遊びから始まる探究心
2017年04月11日 火曜日
先日の午後、玄関の入り口で園児たちが外遊びを終えてお部屋に戻ってくるのを迎えていました。F君とS君が手に何か大事そうにして帰ってきました。思わず「何を持っているの?」と尋ねると、「先生、これだよ」と言って見せてくれたのは幼虫でした。
「これね、空中菜園で採ってきたんだ」と手のひらに乗った幼虫を得意そうに私の顔の前に差し出してくれました。見つけた幼虫はお部屋にある透明のケースに入れて育てていきます。 F君とS君は外遊びの時間に園庭で幼虫探しをしていたのです。
このようなところに“一人ひとりの個性を大切にする”方針が表れています。
捕まえた虫を継続して観察することによって“いのちの営み”を学んで行っています。
自分がやりたいことを小学生になると夏休みなどの自由研究などで「朝顔の観察」「昆虫の生態」などを30日間かけて調べたりします。その自由研究への取り組みへと繋がっていく生き物に対する関心が日常の保育の中ではぐくまれています。
子ども達の遊びから好奇心を引出し、その意欲を大事にしています。
未来のファーブルたちの目は輝いています!!
副園長 田中
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