一月早い年度末
2017年02月24日 金曜日
28年度最後の見学者の来園が今週終わりました。
『2年かけて4園の全員が見学にこれました。』と話すその総括施設長Wさんは育子園のOBです。以前、W先生の勤務する保育園に、育子園職員の子どもが通園していたことが縁で、『育子園の保育が変わった』という話を聞き驚き、W先生は何十年振りに来園されました。その後、順次5~6人の職員と共に見みえました。途中諦めてしまいそうになりながら・・・時間をおいてついにこの度、最後のグループの見学を終え、その熱心な行動に凄く感動しています。
又、子育て支援の一つにビーンズクラブ(園庭開放)があります。そのなかに熱心に通ってくるSくんとお母さんの姿がありました。毎日親子で過ごす中、ご主人は仕事で忙しく母と子で過ごす時間が多い中、特に食事の事で悩んでいたようです。園庭開放のあと1歳児の園児と共に給食を食べる事で、S君が食事を少しづつ食べらるようになり、お母さんの顔も徐々に明るくなりました。
年末の会話の時に「お正月はどこかお出かけですか」の質問に『私は母が亡くなり実家がないんです。』・・・と言うことばの中に、母の存在の大きさを改めて感じました。また遊びに来てください。そして今、母として悩みながら、お母さん自身が一歩足を踏み出し、熱心に前日までに電話を入れ園庭開放や給食に参加してくれていることが嬉しく、ありがたく思い、『食べてくれるようになりました』と嬉しそうに語るお母さんが素敵でした。
そして昨日、2週間に渡っての全園児クラス別懇談会が終わりました。4月からの子ども達の成長、発達の映像を見ながら共に過ごした楽しい思い出の日々に、感動の涙でした。懇談後2歳児はお雛祭り制作を保護者と共に、幼児組は劇ダンス等を披露し、一年間を振り返り貴重な時間を過ごしました。
これから進級、卒園に向けてと嬉しい思いと少し淋しい思いが重なります。保護者の皆さまにはお忙しい中、ご協力をいただきましてまことにありがとうございました。 園長
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