◆6月2日(金)の子どもたち
2017年06月02日 金曜日
◆見て感じる(つぼみ)

園庭に出る前の一コマです。
保育者が園庭で遊べるように靴下ケースや帽子などいつもの場所に移動し、園庭遊び前の準備をしている様子をよく見ていた〇ちゃん。
自分の帽子を大切そうに抱えて、靴下ケースを指差し声を出しています。
靴下を渡し、つま先だけ入れてあげると靴下をつかみ引っ張ろうとする姿を見せます。
何度か行うと「やって」と言っているかのように靴下を渡してきました。
毎日の中で、遊びながら保育者の動きを見ていて、外へ行く時の様子が分かっていることが感じられました。
その姿を見ていた△ちゃんも真似て靴下を履こうとしていました。
友だちの姿は、魅力的だったようです。
各々が準備を終えて一人二人と園庭に出て来ると、遊びながら周りの様子をよく見ています。
座って見える景色は、常に刺激的なようで動く人や風で揺れる木々など目に入るものすべてをよく見つめとても忙しそうです。
そんな中、〇ちゃんと初めてコンビネーションのトランポリンに座ってみました。
すると、その姿を見ていたふじ・きく・たんぽぽのお兄さん、お姉さんが代わる代わる来ては、〇ちゃんのために、優しくジャンプして揺らしてくれます。
時折、揺れが大きくなると驚く〇ちゃんですが揺れが心地よく楽しそうです。
声をかけられると保育者に見せる表情とは、また違う表情で無言でもこの時を楽しんでいるようでした。
一年前や二年前に自分がやってもらったことを今、やってくれるお兄さん、お姉さん。数年後には、〇ちゃんもやってもらう側からやってあげる側になるのかと感じる一コマでした。
園庭に出て遊べる子が少ないことがまだ多く、個々のリズムが大きいなかで、園のリズムにも随分と慣れて、「眠い」「お腹がすいた」「おむつが汚れて不快」「抱っこしてゆっくりしたい」など様々な要求を出してくれる子どもたち。
不快から快になるお昼頃から本領を発揮するかのように玩具に手を伸ばし遊びだします。
その姿は、魅力的で友だちの隣に移動してくると同じように遊び始めます。
友だちをみて同じようにやってみようと体を使い、その子なりに工夫を見せます。
同じ空間を楽しんでいました。
来週は、もう少し友達が登園してきて、友達同士の関わりが見えることを楽しみにしていきたいと思います。
(N.Y)


◆朝保育の時間 (ふじ)

朝、7時過ぎに登園してくる子が2人。特に一緒に遊んでいるわけではないのですが、お互いがいることで、ちょっとさみしい朝の時間の安心になっているようで、ほっとした表情で遊んでいるように見えます。どちらかがいないときは、探すようにきょろきょろしています。今日もお互いの存在を感じながら、朝の静かな時間を過ごしていました。
朝イチメンバーの一人、〇くんは、カエルに興味があり、保育士が園庭でエサを探していたり、虫かごにエサを入れていると、よく見に来ます。今朝も、「カエルさん見ようか。」と声をかけると、うれしそうにうなずいたので、カエルを一緒に観察しました。
今日のカエルは、とっても元気。透明の壁を登ったり、あちらこちら歩き回っているので、子どもも見甲斐があります。「カエルさん、カエルさん!」と保育士に教えてくれたり、一緒にカエルのうたを歌ったりと、小さなカエルさんにたくさん楽しませてもらいました。
段々と子どもたちも増えてきて、賑やかになってきました。今まであまりカエルには興味のなかった△ちゃんたちも、今日のよく動くカエルには興味津々。やっとカエルらしさの出てきたカエルを、じーっと20分以上も眺めていました。
カエルと一日でも長く一緒に過ごすためには、食べ物が必要。ということで、園庭に出ると、さっそく〇くんを始め、数人を誘ってエサ探しに出ました。飛ぶ虫はかなり捕獲も大変だし、虫かごに入れても、飛んで出ていってしまうかも・・・と、アブラムシ系を探すことに。
園庭の奥のほうに行きながら、「カエルさんは、虫を食べるんだよ。」と話しますが、わかっているのかいないのか・・・。一生懸命探す保育士につられて、子どもたちも「いないねえ。」と葉っぱを覗き込みます。しばらく探すと、アブラムシがたくさんついた茎を見つけました。ぽきっと折って、子どもたちに見せますが、小さすぎてどれが虫だかわかっていない様子。「ほら、これ。たくさんいるよ。」と見せると、じーっと見て「おおーすごいー。」と手を叩く□くん。保育士のアピールにちょっと気を使って、無理に驚いてくれた感もありますが・・・。
「カエルさん、食べてくれるかな~。」などと言いながら、虫かごに入れました。保育士と一緒にお世話をしていくことで、子どもたちなりにカエルの命について、感じてくれたらと思います。
(T.M)


◆自然のすべり台(きく)

今日は、園庭で遊びました。
築山に集まっていた子どもたち。
「せんせい、のぼろうよ!」「たっちで降りれるよ!」とたくさん誘ってくれました。
始めは、言葉通り、駆け上ったり駆け下りたり、ハイハイで登ったり降りたりをしていただけだったのですが、時間が経つにつれて、少し遊びが変化していきました。
子どもたちなりに登りやすい場所を見つけたり、傾斜がきついところでは、足が滑ってなかなか上までたどり着けず、途中で滑り落ちてしまうのですが、それ自体が子どもたちの遊びの1つとなり、「また落ちちゃった」「がんばって!!」と笑い合いながら話したり、「つかまって!!」と手を伸ばしてお友だちを助けようとする場面も見られました。
そんな遊びを繰り返しているうちに、子どもたちは一番滑りやすいところも発見しました。
「ここ、すべり台みたい!」と嬉しそうに何度も滑っていました。
園庭には立派なすべり台があります。
もちろん、それも楽しいと思うのですが、自分たちで見つけた自然のすべり台は格段に楽しいようで、いつもよりもたくさんの笑顔が見れたような気がしました。
これから夏本番。戸外で元気に遊ぶ機会も沢山あります。
子ども達発信の遊びが沢山楽しめるよう、保育士も自然の物を子ども達が取り入れやすい環境を整えていきたいと思います。(E.Y)


◆シャワーが始まります(たんぽぽ)

だんだんと暑くなり、少し疲れが出てきた金曜日。ゆっくりとマットの上にゴロンとする児もいますが、全く疲れ知らずの元気な児もたくさんいます。
最近、保育士とというよりも友だちと楽しいことを。という姿がたくさん見られます。
おままごとの場所では、〇くんと△くんがボウルにたくさんの食材を入れて、大きな布に包んで「おでかけいこうよ」と相談していました。ボウルを包むことも自分たちで頑張っています。なんとか包めたら、「行こう」と出かけていきました。
お出かけが終わったら、また協力して綺麗に片付けも出来ました。
ブロックの場所では、〇ちゃんと☆ちゃんが車にたくさんの人を乗せてお出かけ。
「せんせ~みて」と嬉しそうに教えてくれました。
園庭に行くと、早速泥んこ遊びを始める数名の子ども達。バケツにどろんこを入れて『チョコレート』を作っていました。「もっとおみずいれようか」「まぜようよ」などなど相談しながら楽しんでいます。
自分がやりたいこと、相手がやりたいこと、上手く聞き入れながら遊べる児も出てきました。
想いが通らない時もあります。どうしても譲れない時もあります。
そんな時は、どんなふうに伝えたらよいのかちょっと手助けをしています。
そうしていく中で、友だちと同じことをしていく楽しさを味わっていけたらいいなと思います。
6月より、シャワーも始まります。どろんこ遊びで汚れた児だけでではなく、汗をかいたらシャワーを浴びていこうと思っています。タオルの準備はもちろん、連絡帳への印の記入も忘れずにお願い致します。(タオル・印がない場合、シャワーできませんのでお忘れなく)
今日は、みんなで足をさっぱりと洗いました(M.C)


◆動き回る(うみグループ)

今日は天気も良かったので聖堂までお散歩に行きました。
朝の会で「今日はお散歩に行きたいと思います」と伝えると「よっしゃー」「やったー」と大盛り上がりでお散歩にいくときの準備、歩道を歩く時の注意事項、聖堂の屋上で遊ぶ時のお約束などを保育士が話すと聞き漏らさないようにいつもより真剣な表情で聞いてくれていました。
朝の会が終わるとけがをしないようにきちんとみんなで体を動かしてからお散歩に行く準備に入りました。園庭で名前を呼ぶ時には避難訓練の時よりもはきはきと返事をしていて、見るからに楽しみにしていることが分かるぐらいでした。ひまわり組の子どもたちはもも組の子と手を繋いでくれ頼もしい姿が見られました。
さあ、いよいよ出発。
横断歩道の所ではきちんと「右、左、右…」と声に出しながら車などが来ていないかを確認し、歩道を歩くときにも壁側に寄って道をあけます。歩道を歩いていると壁側にひまわり組の子がいることに気づいた〇ちゃんは「あ、ひまわり組さんはもも組さんをまもらないと」と言ってすぐさま壁側にもも組の子を連れていき、改めて手を繋いで歩き始めました。
歩いて行くと工事現場がたくさんあり「ほら見て、ショベルカーが上にのってるよ」「ほんとだー」「あっちにはトラックもいるね」「あそこには大きな石があるよ」と子どもたち同士で興味津々です。そんな散歩道もお友だちと会話をして歩いていたらすぐに聖堂に着きました
。
そして、うみグループ恒例の坂道かけっこをやりました。
こどもも大人も本気です。これは譲れない戦いです。
「位置について、よーい…どん!」と言う保育士の掛け声に反応しみんな足を上げ走りだしました。坂道なので走るのは少しつらいですがペースを考えて走った◇くんが子どもの1位。
総合優勝は★保育士です。
大きな御仏様に挨拶をした後に屋上に向かうと屋上でのお約束を確認してから思い思いの遊びを楽しみました。追いかけっこをしたり、だるまさんが転んだをしたり、お茶を飲んだり、休憩したりと様々。
沢山体を動かして育子園に帰る時にはみんな口数も減り足取りも重くなっていましたが、給食のデザートがスイカを言うのを知ると「スイカだって」「やったー」と今までの疲れた雰囲気はどこへやら。着替えてすぐさま給食に並び、今日のお散歩のお話に花が咲きました。
スイカパワーがこんなにもすごいことを改めて知った今日でした。
(K.H)


◆シャボン玉 (にじグループ)

昨日の夕方、新しいお友達がにじグループに来てくれました。
金魚の稚魚です。保護者の方に頂きました。ありがとうございます。
朝の集まりで図鑑を通して稚魚の話をしました。
餌はなにを食べるか調べると、アカミミズ・金魚のえさと書いてありました。
しかし、稚魚はとても小さいです。
自分たちより大きい食べ物はみんな食べるか、聞くと「たべない」「きって食べる」と教えてくれました。
また図鑑を通していろんな種類がいることなど子どもたちと調べていきたいと思います。
また今日は天気もよかったため、お散歩に行くことを話しました。
「やった」と大喜びの子どもたちです。
まず行き先はどこにいくかを聞きました。
「せいびこうえん」「せいびやまこうえん」「大聖堂」「蚕糸の森」「方南公園」「和田公園」「私の家の近くの公園」「本五ふれあい公園」と教えてくれました。
遠い、近いなどの考えがないため、少しづつ絞ります。
なにしてあそびたいかを聞きました。
「すべりだい」「ブランコ」「ボール」「自転車」「シャボン玉」「フラフープ」です。
他に行き帰りと遊びの体力のことも考え、遠いと判断された公園を削りました。
そして子どもたちが一番『やりたい』が多かった意見は「シャボン玉」でした。
そのため近くの本五ふれあい公園に決定しました。
遊具に乗って遊びたかった子どもたちは不満な表情も見せます。
園庭で使っている玩具も少し持っていこうか、という案には賛成してくれました。
早速、支度を済まして集まりの場所に再度集まってもらいました。
年長児・年中児が並ぶ中、年少児の子どもたちも並んでもらいました。
年少児のお友達と手をつないであげて、と伝えると自らこのお姉さんがいいというように手を繋ぎに行く子どもや、「きて、一緒に手をつなごう」と積極的なお兄さんの姿と見られました。
お部屋で一緒に過ごす仲間としてお互いに信頼し合えているんだなと感じた瞬間でもありました。
みんなで下へ降りると、ホールの御仏さまにご挨拶をして、いざ出発です。
子どもたちは久しぶりの散歩でもあり、ご機嫌で美容院のおばさんに「おはようございます」「いってきます」と話したり、マンションのペンキを塗るお兄さんに「頑張って」と子どもたちが言います。ペンキ塗りのお兄さんはその度こちらに顔を向けてくださいました。
またより一層テンションが上がった相手は京王バスの運転手さんです。子どもたちは芸能人に会ったかのように「みて、京王バスの運転手さんだよ」とみんなに話してくれました。
本五ふれあい公園に着くと、たくさんの他園の子どもたちがいました。
お約束を話した後、仲良く遊ぼうね、とお話をすると、各々の遊びたい方向に走る子どもたち。
大人気はシャボン玉。
人数分の数はないものの、しっかりと順番を守って楽しみました。
他には氷鬼や石探し、女の子たちはお花で指輪作りを楽しみました。
氷鬼はあまりにも広い広場であるため、「つかれちゃう」と汗をダラダラ流しながら楽しみました。
帰りの道中でも、京王バスに釘付けになったり、「このお店ママときたことある」「あれが中野富士見町だね」と建物などにも興味を示しながら、会話をして育子園に戻りました。
最初は不満に感じた子どもたちも楽しい散歩となりました。
また次回も子どもたちと場所や目的を話し合ってお散歩にいきたいと思います。
(A,Y)



◆日は公園へ (そらグループ)

昨日に引き続き、今日は方南公園へ散歩に行ってきました。
「今日もお散歩にいってみようかと思うけど、みんなどうかな。」と子どもたちに聞いてみると「行きたーい。」「今度は公園に行きたい。」など子どもたちは嬉しそうでした。
散歩へ行く際の約束を確認し、しっかり歩いて行けるようにミッキー体操で準備体操もしました。
散歩に行く準備をしていると、「先生、もも組さんと手を繋げばいいんだよね。」としっかりと年下の児を守ってあげようとするゆり組の○ちゃん。道中でも壁側にもも組の子を誘導してあげる優しいお兄さんお姉さん達の姿が目立ってきました。
方南公園に着いて、まずは遊んでいいところや遊具で遊ぶ際の約束をみんなで確認しました。その後は、滑り台、ブランコ、虫探し、追いかけっこなど、園庭とは違った環境で思いっきり遊んできました。
昨日よりも少し長い距離を往復しましたが、最後までしっかり歩いて帰って来れました。
4月の頃よりも間隔を開けて歩いたり、走って前との距離を詰めたりという姿が減り、段々とお散歩が上手になってきたように感じます。
1回目よりも2回目、3回目と回数を重ねていきながら、散歩に行く楽しさと共に道路を歩く際の約束も身についていくように関わっていきたいと感じました。(O.Y)


Posted in 園のこだわり