼んで一緒になって楽しみます。
〇くんと▽くんは最近一緒になって遊ぶことが多いです。2人ともお兄ちゃんがいるので遊び方も似ています。電車や働く車も大好きです。楽しくなっていくと段々とヒートアップしていき笑い声も大きくなったり、たまに手や足が出てきて激しくなることも。。やりすぎだよ・優しくね。など力の加減も伝えていきます。関わりを通し感覚や力加減・相手の気持ちなども気付いていけたらと見守っていってます。
そんな二人の様子をみてまざっていくこともあります。そうやって関わりが増えていき社会性が確実に広がっていることを感じます。
まだまだ始まったばかりのふじ組の社会ですが広がりが見られこれからが楽しみです。
t*s


◆かして~ (きく)

朝からのしとしと雨・・。子どもたちは窓をのぞいて「おそといけないね~」とつぶやいています。保育室でも楽しく過ごせるのは子どもたち同士で関わることができるからなのも一つですね。きく組の保育室で楽しんでいますが、目新しいおもちゃも用意してみました。何人かの子が「やりたいな~」といいに来ましたがおもちゃ数とやりたい子の数が合いませんでした。
「まっててねー」「終わったら貸して」のやり取りも聞こえてきますが、「やだよ~」や言葉にならずについつい手が伸びる姿が出る子も・・・
〇君「かして」
▽ちゃん「まっててね」
〇君「やだよ。いまがいい」
こんな会話はこの年齢でよくあることですし、互いに主張し合っている姿はたくましくも感じます。どんなふうに展開するかなと見つめていると少し椅子をずらす▽ちゃん
▽ちゃん「どうぞ」
一緒にやろうと誘ってくれました。〇君照れくさそうに、にやにやとしながら隣に座りに行きました。
保育士「嬉しいね」
と声をかけると、いつもなら「うれしくない!」とかえってくるところ
〇君「うん・・・」
とはにかんでうなずきました。そのあと二人は一つのおもちゃを協力しながら楽しんでいました。うまく気持ちが通じるときそうでないとき・・・悲しくなってしまうときいろいろきっとあるんだと思いますが、いろんな気持ちから「やったね」と嬉しい気持ちを見つけて一緒に喜んでいきたいと思います。U・A

◆遊びの中で学ぶこと (たんぽぽ)

「今日のお天気は?」「あめ~!」と朝の会で、元気のよい答えが返ってきました。
雨だから、外では遊べないね。なにをしようか?
ということで、大きな模造紙を用意してみました。
準備をしているうちから、「なにするの?」「もう、やってもいいの?」と興味津々の子供たち。ソワソワしながら、椅子に座って待っていました。
準備を終えると、一斉に書き始めました。赤、青、黄の3色のクレパスで大きな丸を書いて楽しむ△くん。顔のようなものを描く☆ちゃん。自分の目の前をグルグルと塗りつぶす〇くん。
それぞれ、書いているものは違っても、クレパスの使い方の力強さ、ダイナミックさは同じようです。
今日は、そのお絵かきの上に絵の具で色を付けてみました。
「ダイナミックに・・・」やりたかったので、まず子どもたちはスモックを着ます。
水色とピンク、好きな色のほうに座りいざ。
手の平に絵の具を付けてペタペタと塗っていきました。
「きもちいね」「たのしいね」「つめたいね」と子どもたちの笑顔は止まりませんでした。
最後の紙は、ピンクと水色の2色を使いまたペタペタと。「むらさきだ」と発見する△ちゃん。今日使用したクレパスは、赤、青、黄色。絵の具は、ピンクと水色。そして、混ざり合うとむらさき。
遊びの中で、色についても知る良い機会です。
お絵かきをしないという選択をした児もいます。おままごとコーナーや電車でじっくりと遊んでいました。牛乳パックで作った椅子を積み上げて、倒れるのを楽しむ児もいました。
そこでは、「1.2.3.4.5」と数を数えて遊んでいます。
数字について知ることができます。
色、数字だけではありませんが、遊びの中で自然に学んでいくことはたくさんあると思います。けれど、覚えていく時期は子どもそれぞれ。興味のある時に、うまくに関わっていけたらと思っています。(M.C)

◆様々な経験 (うみグループ)

今日は、〇〇くんのお父さんが保育士体験を行ってくれました。
朝の集まりで、お父さんから「どんな仕事をしているか」を含め自己紹介をしてもらいましたが「〇〇のお仕事をしています」と言った途端、子どもたちは「えーすごーい」と大興奮でした。
お話だけでも子どもたちにとって貴重な体験となりましたが、なんと〇〇くんのお父さん…今日は「子どもたちのために」と、仕事で身につけている帽子を持ってきて子どもたちに被らせてくれました。
これには子どもたちも大喜び。
「すごーい」と感動し固まる子や「僕も大きくなったら〇〇になるんだ」と、未来の自分を想像し目を輝かせる子もいました。
朝の集まり後は、お部屋で遊びましたが「僕もほしい」と、帽子制作を行う子の姿もありました。
見守る保育10ヶ条のなかに
「子どもは、多様な大人、子ども同士の体験から、社会を学ぶこと」
とありますが、子どもが自ら学び成長していける素敵な環境を〇〇くんのお父さんの力をお借りし保障することができました。
これからも、子どもの学び・成長につながる環境を大切にしていきたいです。
(T.N)
◆天の川 (にじグループ)

もうすぐ七夕です。今日は七夕に関する紙芝居と絵本を読み、由来について話をしました。
子どもたちが1番興味を示したのは天の川です。「見たことない」「星の川ってすごいね。見てみたいな~」と口々に言います。
「では天の川を作ってみようか?」と言うと、「作りたい」と意欲を見せました。
「宇宙には星があるよ」「月も」「土星を描きたい」「太陽と地球も描こう」「火星もだよ」次々に声が上がる中、こんなやり取りも・・・
○くん「宇宙怪獣描きたいな」
☆くん「宇宙怪獣なんか描いたら天の川にならないよ」
◎ちゃん「本当にいないものは描かないで」
○くん「わかった・・・」
子ども同士でルールを確認しながら作業は進んでいきました。
まず、クレパスで星や月を描いていき、その後に先日行ったドリッピングという技法を使って天の川を表現していきます。
『黄色・白・青・水色・ピンク』の5色の絵の具をそれぞれペットボトルの中に入れ、蓋に小さな穴を空けてペットボトルを振り、画用紙の上に垂らしていきます。
2回目という事もありコツをつかんでいるようでした。
「きれいだね」「本当の星みたい」「絵の具がいっぱい出すぎちゃった」「でも流れ星みたいになったよ」
絵の具が星の粒のように描かれていき、子どもたちは歓声を上げます。
「ここはもっと黄色にして星をいっぱいにしよう」「白い星がちょっとしかないね」
「じゃあ白の絵の具を使おう」
見たまま感じたままに色を足したり、描かれていく模様や絵の具の混ざり合いを楽しむ子もいれば、ただひたすらペットボトルを振り、絵の具が飛び散るのを楽しむ子もいました。
完成した作品を見下ろし「天の川だね」と興奮気味の子どもたち。
天井を覆うように作品を飾ると、「ここは僕が描いた」「こっちは▽ちゃんがピンクの絵の具したの」とご満悦な表情でした。
ぜひ、また取り組んでみたいと思います。
O・Y

◆四角・三角・星 (そらグループ)

いよいよ今日で6月も終わり。今日は、雨の為一日室内で過ごしました。
朝は、子ども達が好きな歌を数曲歌った後、輪になってアンパンマン音頭を踊りました。
昨日、形に興味をもち定規や分度器を使って絵を描いてみたので、つながりのあるものを提供してみようと思い、七夕の笹飾りづくりを誘ってみました。
折り紙で星を作ってみることにしました。四角い1枚の折り紙を四等分にします。小さな四角の折り紙4枚をすべて三角に折ります。そして最後その三角を組み合わせて一つの星をつくります。制作過程でハサミやのりも使ったのですが、扱い方はどうか改めて一人ひとり関わることが出来ました。
星を作り終わった後は、提灯や天の川などを作りました。提灯や天の川はハサミで切っていくのですが、最後まで切らず残す部分を作らなければなりません。もも組の子ども達が特に提灯づくりに挑戦している姿が多く見られました。頭では分かっているけれど、最後パチンと切ってしまって、しまったとしばらくショックを受け…。それでももう一回つくると挑戦しようと粘り強い姿に感心しました。出来上がった後はとてもいい表情でした。
折紙の他にはシール貼り、ブロック、絵本、お絵かきなど好きな遊びに向かっていました。
保育士体験のお母さんもいらして充実した一日となりました。(K.Y)


Posted in 園のこだわり