◆2月22日(水)の子どもたち
2017年02月22日 水曜日
◆ 一人から二人に。 (つぼみ)

すくすくと育っていく子どもたちの姿に元気と癒しをもらう毎日です。
そんな子どもたちの姿に合わせて、玩具の見直しを心掛けています。
少し前にお部屋に置き始めたレゴブロック。
置き始めたときと、今とでは遊び方も変化してきました。
人気のパーツも出てきています。
車の形のパーツはその一つ。人を乗せてあげたり、ブロックを積み重ねてオリジナルの車を作るようになってきました。
土台のパーツも同じくらい人気です。
他のパーツよりも大きいので、ブロックをはめやすいのも人気のポイントの一つのようです。
積み重ねて作ったブロックの上に、ミニカーを走らせはじめたのは〇ちゃん。ブロックがつながったところが、走るのに丁度いいかも・・・と思ったのでしょうか。「ぶーぶー」とちゃんと音もつけています。
隣にいた△くんと■くんは二人で顔を見合わせながら、なんだかとっても楽しそう。
どんな遊びを楽しんでいるのかと見ていると、積み木名人の△くんが四角いブロックを積んでいるところでした。積み木とは素材が違うので、少し丸みを帯びているブロックは崩れやすいのです。
でも、今回は崩れるのを楽しんでいるようでした。△くんが積んだブロックが崩れると、「あー」と二人で声を出して、顔を見合わせます。
楽しくてたまらないといっているような表情です。
遊び方が変化してきたのはもちろんですが、共感の仕方も変化してきたことを感じるこの頃です。
写真を撮っていても、一人だけで写ることよりも誰かと一緒に写っていることが増えてきたなと感じます。
日々は続いていきます。
その日々のなかから、子どもたちの大切な成長を見つけていきたいなと思います。(I.E)


◆あこがれ (ふじ1)

今日は園庭に出て遊びました。一所懸命に準備すると、園庭の方の出口まで行きスタンバイ。久しぶりの園庭が嬉しかったようです。
砂場では〇くんがおたまでお皿に砂を入れて遊んでいました。もくもくとやっていると、△くんが来ました。〇くんの遊び方を理解したのか、△くんはシャベルを持ってきて同じように砂をお皿に入れます。〇くんは△くんの遊び方を見て納得したようで一緒に遊んでいました。自分が集中して遊んでいるところに入ってこられると、怒ったり泣いたり嫌な気持ちを表現したりしますが、ただ拒むのではなく、ちゃんと遊ぶ様子を見て受け入れて遊ぶ姿があり驚きました。
◇ちゃんは3組の▲ちゃんが好きで、▲ちゃんの側にいると初めてのことでも安心して取り組めるほど心をゆるしています。今日は太鼓橋を登る▲ちゃんを発見。登りきってジャンプをするところまで、憧れのまなざしで見つめていました。その後も「おいで」と優しく声を掛けてくれる▲ちゃんと一緒に、すべり台をすべったり、砂場で同じ玩具を持ってきて遊んだりと、一緒に遊ぶことを楽しんでいました。
自分の遊びに夢中になるだけでなく、友だちへの興味が高まっていることを感じます。子ども同士の世界を大切に見守っていきたいです。
(N.M)


◆今日は出来た日 (ふじ2・3)
久しぶりに園庭でたっぷり遊ぼうと早めに外に出ました。
外に出て、砂場でしゃがんで遊んでいると、●ちゃんがやってきてポンポンと背中を叩きました。振り返ると、「きれいなお花あるの。ちょっと来て。」と誘われました。「えー、どれどれ。どんなお花だろう。」と後をついて行くと、「これ。」と指さした先には、小さな小さなピンクの花びらが一枚。先日から咲いている梅の花びらです。最近は風が強くて、落ちている花びらも今はほとんどないのですが、その小さな一枚を見つけたのがうれしくて、教えてくれたようです。私が予想していた「花」とはちょっと違いましたが、●ちゃんにとっては、この小さな花びらがとってもきれいに見えたのかなと、子どもの繊細な感性がとっても素敵でその気持ちに大切に寄り添いたいなと思いました。
●ちゃんと花びら探しをしていると、高いところから「せんせー。」と呼ぶ声。大型遊具のローラーすべり台の上から、3人の女子がにこにこ笑いながら、呼んでいます。「◎ちゃんたち、1人で太鼓橋のロープ、登ったんですよ。」と別の保育士が教えてくれました。少し前から登れるようになった3人ですが、その日によって登れない日もあります。今日は、どうやら登れる日。お友だちがお尻を下から支えようとすると、むしろ「おしり、押さないでー。」と怒ります。調子の良い◎ちゃんたちは、まだ1人では登れない▽ちゃんにアドバイス。「足をここにのせてね・・・」。▽ちゃんがなかなか登れないので、順番もなかなか回ってこないのですが、お尻を押してあげたり、じっと隣で様子を見たり、▽ちゃんのがんばる姿を見守っています。ふと、▽ちゃんが手を離すと、すかさずロープを掴むのですが、まだ▽ちゃんがやるとわかると、またさっと手をロープから手を離して、▽ちゃんに譲ります。いつもだったら、待ちきれずにトラブルになりそうですが、今日はなりません。▽ちゃんのがんばる姿に◎ちゃんたちも共感しているのかなと感じられるその様子。自分以外の相手の想いに寄り添う気持ちが育っていることを実感しました。
今日は出来た◎ちゃんたちも段々疲れてきたのか、最後の方は登れなくなっている子もいました。明日はまた出来ないかもしれません。そんな風に出来た!と出来ない・・を繰り返しながら、自分の力で少しずつ、でも確実に成長していく子どもたちの姿を頼もしく思います。
(T.M)


◆これに決めてる! (きく)

きくぐみの子どもたちにはお気に入りの紙芝居があるようで、今日は〇くんと朝の紙芝居を選びに行くと『これがいい』と迷うことなく棚の中から一つ選んでいました。
タイトルは〈ちからをあわせてワン・チュー・ニャン〉。タイトル通り、犬・ねずみ・猫のお話しです。子どもたちは表紙を見るやいなや『あ!ワン・チュー・ニャンだー』と声を揃えて喜び、お話しが進むに連れて、犬や猫が追い出されると『かわいそうだよねー』と言ったりどろぼうが出てくると『こわ~い』と言ってみたりと口々に思いを言葉で表現しています。言葉に出さない子も表情で表現し、子ども達の考えが手に取るように分かります。
また、給食前には『ドッガンがいい!』『はじめてのひなんくんれんがいい!』とそれぞれリクエストしてきたのですがどれもこれもちゃんとタイトルが合っています。全部読むことはできませんでしたが、お話しを聞く力はバッチリなきくぐみの子どもたち。〈はじめてのひなんくんれん〉を読み、読み終わった後に避難する時は何が大事でどんな約束があるのか質問してみると『えんちょうせんせいやせんせいのおはなしをきく』と紙芝居の中からヒントを得て答えてくれました。日々の訓練での経験も役立ってはいますがこうやって知識が増えるのもいいものです。
自分の好きなもの・友だちが好きなもの・クラスで好きなもの・・・一年間共に過ごしたこの環境はそれぞれが子どもたちの中にはしっかり出来上がっているようです。
また、今日のメインはお散歩です。『おとなになったらね・・・』という話題が行き道の会話を占めておりなんだか笑っちゃう会話が繰り広げられていました。
どこでそんな会話を覚えたのか・・・
日々、どんどん言葉が匠になっていくきくぐみのこどもたちでした。
K・E


◆おさんぽ (たんぽぽ)

今日は、本町五丁目公園まで散歩に出かけました。
子どもたちは、友達と手を繋いで行き帰り歩いています。手を繋ぐ相手も子どもたちが自分で誘っています。そんな姿も、大きな成長を感じる瞬間であります。
この公園には、遊具はありません。公園に到着すると、子どもたちは困った様子を見せることなく、遊びを見つけます。保育士に『あそぼ』と誘いに来てくれる子もいます。以前は、とにかく走り回るのが楽しかったところ、最近は、すっかり『ごっこ遊び』になってきています。自分だけでなく、他の子を交えて楽しむ事を喜べる姿も成長した証のように思います。
帰り道もみんなで歩いて帰ってきました。手を繋いでおしゃべりも楽しめている子どもたち、
寒い風が吹いたので
「かんたろう、がお空をはしってるね~」なんて話すとかんたろうの歌を知っている子どもたちが
♪きたかぜ~こぞうのかんたろ~♪と歌い始めました。そんな風に楽しく歩いていると、途中で『きんたろう』の絵が描いてある場所を通りました。
「あっきんたろうだ~」とはなすと
「かんたろうだって~」
「どれどれ~」
と子どもたち。
「えっきんたろうだってば」
「きんたろうってなに~」
とのこと・・・。確かに、金太郎のお話を読む機会はなかったように思います。
「かんたろうって、こんなひとだったんだね」
「くまさんにのってる~」
などなど、子どもたちの発想がどんどん広がっていました。目に見えないものを想像して誰かと言葉を交わして楽しむ姿も見られました。気が付くともう保育園。しっかりとした足取りで帰ってきました。U・A

◆しみじみ (うみグループ)

昨日からもも組の懇談会が始まり、今日はゆり組の懇談会です。
昨日のもも組による発表は、とても楽しそうにお父さん・お母さんの前で普段のような姿を見せてくれました。
今日も引き続きゆり・ひまわり組の子ども達が練習をしている中、「もも組さん次練習やる?」と言ってくる児がいたり、お面をつけて戦いごっこをしたりと懇談会の熱はまだまだ覚めていないようです。
ゆり・ひまわり組は、順番で本番と同じように通して練習をしました。
観客用の椅子も本番同様に用意し、今日は交互にお父さん・お母さん役になって見守ってくれていました。
年長の劇中の戦いシーンは途中かいじゅうにやられてしまう場面があり、そんな時にはもも組も一緒に「がんばれー!!」と本気で応援してくれています。
それぞれの劇で共通して行うのは、ジュウオウダンスとニンニンジャーのダンスです。
うみグループみんなが一丸となって取り組む姿は微笑ましく、素敵です。
劇に一生懸命取り組み、あっという間に過ぎていっている時間ですが、それぞれの発表から子ども達の成長をしみじみと感じ、来週には移行期間にはいるのだなと思うと少し寂しくも感じます。
ですが、子ども達はとても楽しみにしている児が多く、大きくなるんだという想いが日に日に大きくなり、期待に満ち溢れています。
そんな子ども達のパワーをきっと発表でも感じていただけると思います。 (B・K)
◆mosaic (にじグループ)

今日は園庭遊びと室内遊びを行いました。
朝の集まりでは年中児が本日の発表会の最後の練習を行なっておりました。
練習中に保護者の皆様を感動させたいと張り切っていた年長児を見て、自分達も感動させたいという思いが自然と出てきていました。
しかし、言葉と行動が伴わない事もありましたが今日はいつもと違うようです。
練習中にもその姿が見られました。
年少児は、動物園やらないの?モーモーやらないの?お面お家に持って帰っちゃった。と何故、自分達よりも先に年中児が練習を行うのか?疑問を抱いていたり、やりたかったなぁ!と言っている子供達がおりました。
先日の発表会で、直前になりやらない!と帰ってしまった○さんが、劇やりたいのに〜と言った事には感動しました。
日々の姿、過程を一番保護者の方に伝えたいのはこの瞬間であったりもします。
本番も勿論大切ですし、楽しくやる事、しっかりやる事、どれか一つでも欠けてしまうと、見えてるはずの何かが見えなくなったりします。
本番の姿だけを見ていると、不思議と子供達の発表会(劇)の意味を見失う瞬間が意外にもすぐ見つけられたりもします。
ばっちりやっていたから素晴らしい!とこれもまたその意味を見失っている状態のようにも感じます。
本質的な部分にはmosaicがかかっているように、見えるようで見えません。
しかし、感じとる事は出来ます。
子供達の取り組みや練習、その全てが私達保育者の頭の中にだけ見えています。
個々の違いが差ではなくその子の個性であり、成長を一人ひとりに感じます。
発表会は成長を見せる場だけではなく、それまでの過程の中で成長した事を感じ取る場だと感じます。
本日もお忙しい中、懇談会のご参加ありがとうございました。
明日は、ひまわり組、育子園最後の懇談会です。
宜しくお願い致します。
k★y
◆いよいよ本番 (そら)

いよいよ今日はゆり組の懇談会当日。
もも組は発表も終わり、いつも以上にいい笑顔でした。ダンスの発表が終わってほっと安心したのと、きっとお家で保護者の方に沢山褒めて認めてもらったのだと思います。
ひまわり組は明日なのでいつも以上に気合が入り朝から劇の練習に励んでいました。
ゆり組は、当日という事もありなんだかそわそわしていました。
「ママいつ来るの?」
と観に来てくれることが本当に楽しみなようです。
ただ、私が一番そわそわしているのかもしれません。沢山練習を重ねてきて、一番良いところを見てもらいたいという思いがあるからだと思います。
でも、そんなことより今まで一生懸命向き合ってきた過程やこの一年間で成長したことを沢山伝えられたらと思っています。
ゆり組も朝から何度も本番通りに通してやってみました。一連の流れを動画で撮って皆で観て反省会もしました。
ここは良い、ここは良くないからもっとこうした方が良いなど皆で輪になって話あえるようになったことが本当にすごいなと思います。
保護者の皆さんとこの一年間の成長を喜びあえる良い時間となったらいいなと思います。(K.Y)
Posted in 園のこだわり