◆5月26日(金)の子ども達
2017年05月26日 金曜日
◆ボールハウス (つぼみ)



◆やりとりを通して (ふじ)

今日も雨で室内であそびました。
雨が大好きなカエル。
ふじぐみにはおやつの時たまにカエルのペイプサートが登場します。
みんなでカエルの歌を歌いながら見ています。
そこで最近、本物のおたまじゃくしをむかえました。
足が少しはえていたおたまじゃくし!!
少しずつ足がはっきりしてきましたが今日見ると少し手がはえてきていました。
カエルになる日はいつかなぁ?と楽しみにしています。
今日は頭囲・胸囲を測った後、それぞれ分かれて遊びました。
小麦粉粘土をしたり、ホールで楽器あそびをしたり、廊下で車に乗ってあそびました。
廊下で車に乗ってあそんでいた〇くん。消防車にのりたかったものの一歩の差で△くんが先に乗ってしまいました。乗ろうと思っていた〇くんだったのでもちろん消防車を取ろうとします。△くんも先に乗ったので取られそうになって必死です。
〇くんに「消防車が乗りたかったの?」と聞くと車を握った手はそのまま「うん」と答えます。「そっか、欲しかったら『かして』だね」と言うと少し考えた〇くんは握った手を離し、手をそえながら「かして」と言いました。
もちろん使っていた△くんはすぐには貸してくれません。
すかさず、「〇くん『かして』って言えたね、すごいね」と言うと「ん?」と振り向き嬉しそうな〇くん。
△くんにも「〇くん貸してほしかったんだって」と言うとう~んと悩む表情に。
お互いの気持ちがわかってきて、そんなやりとりをしているうちに他の消防車がおきました。〇くんは気持ちも新たにその車に乗りにいきました。
お友だちとの関わりが増える中、おもちゃの取り合いも比例するかのように増えてきます。
「かして」「いいよ」のやりとりが理想ではありますが、なかなかそうはいかないのも事実です。
お互いの気持ちを大切にし相手を思いやれる気持ちが育っていけるよう、まずは私たちからお互いの『欲しかった・使いたい』など気持ちを尊重し受け止めてあげることが思いやりの第一歩になるのではと感じてます。
関わりを一つひとつ大切にしていきたいです。
t*s


◆お約束 (きく)

連日の雨で、子どもたちも残念そうですが、今日も室内で過ごしました。
天気が悪かったり、室内で遊んでいると、大人も子どももイライラしたり、気持ちが落ちてしまいがちです。
そこで、朝の集まりの時に「お部屋で走ったりしたくなったら、相談しに来てね」「大きな声を出したくなったら、相談しに来てね」と約束しました。
走りたくなった子にはいつでも体が動かせる場所を準備し、大声を出したくなった子にはきくの前のベランダは屋根がついているからそこで発散!と考えて、室内遊びスタート!!
始めてみると、約束がちゃんと理解ができたのか、走る子も大声を出す子もいません。
もちろん、イライラしてのトラブルはたくさんありましたが、それでも約束を守れたことにビックリです。
また、シール遊びのコーナーでも、約束をしてから始めました。
それは、空のシールの台紙はここに入れることとそれ用の受け皿を用意したことです。
いつもしている約束ですが、つい先日までは、シールが残っていても受け皿に入れてしまったり、机の上や床にそのままポイ捨てしたりしていたのですが、今日はシール遊びをした子全員がちゃんと受け皿の中に空の台紙を入れて、床には一つも落ちていませんでした。
まだ小さいから・・・と、どうしても手を出してしまいたくなる2歳児。
でも、子どもたちは確実にお兄さん・お姉さんの階段を昇っています。
ならば、一緒にいる大人がそういう心で接していかないといけないなと、今日の子どもたちの姿を見て、改めて感じました。
お約束を守れたから良い子・・・というわけではありません。
保育士の話を聞いて、理解しようと考え、行動出来たことに拍手を送りたいと思います。
(E.Y)

◆助け合い (たんぽぽ)
雨の為今日一日たんぽぽ保育室で過ごす事にしました。
たんぽぽ保育室には、電車・ブロック・おままごと・絵本・パズルなどいろんな遊びがありそれぞれコーナーに分かれています。
そこでは子どもたちが自分の好きな遊びを選んで「今はこの遊びがしたい」と遊ぶ姿が見られるのですが、好きな遊びも定着してくるとその遊びに集中してあそべるようにもなってきて、好きな遊び同士の関わりも増えてくるようになってきました。
どの学年にもいる電車好きの男の子たち。たんぽぽぐみにももちろんいます。ですが、好きな電車遊びがただできればいいというわけではなくなってくるようで、電車をたくさんつなげたい、電車を走らせて「通りまーす」と電車ごっこをしてみたり、それぞれがいろんな遊び方に発展させて遊んでいます。
それぞれが自分なりに楽しくあそんでいるわけですから、時にはぶつかり合ってどちらも折れようとしない瞬間がやってきます。たくさん同じような電車があるので誰がどれを使っているのか分からなくなって「〇くんのだよ~」と電車の取り合いが始まります。力比べのようにとった方の勝ち。
落ち着いたかと思えばさっきまで全く気にしていなかった駅を「〇くんのだよ~」と取り合い。△くんが勝ち取ったのですが「みんなで使おうよ」と声を掛けても「ぼくのだよ」と一点張り。ですが△くんが持っていた先はおもちゃ箱。取り合いしている時はどちらもどうしても負けたくないという気持ちが強かったようです。
でもお互いに力だけではなく「ほしいよ」「やめて、はなしてよ」と言葉で言えていたことが偉いなと思いました。他の遊びでもこういった取りあいはありますが、言葉で言えるようになったり、取られる気持ち、取ってしまった気持ちも少しずつ理解し学んでいけるといいなと感じました。
ことばもまちまちなので私たちもしっかり気持ちを受け止めていけたらいいなと思います。
(K.E)


◆自分の物とみんなの物 (うみグループ)

今日の朝の共有の時間では、雨とわかっていながらも「園庭で氷鬼したいです」「もし晴れたら、午後園庭に行きたい」「園庭でトランポリンしたいです」と戸外遊びを楽しみに登園してくる児がたくさんいました。
室内遊びの時間はそれぞれ自分の好きな遊びのコーナーへ行き、保育士やお友達との関わりながらじっくりと遊びこむ児が多く見られました。
机上遊びでは、あじさいの花を折り紙で子どもたちと作り始め、女の子が中心となり集まってきました。
最初は大きい折り紙。次に小さく切った折り紙で作りました。
そばでお絵描きをしながら見ていた児は「それ簡単にできる」と言いながら、お友達に「やって」頼まれたり、保育士が「教えてあげて?」とお願いされると「かしてごらん」と得意気にやってみせてくれました。
最初は「先生、どうやるの?」「やりたい」と保育士を目がけていたのが、少しずつやり方を覚えた子どもたちが先生役になり、子ども先生がたくさん増えて、子ども同士で作り上げていきました。
子どもたちが作った沢山のお花を台紙に貼っていき、みんなで一つのあじさいが出来上がると、今度はお家にもって帰れるように「自分のを作りたい」と言い出す児が出てきて、それぞれが自分のあじさいを作ったりもしました。
自分の物とみんなの物も区別をはっきりさせたいという思いが強くみられ、「これは〇〇のだから持って帰っていい?」「これはみんなのなの?」「これは〇〇ちゃんのでしょ。自分で作ってね」という会話が飛び交っていました。
皆で作る作品も楽しんで取り組んでいますが、それと同時に自分の作品として見てもらい、「一人でこんなにすごいの作れるんだよ」と認めてもらいたいという子どもたちの思いがあることを感じました。
それを受け止め、伝えられるような関わりや掲示をし、一人ひとりの作品を大切にしていきたいなと思いました。(B・K)

◆変化 (にじグループ)

今日は室内で過ごしました。
これまでデカルコマニーや、はじき絵で絵具に触れてきた子どもたちですが、今日は『にじみ絵』を行ってみました。
赤・青・黄色の絵具を用意し、水で濡らした画用紙に絵具を筆で垂らし、色の広がりや混ざり具合など色の変化を楽しむ色遊びです。
朝の集まりが始まる前に、保育士が年長児の〇くんと一緒に行いました。
何をしてるんだろうと興味を示す子どもたち。続々と集まって「やりたい」と伝えにきます。
集まりの時に改めてにじみ絵について話をし、その後順番に取り組んでいきました。
最初はおそるおそる絵具を垂らしていた子どもたちですが、色がにじんで混ざり合う様子に
「見て、こんな色になった」「むらさき色に変わったよ」「なんでこんな色になるの?」と驚きの声をあげます。
そこからは積極的に筆を動かすようになり、「これ虹みたい」「きれいだね」と子ども同士声を掛け合っていました。
順番で行う為、待っている子たちはゾーン遊びをします。
待っている間にその遊びに集中して、そのまま遊び続ける子もいますが、今回は自分で遊びを切り上げ「もう絵具やりたい」と言ってくる子がほとんどでした。
色の変化や不思議さに子どもたちは「もっとやりたい」と意欲を見せます。
何枚も取り組み、その度に小さな驚きを積み重ねて楽しんでいるようでした。
色の変化を感じれば感じる程に『次はどうなるだろう』と意欲が高まるようです。
また、色の変化から虹をイメージした子が、「次は虹を描いてみるね」と言って再び取り組んでみたり、思ったよりも絵具が混ざってしまいイメージした通りにならなかったりと、にじみ絵ならではの体験を味わっていました。
今回にじみ絵を通して、子どもたちの驚く表情や興味・意欲が高まった瞬間など、とても興味深い姿を見る事が出来ました。
今後もにじみ絵や様々な絵具遊びを体験し、子どもたちと共に色々な発見を楽しみたいと思います。
O・Y


◆答えの出ない「今」 (そらグループ)

今日は雨でしたので室内遊びです。
朝の集まりでやりたいことを昨日のうちから伝える子供達がおりました。
明日の予定を立てられる子供達の姿を見ると嬉しく感じます。
目的を持って園に来ている子供達が沢山増えて行くように環境設定を工夫したり、当たり前の日常の流れに遊びを入れてみたり楽しめればと思います。
子供達のやりたいことの提供と共に、金曜日の片付けも行いました。
ロッカーの片付けとお道具箱の片付けです。
毎週行うことにより子供達の意識も少しづつ付いてきているようです。
片付けの定着や整理整頓の意識が持てるよう見守っていきたいと思います。
子供達の姿に合わせて、午前の片付けから午後の片付け、個々に片付け、個人に任せる方向へ移行できたらと思います。
室内が綺麗になった後、子供達同士でどのゾーンを片付けたかを確認し、拍手をしました。
何もやらなかったと言う子供もおりました。
「ね〜○くん遊んでいるよ!」
「○君遊ばないんだよ!」
子供同士でそんな声が飛び交います。
片付けをしたくても何をして良いか分からない子供たちもいます。
どうしてもふざけたり、うろちょろしたり・・・。
子供達には、何をしてよいか分からない時は聞いてね!と伝えてあります。
その子に合わせて、このお仕事をしてくれないかな?と頼むこともあります。そうすると率先してやる姿も見られる事があります。
何もしない子は何もしない理由があります。その瞬間の対応を考えていく必要があります。
室内遊びでは折り紙ゾーンで紫陽花を作りました。
細かい作業をひたすら繰り返し花びらを作ります。
女子に大人気ですが、男子もひっそり行なっていたりと、微笑ましいです。
絵の具ゾーンでは綿棒を使って絵の具遊びをしました。
導入の際に、保育者が太陽と雨を描いてみると「なんで晴れているのに雨なの?」「たいようあるじゃん!!」と笑い出したので、実はここに雲さんが来て〜太陽さんは泣きました〜と描きながら言うと大笑いでした。
自由画とはいえ保育者の描いた絵を真似て似たように描いているのを見て、導入の失敗を感じます。
その反面、繰り返し、絵の具遊びの提供を行う事でそれが解消されればと思います。
「なんかペンみたいだね!」
「さかながそらをとんでいる〜!」
「あ、ゆきにしようかな〜あめにしようかな〜?」
「はーとかこう〜!」
「ぼくはね〜おやまかいたよ!」
「おうちかいたよ!」
子供達は描きながら物語を作っていました。
子供達の模倣する力や表現する力も見られました。
人気のゾーンは順番待ちがあります。
今日も順番を待つ子供達はじっくりじっくり、今か今かと待っていました。
やりたいと言って来た時にはもう切り上げている時間になってしまい「やりたかった!!!」と落ち込む年長女児。
その後も何度も絵の具ゾーンを覗き込みやりたかった!!!と言います。片付け中も後ろからやりたかった!と言い続け、給食をもらうのが一番最後になっていました。
それでも切り替えていました。勿論、午後の活動でも来週でも用意は出来ます。
今までの過程を見て年長女児には、また今度ねと伝えていきました。
今日の関わりがプラスになっていると信じてみたいと思います。
k★y


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