口げんか
2017年02月02日 木曜日
幼児クラスにランチを食べに行き、空いている席に座ろうとテーブルに近づくと、年中児Sちゃんが「もうヤダ!」と席を立ってどこかへ行ってしまう場面に遭遇しました。
何かあったのかな・・・と席に座り、様子を伺いました。
年中児Kちゃん「Sちゃんの事、もう絶対許さない!絶対謝んない!」
年中児Hちゃん「私は、本当は違うんだけど、Sちゃんにごめんねって言ってきたよ」
年中児Kちゃん「だってSちゃんは私の事『バカ』って言ったんだよ」
・・・・・・
・・・・・・
年中児Hちゃん「KちゃんもSちゃんに『ごめんね』って言った方がいいよ。こんな時はちゃんと謝った方がいいよ」
年中児Kちゃん「わかった。言ってくればいいんでしょ!」
Kちゃんは、怒った様子で席を立ち、Sちゃんを探しに行きました。しかし、あまり探す気はなかったようで、すぐに「いなかった」と戻ってきました。
すると、同じ席にいた年少児Rちゃんは、席を立ち、しばらくすると「いたよ」とSちゃんの手を引き連れて来てくれました。
なかなか引っ込みがつかなかったKちゃんも、この雰囲気では謝ったほうがいいと判断したようで「ごめんね」と素直に謝りました。
その後4人は、途中になっていたランチを再びスタートしました。その時はもうすっかり笑顔です。
けんかしながらも、相手の声に耳を傾け、コミュニケーションをとっている様子に感心しました。そして3人の子どもたちは、それぞれ自分の気持ちに素直で、思いやりに溢れた子どもたちだと感じました。
また、お姉さんたちの口げんかを、何とか解決したいと行動してくれた年少児Rちゃんの働きも素晴らしいと思います。
このやり取りを見ながら一人ひとりの個性は違っていても、全ての子どもたちは、役割をしっかり持って生まれてきていることを実感しました。
保育主任
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