◆5月11日(木)の子ども達
2017年05月11日 木曜日
◆ホッと一息 (つぼみ)

今日はとっても良い天気。起きている子たちで中野車庫の方までグルッとお散歩に行ってきました。
大通りの方を行くと、次々に車やバス、自転車や歩く人が通って行きます。子どもたちは何を見てどんな風に感じているのでしょうか。じっくり観察していたり、まどろんでいたり、気持ち良くてスヤスヤ眠っていたり、近くに停まっていたバスを目で追っていたり。
いつもとは違った場所を満喫して園に戻りました。
体調を崩していて一週間以上休んでいて久しぶりの登園だった〇ちゃん。
きっと不安でいっぱいだろうなと思ったのですが、朝から保育士にぺったり。抱かれながらふわ~っとまどろんでいて、なんだか気持ち良さそうで、気が付けば夢の中・・。10分程で起きましたが、それだけでスッキリしたようで、一緒にお散歩に出かけることができました。
少し思い出し泣きをしても、保育士に手を伸ばして『だっこして』のアピール。
ギュッと抱きしめると顔を保育士の身体にピタッとくっつけ、「ふぅー」っと一呼吸。
久しぶりの場所、でもしっかりと覚えてくれていたようです。
少しでも〇ちゃんが安心できる場になってくれているのかなと思うととても嬉しく思います。
ひとりひとりにとって、いくじえんが、つぼみぐみがそんな場所になってくれるといいなと思います。
S.S


◆園庭で元気いっぱい遊びました。 (ふじ)

夏日和な1日でした。昨日外遊びが出来なかったこともあり、園庭に出たふじ組の子どもたちは嬉しさいっぱいで駆け出していきました。
〇くんは砂場で使う型カップを3個積み上げ大事そうに持って歩いています。砂場の横にある手すりのついた小さな山にゆっくりゆっくり上り頂上から砂場を眺めしばらくして山を降りて行きます。足でブレーキを掛けながらおりますが時々ブレーキが効かず、しりもちをついてしまう〇くん。2回ほどチャレンジしますが難しいようです。
再び頂上に着くと何やら降りる方向を見て考え込んでいます。少しして持っていたカップをポーンと投げ落とし、両手で手すりを持ちゆっくり降りて行きました。普段だったらおもちゃを投げた時点でおもちゃを投げる事を危ないと伝えるところですが、〇くんの様子を観察していたことで何かを考えていることに気付き、〇くんの考えた事を肯定することができました。子どもの創造性をまるまる受け入れ、子どもから学ばせてもらえた瞬間でした。
◇くんはこいのぼりの陰をみつけ何だろうと不思議そうにしています。風でこいのぼりが揺れるのをじっと見ていた◇くん。生き物のように見えたのでしょうか?「こわい」と少し離れた所から見続けています。こわいと言いつつ大好きなかけっこっを始めると今まで怖がっていたのが嘘のようにこいのぼりの陰をおもいっきり踏みながら走り回っていました。走り終わるとまた「こわいね」と。子どもにとって遊びは怖さにも勝るようです。
(K☆H)


◆お散歩を楽しんで (きく)

今日は、良い天気でお散歩日和だったので、散歩カートに乗る子どもと歩く子どもに分かれて、散歩に行きました。
はじめは、園の外回りを散歩しました。たんぽぽを見たり、工事中の様子を見たりして、楽しみました。
そして、そこから地下鉄車庫まで電車を見に行きました。歩きながら、走っている様々な車を見て楽しみました。会話もはみながら、目的地に到着すると、遠くから「カ゛タン、コ゛トン、ガタン、ゴトン」とだんだん大きくなる音。話をしていた子どもたちも静かに耳をすませ、目の前に電車が大きな音で通過していく様子を見て、「うるさいね」「かっこいい」「運転手さんは」「赤い電車だよ」など、子どもたち同士で、会話をしながら楽しさを共有していました。
目の前で見ることができたので、すごい迫力に、ジャンプしたり、手を振ったりして喜びを表現していました。保育士と子どもたちと一緒に、また一つ思い出を作ることができました。
帰りは、カートに乗っていた子どもと歩いていた子どもと交代して帰りました。はじめて、地下鉄車庫までお散歩に行きましたが、子どもたちは一生懸命歩き、楽しむことができました。
子どもたちは、お散歩で普段の園生活とはまた違う景色を見ることにより、会話の幅や興味の幅も広がり、感性が広がり、日常の中で遊びに取り入れていくように感じました。その時の楽しかったことを、言葉にしてお父さんやお母さん、お友だちになど伝えることにより、「伝える力」「話の起承転結」「季節感」「その子自身が何に興味を持っているのか」など、話を受け取る側も一緒になって楽しめるように感じます。
そうしたことから、子どもも大人もお互いに学び成長しているように思います。これからも、子どもたちが、何に興味を持ち、どう遊びに行かせるような支援をしていくかなど、これからも考えていきたいと感じさせて頂きました。(K・K)

◆たくさん歩きました (たんぽぽ)

久しぶりに、お散歩に行きました。「電車を見に行こう!」とミッキー体操前には、お部屋の玩具も綺麗にお片付け。ササッと支度をして、人数確認、ご挨拶をして出発です。
けれども、なかなかスムーズにはいきません。
「いかないよ~」と遊び続ける〇ちゃん。
「いく~」と行きたい気持ちが大きすぎて、支度もせず裸足でベランダに飛び出していく〇くんと△くん。みんなの支度が終えた頃、慌てて靴下を履いていました。
行かないと言っていた〇ちゃんも行く気になり、準備も終え、いよいよ出発。
ミッキー体操を終え、朝の会をして、ここまでで10分。
階段を降りて、誰と手をつなごうか・・・やっと園を出発するまでにさらに7~8分。
散歩に出るまでには、20分ほどかかります。
けれど、これも成長かなと思っています。ふじ組のころ、履かせてもらうことも多かった靴下や靴を自分で履くようになり、お散歩といえば散歩カーに乗り、誰と手をつなごうかと揉めることもなかったのが、ほぼ全員歩いていくようになり。
きっと、経験を重ねることで出発までの時間が短くなっていくのでは・・・と期待しています。
さて、今日は地下鉄を見に行ってきました。お友だちや保育士としっかりと手をつないで。
15分ほどかかって到着し、3本の電車を見ることができました。
電車が来るたびに大興奮。思わず、「ばいば~い」と駆け出す子もいる程でした。
キラキラしたとってもいい笑顔でした。
帰り道、育子園の近くでやっている工事現場にも立ち寄りました。以前行った時とは違う工事車両にこれまた大興奮。大きな音が出るたび、「わぁ~」と歓声。
寄り道してよかったなと思える瞬間でした。
寄り道をしたので、帰り道は25分程。
今日は、たくさんたくさん歩きました。そのせいか、みんなぐっすりです。(M.C)

◆ スクラッチ (うみグループ)

今日は、室内遊び、園庭遊びを行いました。
今週からクレパスを使った自由画を行っていますが、こいのぼり制作の時同様、描いた後に「もっとクレヨンでお絵描きしたーい」という意欲的な声が聞こえてきます。
普段から、クレパスに触れることができる環境を用意していますが、きれいな画用紙に描くということが特別で、子どもたちの意欲につながっているようです。
今日は、子どもたちの「やりたい」という気持ち、今後の更なる意欲につなげていくために「スクラッチ(ひっかき絵)」という技法を提供してみました。
画用紙いっぱいに好きな色を敷き詰め、その上を黒いクレパスで塗りつぶします。その後、爪楊枝や竹ひごなどの棒で削ると下地のカラフルな色が浮かび上がります。
下地を描くのも大変な作業ですが
「みてー手が黒くなっちゃった」「いろんな色があってきれい」
と、目を輝かせ取り組む子どもたち。
一生懸命、絵に向かっていく姿、笑顔を見ていると観ているこちらまで楽しい気持ちにさせられます。
今日は、選択せず「見て」参加している子もいましたが、本当に温かい雰囲気のなか楽しく行うことができました。
これからも子どもたちの笑顔溢れる環境をつくっていけたらと思います。
(T.N)

◆探究心 (にじグループ)




今日は、室内と園庭遊び、身体測定をしました。
身体測定では、クラス順に行います。
その時に、必要な一連の動作があります。
1、挨拶をして(ノックをして)部屋に入ること~子供達は元気よく「おはようございます!」「失礼しまーす」と入ってきます。挨拶はとても大切です。朝目覚めた時に家族との挨拶が一番最初に行われることと思います。そこでの延長線が保育園でのあいさつにつながっていきます。コンコンコンとノックをする事も、公共のトイレに入るときなどの社会性のマナーなどにもつながります。また、終わったら、「ありがとうございます」と声に出してみる事など、感謝の気持ちを伝えたりする事が大切な事となる事もあります。
2、上履きをそろえる事~「ちゃんと並ばないとダメだよ!」と声をかけ会う子供達がいます。そこでも脱いだものをほったらかしにしない事や、きちんと揃えるという整える大切さがあります。そうすることで心も整っていく事にもつながります。また、次の人が心地よく並べられるように配慮する思いやりの気持ちや、再び履く時の履きやすさにも関係します。
3、脱いだ洋服を畳むこと~「先生出来たよ!」「チャンピオン?」と嬉しそうです。「出来ないー!」という時もあります。洋服を脱ぐことが出来るようになるという発達に達した子ども達は、次にそれを畳むという事が次の発達への一歩ともいえます。お風呂に入る前など衣服を脱ぐ際、脱ぎっぱなしではなく裏返しを戻したり、畳んでみるなどの時間を設けていく事も園と家庭の繋がりとなります。そして、その際に個々に合わせた必要な援助や声掛けを大切にしています。
4、計測中は静かにしていること~「シーだよ」「きこえないよ!」と声を掛け合ってくれます。今は話してはいけない時間や場所など必ず理由があります。子ども達は理由を知る事で理解し、自発的な行動が生まれてきます。映画館や美術館でも制限があります。沢山の場所で必要不可欠な事でもあります。
5、自分の名前を言うこと~緊張してしまったりする事もありますが、張り切って言っています。
今日も沢山の出来事の中に、当たり前に使っている言葉がポイントとなっていました。
こんな場面もありました。
○さん「せんせいはおじいさん?」(唐突に)
△さん「○ちゃん、せんせいの手みてみて。おばあちゃんだったら、ここ(手の甲)にせんがはいっているんだよ!」(私の手を指さし)
○さん「じゃぁ、ちがうね!」(見た目じゃ分からなかったようです・・・)
○さん「せんせい、はち!あぶないよ!」(園庭の白いバラを見ていると)
△さん「でもね~、はちさんは~いちごのおしごともするんだよ!たいへんなんだってはちも!」(二人の関係は本当に学び合っている姿です)
○さん「あ!くも!さわりたい・・・!から、とって!」(触りたいのに、捕まえるのは嫌なようです)
○くん「この虫何?ヤモリが食べる?」
○さん「ヤモリって小さい虫食べるんだよね?」
そんなやり取りをしていた子ども達が園庭で汗だくになって捕まえた虫は、アリでした。
保「何捕まえられた?」
子「え?ありだよ!」
保「!!?あり・・・?!」
子「え?だって小さい虫って言ってたじゃん!!」
今日も「言葉」は難しいです。
k★y

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