◆2月20日(月)の子どもたち
2017年02月20日 月曜日

友だちを名前で呼べるようになってきて、更に関係が深まり、ケンカもするようになりました。
玩具の取り合いは前からありましたが、最近は取った子を指さして「〇ちゃんがとったー。」と訴えるようになってきました。
悔しくて涙を流しながら一生懸命訴えてきます。
今日は本の取り合いの様子を書いてみます。
☆君の大のお気に入りは消防自動車が載っているの本です。
毎日熟読しています。
その本を♡ちゃんが見たくなり取ろうとしました。
☆君は何とか取られないように上手くかわしながら読書を続けていました。
♡ちゃんの欲しい気持ちはどんどん高まります。
でもなかなか貸してくれません。
そんなやり取りをしている時、ほんの一瞬☆君は本から離れたのです。
その一瞬を♡ちゃんは見逃しませんでした。
「今だ。」とサッと本を持って場所の移動です。
立場が逆転してしまいました。
今度は☆君が泣きながら「貸して、貸して。」とする番になってしまいました。
♡ちゃんはさっきのお返しとばかりに知らんぷりを決め込んでいます。
どうして手放しちゃったのか・・・後悔で胸が一杯になっている気持ちが伝わってきました。
そこで間に入った保育者の提案で、「一緒に見よう。」と誘ってみたのですが、そうそう気持ちが切り替えられない両者です。
貸してくれないならと今度は☆君が「本を踏んじゃおう。」戦法です。
そんなケンカもするようになったのは、やっぱり仲良しだから、と二人がとても可愛いと思いました。
ミッキー体操の曲がかかると二人は自然と仲直りして、顔を見合って体操を始めました。
園庭では宝さがしのような様子が見られました。
プールの横のくぼみの所に、幼児たちがかくしておいた砂場のカップを見つけたのです。
中には泥んこの土がカチカチに固まって魅力的な状態になっていました。
「いいものみーつけた。」という感じです。
先週の物だと思うので、隠した子も忘れていると思います。
プールがあるウッドデッキの隙間を覗きこんでいる子もいました。
奥の方に何かあるようです。
じーっと覗いて手をそーっと入れて、出てきた手にはスコップが握られていました。
これもきっと幼児たちがこっそり隠した物だと思います。
こうして秘密の隠し場所やら置き場所を覚え、そしてこんな遊び方もするようになっていくのでしょう。
(N・S)


◆勇気を出して (ふじ1)

今日の朝、子どもたち同士で、お昼寝ごっこが始まりました。最近よく見る光景です。寝る役、体をトントンする役、自然と役が分かれていて、なりきっている様子がかわいらしいです。
お芋のスタンピングで順番に遊びました。
子どもたちに声を掛けると、やりたいと一番最初に向かったのは〇ちゃんです。新しいことを始める前はドキドキしてみんなの様子を見てから始めることの多い〇ちゃん。今日は違って、自分から1人で2・3組の子どもたちの中に入り、積極的にお芋に触れていました。2・3組の友だちにも慣れてきたことと、いろんな経験をする中で自分から向かって行く勇気がついたのかなと感じました。
お芋が大好きで飛びつくように始めた△くんは、手に絵の具がつくことが気になってすぐ終わりになりました。いつも食べているお芋に絵の具がついていて不思議そうにもしていました。
その後は園庭遊び。スタンピングが終わった子どもから、身支度をして行きます。自分のタイミングで園庭に出るので、身支度も意欲的に向かっていたようにも感じます。
お芋のスタンピングで作った作品は、ひな祭りの飾りになる予定です。完成を楽しみにしていてください。今日も子どもたちの色んな表情を見ることが出来ました。
(N.M)

◆それぞれの感性 (ふじ2・3)

先日の焼いも会では、美味しいさつまいもに笑顔を見せた子どもたち。
そこで、今日はさつまいもを使ってスタンプ遊びをしました。
さつまいもを子どもが持ちやすい大きさに切っていきます。
目の前のおいもに興味津々の子どもたちですが、同じくテーブルの上に準備された、緑色と黄色の絵の具にも関心を示し、何が始まるんだろうといった表情で見つめます。
ピンクと水色の画用紙に、絵の具をつけたさつまいもでトントン・ペタペタとスタンプしていきました。
おそるおそるスタンプする子もいれば、ダンダンと力強く行う子もいます。
どうしても気が乗らない子もいれば、絵の具が苦手だった子が飽きる事なく集中して取り組んだりと、やはりそれぞれ違った姿が見られました。
子どもたちはさつまいもを手にスタンプしながら、思いおもいに感じた言葉をつぶやきます。
緑色に染まったさつまいもの断面を見て「きゅうりみたい」とつぶやいた〇ちゃん。
別の子は「にんじんみたいだね」とまた違った感想を抱いたようです。
「おいもたべたいな」と笑う☆ちゃん。
また、おいもの感触より描かれる模様に見入って「きれい」「おはな」とつぶやく子も何人かいました。
取り組み方も感じ方も人それぞれ。
スタンプの模様もそれぞれの味が出ている素敵な仕上がりとなりました。
この模様を使って、可愛いお雛さまとお内裏様を作っていきたいと思います。
完成をお楽しみに。
O・Y

◆色々なイメージ (きく)

きく組で過ごすのも今週でおしまいです。朝のお集まりで、そのことを話すと、「上のお部屋行くんでしょう。」と言っていて、きちんと理解をしている子もいました。
今日は園庭であそびました。今日も春のように日差しは暖かでした。いつの間にか体力もついてきて、最近は太鼓橋だけではなく、ツリーハウスのクライミングを挑戦する子もいて、中には登りきっている子もいます。コンビネーションの高い所からジャンプをして降りる子もいたり、個人差はありますが、幼児組らしくなってきました。
大きな花壇の中には、たくさんの子どもたちが入っていまいた。「おうち」「おふろ」「びょういん」などとそれぞれイメージしている物は違いますが、仲良く中に入っています。病院をイメージしている子は、シャベルを注射にしているようで、注射器を作るところから始まり、シャベルをトントンとしていました。
また、ブランコスイングの近くでは、地面が削れてくぼみができていて、その中に入って「おふろ」にしている子もいました。裸足でズボンのすそをまくしあげ、足に砂をかけたり、時々横になったり、日差しもあびて、気持ちよさそうです。かと思うと、その中の小さいころころした砂を「お米」といって、お皿に入れてかきまぜていたり。色々なことをイメージし、遊ぶ姿がたくさん見られました。(T.Y)


◆ 園庭で。 (たんぽぽ)

今日もあたたかく一足先に春を思い浮かべるような気温の中、園庭に出て過ごしました。
たんぽぽが園庭に出た時には、園庭にはまだつぼみ組もふじ組も出ておらず、貸しきり状態だったので、のびのびと好きな遊びを楽しんでいました。
お部屋遊びでは役になりきりながらのおままごとを楽しんでいる女の子たち。
園庭でもまるでその続きをしているかのようで、地面をハイハイで進む〇ちゃんがいました。「お~いバブちゃーん!こっちだよ~おいでおいで~」と呼ぶ△ちゃんはきっとお母さん役でしょうか。
まるでお母さんが赤ちゃんに話しかけるような優しい口調です。
そんな姿を近くで見ていると、私の視線に気付いて△ちゃんは何故か気まず顔。どうしたのかと思っていると、遠慮がちに「これいい・・?」と聞いてくるのです。
『これ』とは・・地面をハイハイしていることでした。ズボンは砂だらけ。きっと服が汚れることが気になったのか、これをしていいのか気になったようです。
「お部屋戻ったら着替るからいいよ」と言うと嬉しそうに二人でハイハイしておままごとの場所へと向かって行きました。
いつも砂や泥もたくさんつけて遊ぶ子どもたちですので、まさかそんなところを聞かれるとは思ってもいなかったので驚きでしたが、身の回りのことを気にして迷った気持ち、お部屋と園庭での区別などの意識ももしかしたらあったのかもしれません。そんな気付きがすごいことだなと思いました。
見えにくい場所(トランポリンの裏)でおままごとをしていたのですが、次々みんな集まって来て、更に今初めてきた子にもいきなり「あ!きたきたおにいちゃ~ん!おそいよ~」なんてすでに役を決めてしまっているので思わず笑ってしまいましたが、そう言われてイヤな気持ちにはならず、むしろ求められているのが嬉しいといったようにおままごとがどんどん広がっていました。
どんな繋がりが増えていくのかがまだまだ楽しみです。
S.S


◆ いよいよ明日・・・ (うみグループ)

いよいよ今週は、移行期間に入る前の最後の週となりました。
この仲間で過ごす時間も残りわずかであると共に、懇談会まであと1日ということが子ども達にとっては大きなイベントとなっています。
朝の集まりでは子ども達から「練習もう今日しかできないよ」という声があがりました。
1度通してやってみると、思い通りにいかずに終わってしまいましたが「もう一回やろう」と楽しみにしていた園庭の時間が過ぎていても皆で最後まで一生懸命に取り組み、ひまわり組らしく頼もしい姿を見せてくれました。
最後には納得のいく物ができて、達成感を味わい園庭で思い切り遊ぶことができました。
明日はもも組の発表です。ゆり・ひまわり組のお兄さん・お姉さんが応援してくれています。もも組らしく、楽しんで迎えられるといいなと思います。(B・K)
◆今 (にじグループ)
今日は室内遊びと園庭遊びを行いました。
朝から劇遊びで子供達も盛り上がっていましたが、月曜日ということもありテンションや有り余る元気があふれ出ていました。
劇遊びではもも組の良さとゆり組の良さとひまわり組の良さが見られます。
もも組は、可愛らしさの中にも順番や勇気を持ってセリフを言ってみる事や集団で、皆でだったら出来る姿だったりが見どころではないでしょうか。
ゆり組は、自分達で声を掛けあいながら相手のセリフを待ちながら取り組む姿、ストーリーの展開が数種類ある中で順場にこなしていく姿、長いセリフも皆んなで言ってみたり、一人でも言ってみる姿などが見所だと感じます。
年長児は自分達の実力を見せる、話を楽しむのではなく、第三者を喜ばせる、自分達の力を良い意味で見せつける思いが表れています。
その違いを踏まえて保育をする事は非常に大切ですが保育を行なっていく中で子供達の姿が変わるたびに様々な思いが浮かびます。
それは前進する姿も後退する姿にも同じように成長だと感じていく難しさであったりもします。
昨日は出来なかったのに今日は出来た。
昨日も今日も出来なかった。
昨日出来たのに今日は出来なかった。
出来た日はよく出来たねと褒める大切さがあります。
出来なかった日にはまた今度出来るよと認める大切さがあります。
また、出来たその日を大切に共に喜び今まで頑張ったから…とその出来た瞬間「今」にこだわりながら褒める事もあります。出来なかった日には明日があるさとまだ長い目で見ていくような楽観的な考えを持ちやすい事もあります。
しかし、昨日出来たのに今日出来なかった日にはどうしてだろう?とハテナが出てしまう事もあります。一番ハテナを抱いているのは子供自身なのかもしれません。
そのハテナには色々な思いが詰まって何が何だか分からない感情が含まれていたり、見えない背景がハテナを生み出しているのかもしれません。
昨日出来たのに今日出来なかった。
ここでは「今」に囚われない事が一つの手かもしれません。
「今」を大切にする事は大人都合で解釈した「今」では無い事が保育を通して感じます。
どんな場面の「今」も子供の気持ちに寄り添う事で本当に必要な「今」を大切に出来るのだと感じます。
劇遊び。
練習風景は素晴らしいものです。
これを保護者の方に見せられたら…と日々思います。
本番よりも過程です。
この過程を知り得る私達だからこそ、どんな本番の姿でも感動出来るものがあります。
保護者の皆様、明日からの幼児グループ懇談会宜しくお願い致します。
k★y

◆本番のように (そらグループ)

いよいよ明日から懇談会。
今日は、朝から「はやくやりたいなー(発表)」「楽しみー」などと、子どもたちの、期待・喜び溢れる声がたくさん聞こえてきました。
数人の子に「緊張しないの?」と、声をかけてみると「ううん。しない」「はやくママたちに見せたい!」などと、頼もしい声が返ってきます。
緊張や不安よりも「楽しみ」という気持ちが強いようです。
今日は、朝の集まりの時間に、リハーサルのような子どもたちだけの発表会を行いました。
年少から順にダンスや劇を披露していきますが、お友だちへの声援はもちろん、笑顔広がる素敵な時間となりました。
年長の○○くん。
年少、年中の子が披露している際「じょうずー」「間違えても良いんだよー」などと、真剣に声をかけてくれていました。
本当にここは、子どもたちにとって素敵な環境だなと嬉しい気持ちにさせられます。
明日から、子どもたちの発表が始まりますが、今日○○くんに教えてもらったように、子どもたちのありのままの姿を認め大切にしていきたいと思います。
(T.N)
Posted in 園のこだわり