優しさや温かさは
2017年05月30日 火曜日
今朝、出勤前にご近所のAさんと少し話すことができ、一緒に住んでいる孫娘さんの話を聞かせていただきました。「子どもにとって‘優しさ’や‘よい習慣’が身についたりするのは何ですかね?」とお聞きすると、「孫娘は、もう社会人になっているんですよ。夜休む前には必ず、手を取って『おばあちゃま、おやすみなさい』と言ってくれるんですよ。わたしも『ありがとう、おやすみね』と言うの」と嬉しそうに話してくださいました。孫娘さんとの話を聞いた後に、私はとてもあたたかな気持ちにならせていただきました。
教育的立場にいると、「相手に何を伝えようか、身につけてもらおうか」という思いが強くなります。今朝のAさんは私の「子どもにとって‘優しさ’や‘よい習慣’が身についたりするのは何ですかね」と言う問いに対し答えてくださったのが、孫娘さんとの日常のふれあいの事でした。そして「いつも、何をしてあげたら喜んでもらえるかな、何を作ったら美味しく食べてもらえるかな」と思っているんですよと話されました。
Aさんの孫娘さんとのふれ合いの中に直接的な目的意識は存在していなかったように思われます。お互いに自然な行いとして‘おやすみなさい’‘おはようございます’のあいさつが交わされているのです。孫娘をいとおしむ思いが心の中に種として植えられ、優しさや温かさが孫娘さんにも表れたのだと思わせていただきました。
育子園においても子どもが元々持っている豊かな感性が、保育者による献身的な関わりによって育まれています。毎日の朝礼では、子どもと感動を共にしている保育者の話しで元気に始まります。 副園長 田中
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