合掌
2017年04月13日 木曜日
4月の園だより『こばと』の【仏教単元】について~入園・進級を喜び、園生活に親しもう。『合掌聞法』は、4月の徳目です。仏法僧の三宝を敬う形が合掌であり、自分自身を大切にすると共に、他人を敬い、その教えを聞くところに尊い意義があることを見いだすようにしょう。
仏教保育では園児や保護者にも、そして何よりもそこに携わる保育者自身が心がけていくべき実践目標を徳目として掲げています。その一年の始まりにあたる4月の徳目を『合掌聞法』としており、人として肝要な気持ちを表しております。保育者は念頭において行動しなくてはならないと思います。
さて感じ方はそれぞれですが形からでも「合掌」してみてください。すると、手の温かみや、姿勢が正しくなる様な感覚が得られませんか。手と手を合わせる。ただそれだけの行為にも拘わらず「合掌」をしていると荒げた行動はとれません。まして手を出すこともできません。
仏教ではすべての人に仏心(仏様の心情)が備わっているといいます。つまり自分の中の仏さまと自身が合わさることが「合掌」の姿ということができるのです。実生活の中でも食事をいただく時などに、自然と手を合わせることが出来る姿には、自らが仏となることで、感謝の心を表しているのです。
「合掌」とは自分が自身の中にある仏に語り掛け、自分自身を見つめ、自らを愛おしみ大切にする事を実感し、その心持を他者にもむけることを意味しています。
月刊仏教カリキュラム4月号抜粋・・・次回は「聞法」 園長
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