◆2月10日(金)の子どもたち
2017年02月10日 金曜日
◆優しさにつつまれて。 (つぼみ)

一日ぶりの外遊びになりました。
お部屋での遊びも楽しいけれど、やっぱり外が大好きなようです。
外に出たとたん、目がキラキラと輝きだします。
体の動きが大きくなってきました。走ったり、登ったり、くぐったりと全身を使って泥だらけになりながら遊んでいます。
いっぱい体を動かしていたら、ころんと転んでしまったようです。
ゆり組の〇くんが、転んでしまった△ちゃんを連れてきてくれました。
転んだ時に手に土がついてしまったようで、どろんこの手を見ながら泣いています。
ゆり組の〇くんに「手についた土をパンパンって払ってくれる?」とお願いしてみると、すぐに受け入れてくれました。優しく土を払ってくれます。
きれいになった△ちゃんの手を見て、〇くんが「もう大丈夫だよ」と声を掛けてくれました。
でも△ちゃんはきれいになった手を、まだ〇くんに差し出し続けるのです。その姿を見て、〇くんはちゃんと感じとってくれたようです。
△ちゃんが手を引っ込めるまで、何度も何度も優しく手をなでてくれました。とても心があたたまる場面でした。
ボールを持って走っているのは●ちゃん。
●ちゃんが走っているのには理由がありました。
もも組のお兄さんたちがボールを持って前を走っていくからです。
お兄さんたちは、●ちゃんが自分たちについてきているのを知っています。だから、いつもよりちょっとゆっくりのペースで走ってくれているのでした。
ボールのやりとりはまだ難しいようでしたが、お兄さんが転がしたボールを嬉しそうに追いかけている姿はとても楽しそうでした。
園庭ではいろいろな出会いがあります。
どの触れ合いも、心がこもったあたたかいものです。
自分がしてもらって嬉しかったことは、相手にもしてあげたくなるものです。今、たくさんの嬉しい気持ちをもらっているつぼみ組の子どもたちが、何年か後にはしてあげる喜びを感じるようになるのだなと思うと、今だから大切なこと、必要なことを存分に体験できるよう、見守っていきたいなと思います。(I.E)


◆大聖堂に行ってきました!! (ふじ1)

ふじ組みんなで大聖堂に行ってきました。
今日は、1階から3階に繋がる正面の大きな坂道をみんなで「よーいどん!」で駆け上がりました。
子どもたちにとっては、長~い登り坂ですが、「きゃー」と歓声をあげながら笑顔で上がってきて、先に着いた子は「頑張って」とまだ頑張っている子の応援をしたり、「お迎え行く!」ともう一度下に降りようとしたりと、一致団結している感じが伝わってきました。
ふじ1組の子どもたちも、もちろんその輪の中に参加していて楽しそうでした。
そのまま、波羅蜜橋で遊ぶことにして、いつもの場所に移動しました。
今日は、前半は男の子と女の子で遊びが分かれていて、男の子たちは元気に敷地内を走り回り、女の子たちは手を繋いでゆっくり移動し、赤い実や葉っぱを集めたりして楽しんでいました。
後半、ヘリコプターが飛んできたのをきっかけに空を見上げると、大きな雲がポッカリ浮かんでいます。
「すごいね!」と保育士が声を掛けると、「おっきいね!」「あった!」と子どもたちも反応してくれて、みんなで雲を見ながら、子どもたちとゆっくり会話をすることが出来ました。
帰り際、大聖堂を見上げて、ハッピーバースデーを歌い出す子どもたち。
屋根の部分が丸く段々になっていて、ろうそくが立っているように見えたからのようです。
大きな雲や大聖堂を見上げて出た子どもたちの発想に、笑ってしまうものもありますが、やっぱり子どもの発想力には頭が上がります。
大人の私たちも、子どもたちのように柔らかい頭で物事を捉えていけたらいいのになぁと、羨ましくなることもあります。
子ども達に負けない発想力を持って、日々子どもたちと楽しんでいけたら良いなと思います。
(E.Y)


◆雲は動いている。 (ふじ2・3)

朝、牛乳パックのイスを並べてその上におままごとを並べて向かい合って座ると「いらっしゃいませ」「どれにします?」と言いながら持ってきたバックを出してお客さん役の子が商品をもらっていました。
他には、お鍋でお料理している子もいて食べ物を出したりとなんだかこちらはレストランのよう。朝から小さな市場が繰り広げられているようでした。子ども達同士で「いらっしゃい」「どーぞ」のやり取りをなんだか楽しそうにおしゃべりしながら遊ぶ様子は、微笑ましかったです。
さて、今日はお散歩に行きました。大聖堂に着くと大きな坂をみんなで「よーいどん」で駆け上りました。お散歩カーから降りると一気にあちらこちらへ散るように走っていきました。子ども達はスタスタと駆け上がり、私たち大人は空っぽになったお散歩カーを押しながらよいしょよいしょと上へ。上で待っている子ども達に「がんばれーがんばれー」と応援されました。
波羅蜜橋はいいお天気で太陽がまぶしいくらいでした。風が吹いていたので空の雲もひゅーっと流れていきます。雲が太陽にかかると眩しかった陽の光が急に暗くなるので、〇ちゃんは上を見上げて「あれ?かくれちゃった?」と言いながらもまた遊び始めると雲がいなくなり「あれ?あかるくなったねぇ」と△ちゃんと顔を見合わせていました。
そしてまた雲がかかると2人で空を見上げて「ちょっとかくさないでよー」と空に向かって話しかけていました。雲が動いていること、気付いていたようです。太陽が見えたり隠れたりするたびに、楽しそうでした。
良いお天気だとつい寝転がって空を仰ぎたくなるのでしょうか?ゴロゴロと転がって空を眺めている子もいました。じーっと空を眺めていたら雲が動いていることで建物が動いていると錯覚した◇ちゃんは「おうちがうごいているよ」と教えてくれました。
子ども達にとっては、空や雲が動いているという認識よりも周りの物が動いているという風に見えたようで、空を眺めながらしきりに「うごいてる!」と言っていました。子ども達の素直な感性と発見に、普段あまり気に留めていなかったことを思い出しました。
お散歩に行くと、私たち大人の気付かないことや、興味を忘れてしまったものに対して子ども達は色々見つけて、気付いて、楽しむ様子に感性のセンサーが面白いと思わせてくれます。
(K*S)

◆楽しくお散歩 (きく)

今日はいいお天気になりました。
たんぽぽ組と一緒に、本五ふれ合い広場へお散歩に出かけました。
今日もみんなで手をつないで歩いて向かいます。
手を離してはいけない約束も、だんだん身についてきて、「てつなごう」と子どもたちで言い合っていました。
本五ふれ合い広場に着き、大喜びで遊び始めました。
大きな岩に登ってシューっと滑って遊んだり、たくさん走り回ったり。
みんなで走り回るだけでケラケラととっても楽しそうな笑い声。平和だな、幸せだなと感じます。
大きな岩に窪みがあって、そこに体を添わせて座る○くん。
写真撮ってと言いながら黄昏るような表情。そこに岩の上に登って来た◇ちゃんたちは「○くん、なにしてるの」と面白そうに話しかけたり、触ってみたり。
子どもたちの何気ない関わりがとても微笑ましく見えました。
帰り道も歩いて帰ります。
帰り道で通る、お寿司屋さんやラーメン屋さん、自動販売機、スーパーなど、いろいろなお店を見ては会話が盛り上がりました。
「ぶどうジュースのみたい」「りんごジュースがいい」「ラーメン、いただきまーす」…などなど、疲れる様子も見られずに会話を楽しみながら歩いて帰って来られた姿にも成長をとても感じました。
お兄さんお姉さんになるに向けて、少しずつ階段を登っています。
(H.K)

◆お散歩へれっつごー! (たんぽぽ)

今日はきく組さんと一緒に本五ふれあい広場へお散歩に行ってきました。
ふじ組も今日は散歩に行くようで、散歩カーに乗って出発するのを見送ってからきく・たんぽぽも出発しました。
今回も全員が歩きです。前はふじ組のようにたくさんの子が散歩カーに乗っていたのがついこの間のことのように思えてきます。
ふじ組を見てからみんなの姿を改めて見ると、保育士・友だちの手をしっかりとつなぐ姿はより大きく見えて、何度でも子どもたちの成長を噛みしめる毎日です。
本五ふれあい広場でも、みんなでたくさん走ったり、かくれんぼをしたり。風が冷たい気温でしたが、次々に「あつい!ジャンパーぬぐ!」という声が。たくさん身体を動かして身体もポカポカになったようです。
木の枝を触っていた〇ちゃん。みんなもなんだろう・・と集まっていました。小さな小さなつぼみを見つけました。寒い中でも春に向けて準備をしているところのようでした。
「つぼみ組の赤ちゃんと同じだね」「これから大きくなるね」そんな話も一緒にできるようになっています。
走っている途中で見つけた石の塊。穴が開いている部分にいろんな大きさの石がたくさん詰まっていただけなのですが、「ここはね、キャンプファイヤーするんだよ!」「ごはんつくるところ!」いろんなことを知っていて本当に感心するばかりです。
子どもたちの目にはどんな風に見えているんだろう・・どんな世界が広がっているんだろう・・きっと素敵だろうなぁと覗いて見たくなりました。
園に着くまでとっても楽しいお散歩でした。
S.S


◆お友達パワー (うみグループ)

今日は園庭に出ると何度も登り棒に挑戦するもも組さんの〇ちゃん、□ちゃん、△ちゃんたちの姿が見られました。
そばにいる保育士が「足をかけて」「両手で棒を持って」とアドバイスしますが、コンビネーションから棒までの距離が子どもたちにとっては怖い距離なのでどうしても棒に足を掛けることができずじまいでした。
しかし、挑戦しては怖くてやめる…を繰り返していくうちに、「次こそは頑張ろう」という気持ちが少しずつ大きくなってきて、最初に〇ちゃんが、見事登り棒に足を掛けることができ、スルスルと降りることに成功しました。
それをみてからか同じように何度も挑戦した仲間の□ちゃん、△ちゃんも「怖いけど…頑張ろう」という気持ちが出てきて〇ちゃんに負けじと何度も挑戦し、「怖いよー」と泣いてしまうこともありましたが、「先生が下にいるから大丈夫だよ」という保育士の声掛けに怖いというあと一歩の距離を縮めることができ、見事□ちゃんも降りることに成功しました。
仲間が次々とできるようになってしまい一緒にやっていた△ちゃんは「自分もできる」という気持ちと「怖い」という気持ちと葛藤しながらめげずに挑戦しました。
できるようになった〇ちゃんや□ちゃんはもうスイスイと降りては、△ちゃんに見本を見せてあげたり、こうするんだよと教えてあげたりしてお友達を応援しています。
下に保育士がいてもやはり「怖いー」と泣いてしまう△ちゃんですが、保育士に支えてもらいながら降りることができ、保育士が「できてどうだった?」と聞くと泣きながら「できて、たのしかった」と言っていました。
一つ一つできる事が増えていく中、どうしてもできない時には友達のパワーが必要不可欠と言うのを改めて感じた今日でした。
(K.H)

◆劇三昧 (にじグループ)

今日の集まりも昨日に引き続き、劇の練習をしました。
まずはじめに年中児、「おおかみと7匹の子ヤギ」の絵本を読み、役ごとにセリフの練習もしました。
年中児の子どもたちはうれしい時、かなしい時などの表情と声を上手に表現してしました。
次は年少児、二回目の今日は「わたしはあひるさんやりたい」「ぼくはぶたさんをやりたい」「ぼくはうしさんがいい」とわたしは、ぼくは、とやりたい役を自分たちから訴える姿が見られました。
最後に年長児。
上手にセリフや演技をします。
また自分たちの番が来るまで、見守ってくれていた姿にも関心させられました。
集まりを終えると、衣装作り・小物作りを行いました。
子どもたち自身、劇をとても楽しみにしている姿があるため「おめんつくろう」「けーきつくろう」「いろもぬらなくっちゃね」と自分たちから取り組むため、園庭で遊ぶ子どもたちは少なかったように感じました。
今日は他にも週末のため、子どもたちはロッカー・お道具箱・お部屋のお掃除をしました。
「なんでそうじするの」と年少児の子どもは疑問に思ったことを聞いてくれました。
おやすみ明けに保育園来て綺麗だったらどう、と聞いてみると「うれしいね」と話してくれました。
今日の集まりは一時間以上と長時間になりましたが、子どもたちの集中力がついたことを実感しました。
また月曜日からの劇練習をすることが楽しみです。
(A.Y)

◆発表に向けて… (そらグループ)

昨日に引き続き今日も発表に向けて主体的にとりかかろうとする子どもたちの姿が見られました。
それぞれの役に必要な身に着けるものを作っています。
素材を用意していきなり作り始める児や、白い紙にイメージ図を描いてから素材を選ぶ児など制作と言っても一人ひとりの個性があり面白いなと思います。
〇ちゃんはうさぎ役の為に昨日耳のカチューシャとしっぽを作りました。
今日は手の部分をつくりたいとのこと。教材倉庫へ一緒に行きました。
〇ちゃんは「画用紙で作りたいんだよね。」と手の形をかたどりミトンのようにしてふちを留めました。
△ちゃんは剣を作りたいとのことでダンボールに下書きをし、段ボールカッターで切っていきました。大人でも思いのほか力を使うのですが、「はー。疲れるな。」と言いながら最後まで自分の力でやり遂げました。
画用紙の色や最後の飾りつけなど女の子らしく可愛い剣が出来上がりました。
引き続き、子どもたちがイメージするものへ少しでも近づけるよう一緒に考え見守っていけたらと思います。(K.Y)

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