◆6月16日(金)の子ども達
2017年06月16日 金曜日
◆たくさんの刺激 (つぼみ)


◆「しゃーしゃー」を待つ。 (ふじ)

1.2.3組みんなで園庭に出て遊びました。
気温が高くなってきたので、ひんやりした砂や水の感触が気持ちいいのか、砂場や水道付近が人気です。高い所に登ろうとする挑戦する面白さを味わっている子どももいました。体力や筋力がついてきたと同時に、心の成長もよくわかります。
砂場では砂でご飯づくり。そこで泥団子づくりをしてみると、手のひらを出してくる子ども。小さな手に泥団子がのっかると、不思議そうに見つめます。その感触と重さを感じているようでした。ご飯づくりをしている自分のお皿にのせて満足そうな子ども。落として壊れる様子が楽しい子ども。感じ方や遊び方も様々でした。
「しゃーしゃー」と言って道路を見ている子どもがいました。どうやら先日見た、道路を掃除する車を待っているようです。他の子どもも来て「しゃーしゃーないね」「しゃーしゃーくるよ」と会話をしていました。子ども同士お互いに同じ出来事を覚えていて共有していました。
その車は来なかったのですが、壁に穴を発見した〇くん。「ありさん、おうち」と言います。先ほど地面にあるアリの巣の存在を知ったばかりでした。今自分がみている穴をアリの巣と繋げていることに驚きました。正解不正解の枠に収まりきらない学びがあることを実感します。大人の私では発想しなかったことを教えてもらいました。そういう小さいけど貴重な発想をキャッチしていきたいです。
(s.m)


◆いま休憩中だよ (きく)

☆くんが蟻を見ていると、近くにあった葉っぱを拾い、そこに蟻を上手に乗せていました。◎ちゃんもその様子を見て、「先生、蟻さん葉っぱに乗ったよ」と嬉しそうに見ていました。この場所には、蟻がたくさんいたので、しばらく二人は様子を見ていました。
◎ちゃんが「アリさん探そう」と☆くんを誘って、園庭を歩きながら地面を見て、探していました。いろいろ探して、最後には丸太の所に来ました。そこで、「蟻さんいないかな」と言いながら、丸太の上に◎ちゃんが座り、それを見た☆くんも座りました。
保育士が「蟻さんいた」と聞いてみると、◎ちゃんが「今、休憩中だよ」と言いながら、下をペロリとだした、可愛らしい◎ちゃんでした。☆くんも「休憩中」と言って、二人で嬉しそうに笑っていました。
子どもたちの休憩の方法も様々であると感じさせて頂きました。
また、子どものコミュニケーション能力がまた一つ幅が広がっていたことに、とても嬉しく感じました。
そして、◎くんと☆くんの嬉しそうな姿を見て、保育士も一緒に笑っていました。このような笑顔の溢れる園生活を、子どもたちとこれからも送っていきたいと感じさせて頂きました。(K・K)

◆教えてあげるね (たんぽぽ)
今日は砂場が人気です。
おだんごづくりに燃えました。
最近お部屋でも粘土遊びをよくしているのですが、くるくるくるっと丸める手の動かし方を覚えたので、上手なおだんごがつくれます。
粘土みたいなくるくるくるではないけど、きれいな球体に喜びを感じているのか砂場でも丸く丸くおだんごを作ろうと日々取り組んでいるようです。
砂場では、ぎゅっぎゅっぎゅという握りの手の動作です。
小さな手の平にちょうどの量の砂を乗せ、手のひらをくぼませながら程よく力を入れて握っていく。
大人には簡単な動きですが、力加減が難しいのかなかなかおだんごにはなりません。
ギュッギュしているうちにつぶれていたり、手のひらのくぼみが浅すぎていたりで球体にするのは難しいのです。
何度目かの練習ののち見事に出来たおだんごを、ちょっと得意顔でみせてくれました。
それをふじ組の♡ちゃんがちゃんと見ていたようです。
わたしもつくる・・・
こうやってこうやって・・と手を交互に返しながら作り方を見せてくれる☆ちゃんの手元を♡ちゃんはじっと見て、同じように砂をのせた手を合わせながら同じように手を動かしていました。
「教えてあげるね。」そんな2人の様子がとても素敵で、優しい空気が漂っていました。
コンビネーションでは珍しいメンバーが上から声を掛けてきました。
普段あまりコンビネーションでは遊んでいない◇君です。
◇君にどうやって上ったの?と尋ねると、すべり台からおりたら教えてあげるねと返事がきました。
◇君はすぐに滑り降りてきて、太鼓橋にスタンバイします。
後ろにいる私にチラチラ視線をなげかけながら、こうするでしょ、それからここをこうするでしょ・・・と実況中継をしながらおしえてくれました。
さすがの身のこなしです。
「見てみて~」から「教えてあげるね。」と変わってきた子ども達の発言の中に自信に満ちた達成感を見ることができました。
どくだみの花をよく摘んでいる〇ちゃんは、匂いがくさいことをしっています。
でも、お花はかわいいからよく握りしめています。
その匂いを嗅がせていたずらしようと計画を立てたようで、なにやらにやにやしながら笑顔いっぱいで近づいてきました。
目はきらきらしていました、(N・S)
◆ママ先生 (うみグループ)

今日はひまわり組の★くんのお母さんが保育士体験に来てくださいました。
子どもたちも昨日から「明日は★くんのママがママ先生だよね」と楽しみにしていたこともあり、もも組さんを中心に★くんママの周りには子どもたちが集まっていました。
粘土遊びをしているときには自分の作ったものを見せようと「ねー、見て。何に見える?」とみんなで順番に言ったり、お米とぎをするときには「こうやってやるんだよ」といつもやっている手順を伝えてみたりもしていました。
自分たちは育子園の先輩だという気持ちもあるのか園庭でも「ここにはこれがあるんだよ」「あっちには…」「これしようよ」と少し得意げに案内していました。
気温が高いという事もあり今日も水遊びを楽しむうみグループの子どもたち。築山から水を流して川や池を作り、水をすくったり、撒いてみたりとびしょびしょになりながら楽しんでいました。時には「工事中でーす」と言って川の整備をしていたりと水遊びの中でも様々な遊びがあります。
虫探しでは、葉っぱに乗っていたカメムシを見つけて枝でつつき落とし、枝にくっつけ皆で観察をしてみました。「この前見つけたやつと違うね」「ねーねー、カメムシみつけたんだよ」とお互いに思った事を話し合ったり、自分たちより小さな子が見ようとしているときにはその子の目線の高さに合わせてあげたりしていました。虫を通して子どもたちの成長を感じる今日でした。
「次はだれのママ・パパが先生になるのかな」といつも子どもたちは待ちわびています。
年に一度は保育士体験を通して園での子どもたちの成長を見て頂けたらと思います。ぜひご参加お待ちしています。(k.h)

◆ 子どものアンテナ (にじグループ)

6月の中旬が過ぎ、来週はプール開きが行われます。
これまで無事に過ごせた事への感謝と安全祈願の為、大聖堂に参拝に行ってきました。
朝の集まりでは散歩のルールについて話をします。
交通ルールと共に、相手が話をしている時はしっかり話を聞く、自分で考え行動する事の大切さも伝えていきました。
散歩中は、子どもたちにとって楽しいもの・好きなものに満ち溢れています。
バスやパトカー、植物、自動販売機、ビール工場のフォ―クリフトと魅力満載。
「あっ、パトカーだ」「このジュース好き」「フォ―クリフトが動いてる」と目をキラキラさせながら歩く姿に、大人とは違うアンテナを持ってる事を教えて貰います。大人に取っては見慣れた光景も、子どもにとっては楽しさに満ち溢れた世界である事を毎回実感します。
大聖堂の長い坂道をダッシュして駆け上った後は、気持ちを落ち着かせて参拝へ。
少し興奮気味だった子どもたちも、聖堂の中ではしっかり約束を守り、静かに手を合わせていました。
参拝後は聖堂内の広場で遊びます。
カーペットが敷き詰められた広い空間を元気に走り回る子どもたち。
笑い声をあげながら、鬼ごっこやかくれんぼ、氷鬼を楽しみました。
あまりに走り過ぎて大人も子どもも汗びっしょり。むしろ外より暑いくらいです。
そこで、水分補給は建物の外の日陰で取る事にしました。
帰りは疲れを見せる子もいれば、まだまだ元気いっぱいな子もいます。
「また来たい」「今度はどこにお散歩かな?」という声も聞こえました。
今後も天候や体調を考慮しながら、子どもたちにとって、『楽しい』『嬉しい』という気持ちで満たされるような時間を考えていきたいと思います。


◆向き合う (そらグループ)

今日も園庭と室内にて遊びました。
今週末は父の日だということを子どもたちと話していると、
「お花をプレゼントしてあげたい。」
と○○ちゃんが言いました。
野花を見つけるため、園庭へ出ました。○○ちゃんの姿を見た子どもたちも何人かで園庭を回って探していました。摘んで良い花とそうでないものの違いを見分けながら、いろんな色の花を摘んでいました。
お友だちと一緒に探そうという気持ちがあるため、誰かがお花を見つけると「あった。」と皆で喜びつつ、取り合いになるという繰り返し。取り合って泣く児。摘みたかったものを我慢する児、自分の持っているものをお友だちに分けてあげる児などの姿を見る中で皆がそれぞれ園庭に散らばって探せば何もなく自分の分が摘めるのにと思いました。
しかし、最後お部屋へ帰る時に、「よかったね。」「パパ喜んでくれるといいね。」と喜んで帰る子ども達を見て、お友だちとの葛藤やその時に湧き起こる気持ちと真剣に向き合っている姿がすごいなと思いました。
いろんなことがあっても最後にはよかったね、と笑顔な子どもたち。その時マイナスな感情が沸き起こったとしても、マイナスなままではなくプラスに変換していく力が子ども達の中で自然と備わっている姿に感心しました。(K.Y)


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