◆4月18日(火)の子ども達
2017年04月18日 火曜日
◆さわやかな風 (つぼみ)

昨日からの雨も止み今日は暑くなるとの予報でしたが、園庭には気持ちの良さそうな日差しがさしていました。お部屋の窓を開けていると外から気持ちの良い風が入ってきます。園庭の日差しは強そうだったのでベランダに出て過ごすことにしました。
ベランダは丁度良い日陰になっていてさわやかな風がさわさわと園庭の木々を揺らしていました。〇くんもそんな木々の枝の優しい揺れに気をひかれたようで自然に眠気を誘われ気持ちよさそうに寝ていました。
しばらくすると幼児組のお兄さんお姉さんも園庭に出てきました。もも組さんは懐かしい玩具でついつい自分自身が遊び始めてしまいましたが、ひまわり組さんは玩具を使って、つぼみ組の子どもたちと一緒に遊んでくれました。
関わり方は年齢で違いはありますが、色々な年齢のお友だちを見てつぼみ組の子どもたちも楽しそうに過ごしていました。泣いていた◇くんの顔も自然に笑顔になって玩具で楽しそうに遊んでいる姿が見られました。
さわやか風は子どもには見えるのか△くんはバンボに座りながら風を探すように両手を広げ上を見上げたりぐる~と左右を見渡したりととてもニコニコで楽しそうにしていました。y.n


◆はじめての・・・ (ふじ)




雨上がりの園庭は、子どもたちにとって魅力がいっぱい。
水路だけでなく、あちらこちらに水たまりやどろんこがあり、数人の子は裸足で園庭に出て、汚れも気にせず遊び始めました。
水路の水をシャベルですくって周りに撒いたり、コップに入れて「ジュースだよ」とご馳走してくれる子もいて、とても楽しそうでした。
水たまり以外にも、見つけたものがありました。
外階段の手すりには大きなアリが1匹。子ども達は触らないように手すりから手を離し、じっと見つめ、「アリさん、どこいくの?」「おうちかえるの?」とアリさんに声を掛けている姿はかわいかったです。
また、水たまりの側からは、ナメクジを発見。
シャベルですくい、「見て!動くよ!!」とお兄さんに見せると、そこからムシ談義に花が咲き、「あれを見た」とか「これは触れる」としばらく話していました。
春になり、草花や虫が色々見られるようになりました。
日中は温かくなり、水遊びや泥遊びが増えてきました。
子ども達にとっても、たくさんの【みつけた】があります。
その【みつけた】を一緒に共有して楽しみながら、過ごしていきたいと思います。
(E.Y)


◆雨上がりは泥だらけ (たんぽぽ)



今日は雨が上がり、園庭には水たまりが出来たり、水路は川のように水がたまっていました。
そこを見逃す子どもたちではありません。
バシャバシャと水たまりに入ったり、もちろん水路にも臼素敵な笑顔で入ったり、濡れないようにスコップを使って水をすくったり、壁の所に水路からすくった泥をつけて、ペンキのように塗り広げたりして楽しんでいました。時には、裸足になって泥、砂、水の感触を感じ、「気もちいい」と嬉しそうに教えてくれました。
そんな暖かい日には人だけではなく小さな生き物たちも嬉しい気持ちになるのか、地面をよく見てみるとアリ、ダンゴ虫、カミキリ虫、コガネムシのような小さな虫たちがたくさん顔を出してくれました。
ゆり組の〇ちゃんがこの頃アリに興味を持って触ったり、手に乗せたりして観察しています。「先生、みてアリのあかちゃんだよ」と小さなアリを見せてくれると、ひまわり組の★くんが「かわいそうだから離してあげなよ。そんなことをするためにありさんは生きているんじゃないんだよ。一生懸命探してるんだよ」とアリの気持ちになって訴えてくれていました。
でも、〇ちゃんはまだその意味が分からないのか「なんで。触ってるだけだよ。」と言ってアリを捕まえます、それをみて★くんが「そんなに強く持ったらしんじゃうよ。ほら動かなくなってるよ」とまた教えてくれました。
去年の★くんは虫が大好きでよくつかまえては虫かごの中に入れて観察したり、時には強く持ったり、触りすぎてしまい死なせてしまうことも多かったこともあり、自分の経験を下の子に一生懸命に伝えてくれようとしていました。
花壇の近くには多くの虫が集まり、特にプランターの下は虫たちの天国です。しかし、その天国に大きなお客さんがやってきて、色々な虫を捕まえていってしまいます。そう、子どもたちです。「先生、いろんな虫いるよ」「カミキリムシだ」「ダンゴ虫大きいね」と色々な虫を捕まえては見せてくれました。保育士が「今日はたくさんの虫がいるね」と言うと★くんが「今日は虫の日だね」と言って嬉しそうにつかまえた虫たちを見つめて言っていました。
小さな命を大切にし、感じながら、今日ものびのびと遊んでいます。
(K.H)

◆作品を作る過程 (にじグループ)



今日は室内遊びと園庭遊びをしました。
子供達と朝の集まりで今日の活動の話をしました。
今日の活動は絵の具遊びです。
デカルコマニーという技法をつかった写し絵を行いました。
子供達は絵の具遊びが出来る事の喜びが強く、反転する楽しさよりも絵の具が使える楽しさの方がまさっていました。
技法を使うという事は、少なからずルールややり方、注意点があります。
ただただ自由にというわけではありません。
自由な表現というと響きは良いのですが、テーマがあっての自由とそうでない自由とは根本的に違います。
今回のような場合には、デカルコマニーという技法とそれを使った作品が「こいのぼり」というテーマがありました。
もも組の子供達は、ただただデカルコマニーを楽しみました。何かを作成するためにというよりかはまずは楽しむことを先に提供しました。
ゆり組の子供達にはテーマを伝えて、その上で決められた色合いで出来る作品の楽しみと工程を大事にしていきました。
ひまわり組は、鯉のぼりとは?ということから掘り下げていき、取り組んだのですが、提供のミスでした。
絵の具の提供も全色用意したものを渡し、自由に作成しても良いがお父さんの色、お母さんの色、子供の色を考えて行う事を前提に行ったのですが、うまくそれが伝わらずお絵描きとなっていました。
年長児だからこそ出来る作品と出来る内容があります。
今回はお絵描きでも何でもやって見た後、どのような約束だったか?どのようにしたら良くなるか?模様とは?線とは?色とは?一つ一つ話し合いました。
哲学の時間であったりもします。
この哲学の時間が年長児には特に必要不可欠だと保育を行なっていると感じます。
私たち大人が思っている以上に子供達には伝わることがあり、伝わらないことがあります。
その両方に目を向けて大切にしていくことが個々に合わせていく事。
造形など、やり方・作り方・工程がある活動は保育者の説明や内容、伝達や共有がよくあります。
その中で分からないと思った時はすぐに分からない!と伝える事、発することを大切にしています。
恥ずかしいことではありません。
わかっているフリをして後で出来ない事の方が自分が困るのです。
そして、勉強ではない事、勉強であっても「わからない!」と分からない時にしっかり言う。
分からない事をそのままにしない事が探究心につながる第一歩だと感じます。
k★y


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