他人を思いやる心
2017年04月25日 火曜日
午前の外遊びが終って子ども達が戻ってきました。園庭に出るときはにぎやかですが、戻ってくるときも笑顔でいっぱいです。
そのにぎやかな一団が過ぎ去った後にD君が一人でいました。近づいていくと涙ぐんでいるのです。「どうしたの?みんなは、もう2階に上がっていったよ」と言い終わる前にB子ちゃんがDくんの泣いている姿を見て「どうしたの、悲しいの?」と関わってきたのです。まだ、五歳です。私はDくんの思いよりも、みんなと一緒に行動しなくていいのかなという思いが先にたっていましたが、B子ちゃんは泣いているDくんの心に寄り添っていったのです。Dくんは、靴が見つからないことが不安で泣いていたのでした。B子ちゃんの言葉によって落ち着いてきたのです。
異年齢保育を取り入れていることによって、年長の子が年中・年少の子の面倒を見ることが普通に行われています。自ら考え、判断し、行動し、目の前の問題に取り組む力が培われているからこそ‘他人を思いやる心’が発揮されたのです。これも日ごろから保育士が心一つにして“見守る保育”を実践しているからこそだと感謝させていただきます。 副園長
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