◆5月29日(月)の子ども達
2017年05月29日 月曜日
◆一人ひとりのペースを大切に (つぼみ)

今日は、お休みが多く少々淋しいつぼみ組。
朝から眠くなる子、保育者に抱っこされる子、座って様子を見る子といつもよりも、ゆったりのんびりな今週の始まりです。
起きている子たちは、日差しが強くなる前に園庭に出ました。
いつものように様々な状態で外気浴を楽しむ子どもたち。
遊びながら、目に見えるものや聞きなれた保育者たちの声の方を向いて声を出すなど「今あるもの」「感じたもの」をその子なりに教えてくれるかのように反応してくれます。
そんな中、保育者が歌う手遊びに反応した〇ちゃんと△君と◇君。
歌に合わせ保育者がぱちぱちと手を叩くと△君が真似て、それを見ていた〇ちゃんが保育者と△君の反応を見ながら真似て同じ動きをして笑っていました。
それを見た◇君も仲間入りし、短い時間で音はありませんが「同じことをして楽しむ」という体験をしました。
友だちや保育者という自分以外の「他」という存在を知り、たくさんの刺激を受けて「今」を楽しんでいるようでした。
今後も一人ひとりがゆったり、のんびりのペースで「今」を楽しんでいけるようにいつもアンテナを張っていきたいと思います。
(N.Y)

◆みてみて! (ふじ)

今日も園庭で遊びました。
久しぶりの園庭では、砂場が人気です。暑いので砂の感触も気持ち良く感じます。シャベルとバケツを持つ姿をよく見かけました。バケツの中の砂を入れて楽しむ子ども、その友だちの様子を見て一緒に歩いている子どももいます。
スコップですくった砂を見せて「みてみてー」とアピールしてくれる子どももいます。
虫もたくさんでてきました。子どもたちが今一番注目しているのは、アリさん。「ありさんは?」「ありさんいないねー」とじっくり地面を見て探しています。玩具ではなく動いている生き物が、不思議で興味津々なようです。
お部屋にいるおたまじゃくしにもなんと変化がありました。子どもたちと一緒にまた共有してみようと思います。保護者の皆さまも子どもたちと一緒にお迎えの時にぜひご覧ください。
(s.m)


◆ミミズってどこにいたの (きく)

今日は、園庭で☆くんが、ミミズを見つけてみんなに見せながら保育士も交えて話している様子を写真に撮りました。
☆くん:「先生、ミミズ見つけたよ」
保育士:「すごいね、2匹いるね」
☆くん:「ニョロニョロしてるよ」
◎ちゃん:「あ、ミミズだ。見せて」
☆くん:「良いよ。ミミズだよ」
◇くん:「どこにいたの」
☆くん:「これ(シャベル)で見つけたんだ」
◎ちゃん:「どうやったの」
☆くん:「こうして(掘る真似をして)掘ったんだ」
保育士:「土の中にいたの」
☆くん:「これで(シャベル)お団子つくってたら、そしたらいたの。先生、ミミズって黒と紫だよ」
保育士:「そうだね、黒に近い色が多いね」
保育士:「ところで、お団子はできたの」
☆くん:「・・・・あ、忘れてた」
みんなで話し、楽しいひと時を過ごしました。
☆くんが、砂場でお団子を作るために、シャベルで掘り返したことから、ミミズが見つかったことで、子どもたちは様々な思いや疑問を言葉にしていました。その疑問を保育士がすぐ答えを言うのではなく、ミミズを実際に見てみたり、どこにいたかを一緒に考えながら、少しづつ共に学び、成長していくことが大切であると感じました。
自然とそこで生きている生き物を園庭で直接見て学び、そこで感じたことを子どもたちが話し合う環境が大事であると思いました。そこから、虫や鳥などに興味を持ち、少しづつ生き物に対しての関わり方(生態、思いやりなど)を学んでいくのではないかと感じさせて頂きました。(K・K)
◆ スクスクと育っています (たんぽぽ)

お休みが明けた月曜日、たんぽぽ組のみんなと育てている物がスクスクと育っています。
今、子どもたちが興味津々で毎日何回も覗いている「カエル」。おたまじゃくしの頃にたんぽぽ組に来ました。足が生え、手も生え、しっぽが短くなり、先週末には小さいけれど立派なカエルになりました。朝からカゴの中を一生懸命覗き、「跳んでるね」と子ども同士楽しそうです。まだまだ、成長を見守りたいと思います。
プランターに植えたルッコラやモロッコいんげん、えだまめも順番に水やりをしてお世話しています。園庭に行く前に枝豆を観察していた〇ちゃん。伸びているツルを触りながら「ガンバレガンバレお~ま~め」と声援を送っていました。早く大きくなってねという〇ちゃんの気持ち、十分伝わったでしょう。
お部屋では、ブロッコリースプラウトが出来ました。先週末はまだ、ちょっぴり芽が出ていただけなのに、あっという間に食べ頃です。
給食の時間に、みんなで試食。「いりません」の子もいましたが、採れたてのお野菜を味わいました。
ベランダでは、もうひとつ。あおむしが育っています。先週はまだ、黒い幼虫だったのに今日園庭に行く前に見てみると、立派なあおむしになっていました。それも5匹も。
緑の葉っぱに紛れていましたが、△くんは「いたよ」とすぐに見つけツンと触っていました。
これもまた、無事ちょうちょになるまで見届けたいと思っています。
虫、野菜、さまざまな成長を通して色々な事を感じてもらえたらと思います。(M.C)


◆「あつまれー」 (うみグループ)

今日は、室内あそび、園庭あそびを行いました。
子どもたちは、朝の集まりが終わると、ぬり絵やお絵かき、ブロック、恐竜フィギュアなど自発的にあそびを見つけ楽しみます。
お部屋の一角では、数人の子が集まりゲーム遊び(大根抜きゲーム)も行われていました。
このゲーム遊び。以前は、年長児中心に行われていましたが、今日は、年少・年中児が協力し合い進められていました。
「大根抜きやる人この指とまれー」
覚えたての方法で仲間を集める年少の〇〇ちゃん。
「手つないで、こうやるんだよ」
年中の△△ちゃんは、集まってきた子にルールを教えてくれました。
人間関係の広がりはもちろん、自然と役割が決まっていくこと、子どもたちのたくましさに成長を感じ嬉しい気持ちにさせられました。
これからも子どもたちの成長を温かく見守っていきたいです。
(T.N)
◆飼育 (にじグループ)

休み明け、虫かごの中を見ると、残っていたおたまじゃくしがカエルになっていました。おたまじゃくしはあと一匹のみになりました。
そこで図鑑を見ていた子どもたち。カエルのエサを調べていました。
そこにはミミズやハエなどどんな種類の虫でも食べると書いてありました。
しかし、生きたエサが手に入らないときには、小さくした豚肉や鶏肉の生肉をあげるといいと書いてありました。それを見て、給食室の先生に聞いてみようとなり、給食室に行きました。今日は特別に少しだけ残っていたとのことだったので、いただくことができました。
喜んで帰ってきたもも組の子どもたち。生肉をあげてみることにしました。
少しだけ、カエルのそばに置いて様子を見ました。
・・・「たべないね」
何で食べないのか問いかけてみました。
「おなかいっぱいなのかな」「おなかいっぱいなのかもね」
「まだちっちゃいからかな」「あかちゃんだと、たべられないのかな」
などという言葉が出てきました。
しばらく様子を見ていくことにしました。
そのあと園庭に行くと、また図鑑を持ってきたもも組の〇くん。
何で持ってきたのか聞いてみると、カエルのエサを探すためだったそうで、カエルはまだ小さいから、小さい虫を探してみると言っていました。
お部屋でのことがつながっていました。
こうやって生き物を通して、見るだけでなく、図鑑で調べたりしながら「飼育」というところに気持ちが向いてきている姿が見られ、以前の亡くなってしまった虫からの学びがつながっていると感じました。
これからも一緒に調べ考えて、飼育していきたいと感じます。
(H.K)


◆自分たちの力で (そら)

今月も残り僅かとなりました。
「そろそろ梅雨だね。」と○ちゃんが言いました。雨が沢山降る時期に入る前に園庭で思い切り身体を動かしたり、虫や植物に触れたり今の時期ならではの遊びを楽しめたらと思います。
今日は年長児が集まって、お泊り保育について話しました。
まず、始めに7月にある年長さんだけのお楽しみは何かということを聞いてみました。すると、
『ファミリースポーツデイ』
『遠足』という声が挙がります。
子どもたちにとっての特別な楽しみは沢山ありますが、それぞれの行事を春・夏・秋・冬の四季にあてはめていきました。夏と言えば…
「お泊り保育だ!」と子どもたちの目が輝きました。まず始めにお泊り保育とは、お家の人と離れて一日年長児と大人で過ごすことだということを話しました。子どもたちがイメージするお泊り保育とは何かということを聞いてみました。
・一人でお風呂に入る。
・一人で歯磨きをする。
・みんなで楽しくご飯を食べる。
・食べ終わった食器を自分で洗う。
・お風呂を一人で洗う。
・ベッドをみんなで準備したり片付けたりする。
・着ていた洋服を洗って干す。
子どもたち一人ひとりの意見には、いつもおうちの人に何気なくやってもらったり、一緒にやったりしていることは何かを思い出しているように感じました。そして。『おうちの人と離れて自分たちの力で一日過ごす。』という気持ちの強さが感じられました。
心に残る素敵な思い出になるよう引き続き子どもたちと話し合う場を設けていきたいと思います。(K.Y)
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