◆5月1日(月)の子ども達
2017年05月01日 月曜日
◆一人ひとりのペースで… (つぼみ)

入園して、1か月が過ぎました。
園の生活にも慣れ、登園してくると「遊ぶよ」と言わんばかりに気になる玩具に手を伸ばし遊びだしたり、保育者に向かって声を上げて何かを伝えようとしてくれます。
保育者が話をすると相槌をするかのように「あー」「うー」と発してくれるようになりました。
今日も午前睡する子とテラスと園庭に出て遊んでみました。
保育室の扉が開くと誰よりも一番に扉に向かい出て行く〇ちゃんですが、保育室からテラスの境目やテラスと園庭の境目となると積極的に動くには、少々違うようで世界を広げるまでによく観察しています。
ハイハイで進んだかと思うとその場に座り込み、じっくり見つめ、前に出たり、止まったりを繰り返します。
園庭に出たいのかと「おいで」と誘ってみるものの同じ動作を繰り返すばかりでしたが…。
少し経つと変化が見えました。
目の前でふじ組の子が遊び始めると行きたくなったのか、自分から前に進み保育室前のすべり台まで移動してきました。
周りを見て「行ってみよう」と歩み出す〇ちゃん。保育者に誘われるだけでなく自らの意思で進む後ろ姿は、微笑ましくもあり、力強さを感じました。
〇ちゃんの表情は、とても満足そうです。
他の子たちもお座りが先週よりも安定して来たり、四つん這いからずりばいで気になるところもまで進めるようになったり、顔に布を掛けられると自分で取っていたり、この数日で大きな変化を見せてくれます。
個々に大きな成長を見せてくれる子どもたち。
今月もどんな姿を見せてくれるかすごく楽しみです。
(N.Y)


◆思いやり優しい心 (ふじ)






暑いから裸足にする、半そでにする、と自分で考えて準備を始めました。
園庭で遊んでいるみんなが今日はほっぺを真っ赤にして遊んでいます。
今日は暑い日でした。
園庭では何人かの職員が園庭整備をしていました。
トンネルすべり台の築山の整備は日ごと流落ちてしまった山の土を山に戻す作業です。
粘土質の土は重さがあって少々重労働です。
男性保育者が2人がかりで朝からスコップで作業したので、お手伝いしたいと思った子はスコップとか熊手とか、なかにはお玉とかを持ってすぐ近くで同じように土をやまの上の方に放ってお手伝いを始めました。
一生懸命お手伝いしているうちに、ほっぺが赤くなってきました。
お疲れ様でした。
玄関から門まの煉瓦と園庭の境に溝があります。
幼児たちがよく虫を探すポイントになっている場所ですが、そこも今日はたまった土をかきだす作業中でした。
かきだした土の中からは元気のいいみみずがいっぱい出てきました。
ここではお手伝いよりも「いきものかかり」たちが興味にそそられて募っていました。
一人から二人、三人と増え六人になっていました。
短い枝でつついて観察しています。
興味はあるけど自分の手で摑まえることはまだできません。
枝でつついているのでみみずはくねくね勢いよく動いています。
触りたいけど触れない・・・そんな気持ちが伝わってきました。
そうしているうちに保育者が捕まえたミミズを差し出すと、「はい。」と手のひらを広げてくれた◇君。
手の平にのせると隣のお友だちと食い入るように見ていました。
興奮してほっぺが赤くなってきました。
そんなかたわら太鼓橋ではふじ組の子に「こうやってやるんだよ。」と見本を見せてくれる子がいました。
下から小さなふじ組の子たちが見ているせいでしょうか・・・腕と膝がいつになく頑張っている感じが伝わってきます。
ふーっと力を入れてのぼりきったところで笑顔でふりむいた♡ちゃんのほっぺもかわいく赤くなっていました。
たんぽぽ組は今日も張りきっています。(N・S)

◆お手伝い (うみグループ)


今日から5月が始まりました。
朝の集まりで今日も日にちと曜日の確認をすると、すぐに「5がつ」との声が聞こえてきました。今月も楽しく過ごしていきたいと思います。
今日は久しぶりに赤ずきんの大型絵本を読み、集まりの後に演じたい子たちで劇あそびをしていきました。すっかり流れを覚えている子も多くいます。
また取り組んでいきたいと思います。
その後は、元気いっぱいの子どもたちだったのでベランダで遊び、園庭に出る時間になってから園庭に出ました。
ベランダでは、異年齢の関わりが見られます。
ひまわり組の男の子の後ろにゆり組の女の子が乗ったり、ゆり組の女の子の後ろにもも組の男の子が乗ったり。いい笑顔で走っていました。
園庭に出ると、たくさんのミミズ探しに夢中になる子どもたち。
中にはカタツムリを見つけたようで「かたつむりだ」と嬉しそうに見せに来てくれました。
もも組の◎くんが「せんせい、できたよ」と言って、満面の笑みでコンビネーションのすべり台を降りてきました。
◎くんはきく組のときから何度も太鼓橋に挑戦していました。
でもいつもなかなか登りきることができなかったのです。
何度もめげずに挑戦してきたことで、今日登りきることができました。
◎くんの自信につながったことでしょう。
こうやって、少しずつ時間をかけたりしながらも子どもたちは成長していくのだなと感じました。
そして、その成長を味わった喜びはとても大きなものになるのでした。
またこれからも見守っていきたいと思います。
(H.K)


◆コップ+シール=? (そらグループ)

世間では大型連休に差し掛かっている方もいるようですが、育子園の子どもたちは元気に登園しています。週末は祝日ということもあってみんながお休みでしたので、朝の集まりでお休みで楽しかった出来事を発表してもらいました。
●バーベキューをした
●音楽を聴きに行った
●バレエの発表会があった
●新宿にカードゲームをやりに行ってその後、公園で遊んだ・・・等々。
初めは『~しました』『~やりました』という一言で子ども達は満足した様子でしたが、保育士が「どんな物を焼きましたか?」「誰と行ったのかな?」等、一つひとつ解くように聞いていく事で更にその様子が浮かび上がってきます。子ども達も自分が過ごした事なので質問にはしっかりと答えてくれていると共に『どうだったかな?』と考えている姿が印象的でした。
さて、今日はコップが描かれた紙と丸シールを用紙してみました。紙を渡す際に「これは◯ちゃんのコップだよ。美味しい飲み物入れてあげてね」と言ってみました。10色あるシールの中から好きな色だったり味を思い浮かべて色を選び、思い思いに貼っていきます。
コップの中身に見える部分だけを貼る子もいれば全体に貼っていく子もいます。また、一色で『全部がももジュース!』と言う子もいれば『模様にしてみたんだ~』と飲み物だけではなく、コップの柄まで意識して貼る姿も見られました。
ももぐみからひまわりぐみまで沢山の子ども達が自分の飲み物を作りましたが誰一人として同じはありませんでした。同じ色でも『僕はあまり喉が渇いていないから少しだけにした』と考え方も違ったり・・・なんとも面白いものです。
作品は出来上がりが気になる所かとは思いますが、出来上がるまでの過程や作品への子どもたちの心情がとても面白いです。日々の遊びの中で作り上げられ持ち帰って来た作品を「これは何?」と一つ一つ聞いていくのもいいかもしれません。
とにかく、コップとシールだけで今日は面白い発見ができました。
K・E


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