◆2月7日(火)の子どもたち
2017年02月07日 火曜日
◆笑い声に誘われて (つぼみ)

お外に行きたい。すごく行きたい。そんな空気が漂っています。
今日は風が冷たいし、鼻水も出ているし、少しお部屋で遊んでからにしようかな・・・と思っていましたが、行きたいパワーに押されて準備を始めました。
靴下履いたりジャンバー着たりの一連の流れはバッチリです。
最近は、玩具を片付けてから準備するようになりました。
保育者が「ないないよ。」と声を掛ける前に、ささささ・・・と玩具を棚にしまったり、ブロックを拾い始めたりするのです。
誰かが始めると、その素敵な行動は感染して広がります。
あっという間にお部屋はきれいに片付き、すでに皆は自分の靴下を取って何とか履こうと苦戦しているのです。
今日はふじ組の方が先に園庭に出ていたので、つぼみ組は2番手です。
ふじ組の子達はそれぞれに遊びを膨らませていました。
コンビネーション下の、秘密のトンネルがある辺りにふじ組の女の子が二人、座り込んでなにか話しています。
そのうちすごく楽しそうな笑い声が、中から聞こえてきました。
聞いているだけでつられて笑ってしまいそうな勢いでした。
でも、本当につられている子がいたのです。
笑い声に誘われて、小さな入り口からそろそろとハイハイで入っていきました。
笑い声が重なって聞こえます。
そして中から可愛い二人組が顔を出して、「おいで~おいで~。」と呼びこんでくれました。
中で何をしていたのかというと、並んで座ってお互いの顔を見つめ合っていただけでした。
お友だちと一緒だと、ただそれだけで心が躍り出すような楽しさなのでしょう。
そんな仲間入りをしたつぼみ組の子も、きっと素敵な感染力でそんな関わりを広めてくれると期待します。(N・S)


◆新しい環境 (ふじ1)

今日もふじ2・3組と一緒に朝の会に参加しました。
椅子に座り、前で話をする保育士を見ていました。その雰囲気がまだ珍しいようで、夢中になって参加しています。
話を見て、名前を呼んでもらうと、いつものように手をあげてお返事。たくさんの友だちの視線に少し緊張したのか照れている様子もあり可愛らしいです。
園庭では、今日も仲良しな女の子2人が遊んでいます。カゴを持っている〇ちゃんと、スコップを持っている△ちゃんで「いこー」と声を掛け合いながら楽しんでいました。どこへ行くにもその2点を離さずに、おでかけのように色んな場所に移動していました。
途中、カゴとスコップを置いてすべり台をすべったり、クラスの友だちがいて一緒にホールの様子をのぞいてみたり。会話はなくても気持ちが通じ合っているようで、次々と場所を移動させて笑顔で遊んでいました。
□くんは友だちの遊びが気になるようで友だちを見つけると、真似っこをして一緒に遊んでみたり、近づきすぎて怒られることもありましたが、興味津々で関わっていました。友だちが好きな気持ちが伝わってきます。
昨日からお昼寝も2・3組と一緒にしています。今までと違う場所でワクワクしている様子で布団に入って、すぐに寝る子もいれば、楽しくなってすぐに眠れない子もいたりしますが、新しい環境に進んで入っていく子どもたちです。(N.M)


◆せんせい見てて~ (ふじ2・3)

外はいつもより風が強く、園庭に行くか様子を見て決めようと考えていましたが、朝の集まりで子ども達に「風がピューピューって強くて寒いけど、どうする?」と訪ねると「園庭行くー」と言うことだったので、園庭に行くことにしました。
準備の時保育士に「やって」と求める姿もありましが、自分でできることも多くなり手伝っている間に準備万端の子もいます。自分の子とか出来るようになり余裕が出てきたようで、自分の準備ができると「やってあがようか?」と気にかけている姿も見られました。
保育士を求める子ども達の姿と「やってあげたい」と思えるようになってい来た子ども達の姿とどっちも見られ、いろんなことを学んでいるんだなと毎回感じます。
園庭に行けば、「せんせい手をつなごう」と手を取り合う子たちがいました。直接保育士と手をつなぎたいので「〇ちゃんと手をつないだらどう?」と投げかけてみると、以前までは「いやだ」と言っていた子もすんなり保育士ではなくお友だちと手をつなぐことができました。
「いいじゃな~い」と言うと真似して嬉しそうに「いいじゃな~い」と言っている△ちゃんには思わず笑ってしまいました。
そうやってひとつひとつつ繋がりの輪が広がっていければいいなと感じました。
そして今日は先日突然さなぎから出て死んでしまったちょうちょを何人かで埋めに行きました。「死ぬ」ということがまだわからない子ども達に、保育士が「ちょうちょさんは星になるんだよ。」と何となく伝え、埋めに行きました。
スコップで穴を掘り「夜になったらお空にキラキラしているかな?」「ちょうちょさんまたね。」と声を掛けながら埋め、最後にみんなで「南無妙法蓮華経」とお別れしました。
元気に生まれて飛び放ちお別れしたちょうちょと死んでしまってお別れしたちょうちょ、違った別れを経験し子ども達はどんな風に感じたのでしょうか、、、。今回のことも含めたくさんのことをこれから経験してしていくんだなと感じました。
明日は焼き芋会。それもまた楽しみです。
(K.E)


◆ お芋掘り。「エイエイオー!」 (きく)

今日はお芋掘りをしました。
朝から「おいもほるー」と気持ちも高まっていた子どもたち。
集まりで芋掘りの絵本を読んで、また楽しみな気持ちが膨らんでいるようでした。
芋掘りをする菜園の場所もいつも通っているのでよくわかっている子どもたち。
あそこだよねと言った具合に、もうわかっていると自信満々の表情でした。
準備をして菜園に行きます。
ベランダでタライを見つけると、一斉に子どもたちみんなで囲んで持ち始めました。
そしてよくわからない子どもたちのかけ声を作って、みんなで言いながらタライを持ってしゃがんで立ってと繰り返していました。すごい一体感でした。
そしていよいよ菜園へ。
たくさんのさつま芋が掘れました。
嬉しそうな子どもたち。両手にさつま芋を持って、「とれたよ」と見せてくれたり、どんどん掘ることに夢中になっている子がいたり、それぞれに楽しんでいる様子が伺えました。
その後はタライに水を入れてさつま芋を洗い、乾かしました。
園庭で遊び、お部屋に帰って来て、給食の準備もできたころ、さつま芋も乾いてきたので、みんなで給食を食べる前に給食室へ持っていくことにしました。
給食室へ向かう途中、なぜか「エイエイオー」という〇くんのかけ声が入り、みんなも「エイエイオー」と言って、給食室に着くまで繰り返して言っていました。(節分のときのかけ声がつながっているのかもしれません。)
給食室へたどり着くと、今日のおやつに出る、さつま芋のキッシュになるかな…と期待を持ち、「よろしくおねがいします」と給食の先生にお願いをしてきました。
「ありがとう」「楽しみにしていてね」との言葉をもらい、嬉しそうに、また満足そうにお部屋へと帰っていきました。
今日のおやつを楽しみに、眠った子どもたちです。
感想をまた聴いてみてください。
明日の焼き芋会も楽しい時間になるように関わっていきたいと思います。
(H.K)


◆あまくな~れ! (たんぽぽ)

今日は、明日の焼き芋大会に向けて、空中菜園にさつまいもを収穫しに行きました。
朝のお集まりでその話をすると、「おいも!」と目を輝かせる子どもたち。
早速準備をして空中菜園に向かいました。
あれよあれよとおいもを掘り出し、「あったよ~!」と見せてくれました。あまりにも見つけるのが早く大人が追いつかないほどでみんなで大笑い、とっても楽しい空間でした。
掘ったお芋を、焼き芋として美味しく食べられるように、太陽に当てておくと美味しくなるという良い情報を教えてもらったので、太陽に当たる場所に置いてから、「あ~まくな~れ!あ~まくな~れ!おいしくな~れっ!」と皆の愛情たっぷりの魔法のおまじないをかけて、太陽のパワーもかりました。明日の焼き芋大会が楽しみです。
そのあとは、園庭で遊びました。
「ねぇねぇ!せんせい!」と何回もいろんな子に声を掛けられたのですが、その中で多かった言葉は「〇くんどこ??」「ねぇ、△ちゃんどこいっちゃった?」と友だちを探す言葉だったり、「□くんがさ~」とお友だちのことを教えてくれる言葉でした。
お友だちを見つけた時の嬉しそうな表情はなんともいえません。一緒に過ごすことが当たり前の存在になっていて、お互いに大切だと感じ、そしてそれぞれがみんなを大事にしていることが伝わってきて、心があたたまりました。
S.S


◆分かっちゃいるけどやめられない (もも)

今日は音楽クラブでした。
朝の集まりの時に音楽クラブの話をすると子供達はとても嬉しそうな表情と歓喜の声を上げていました。時間前にホールに集合しなんとなく座って待つ子供達はとても可愛らしいものでした。
来月には新ゆり組として参加するため、少しずつお兄さんお姉さんという意識を持ち可愛らしい姿から凛々しい姿への変化に寄り添いながら見守っていきたいと思います。
さて、本日の内容は前回の音楽クラブで歌った「北風小僧のカンタロウ」を歌いました。
園庭に吹き荒む風を見て「カンタロウが来た〜」と喜んで歌います。大声で「カンタロウ〜!!!」と叫ぶ子供達は元気一杯です。
また、ピアノの音とリズムに合わせて寒い風と暖かい風になりきって動いてみました。
少しずつ音を聞き分ける力やリズムに合わせる力が子供達の意識の中でみられてきている様にも感じます。「今」はこの時間「今」はこれをするといった意識の持ち方が出来る関わりを大人も意識して子供達に関わっていく事で新たな姿が見られるかもしれません。
そして、先週の節分の歌も歌いました。
歌に合わせて鬼役と豆まき役に分かれてパート毎に表現遊びを行いました。鬼役は遅いリズムで行い、豆まき役は高音の音に合わせて行いました。
鬼役の子供達は指で角を作ったまでは良いのですが、歩き方が仏教行事の「奉献の儀」の様な(まっすぐゆっくり・・・な)歩き方で、いかにも怒りの無い鬼の様でした。その為、豆まき役の子供達が「ドッスン、ドッスン!」と掛け声をし、どっちが鬼役にふさわしいか分からなくなりましたが、繰り返し行う事で上手になっていきました。また、パートの交代もし、それぞれの役を楽しんだ子供達です。
そんな中、自分の待機場所(鬼役・豆まき役)に戻る時に友達とぶつかったり、転んでしまい泣いてしまう子供達がおりました。
そこで約束の確認を行いました。
「転ばないためにはどうすれば良い?」
子供達は「走らない!」「歩く!」とは言うものの次に行う時には思いっきり走っていました。
子供達の今の発達は「ルールを知る」で「ルールを守る」では無い事もここでみられます。
「分かっているのにどうしてやらないの!分かっているのにどうしてやっちゃうの!」
大人の「分かっちゃいるけどやめられない・・・」とは違います。
ここはふと「今」を見極める瞬間であったりもします。
ルールも大切ですが、ぶつからない様に避けたりぶつからない様に走ったりする事も大切です。それを「今」子供達は一生懸命に学んでいます。
k★y


◆音楽クラブ (ゆり)

今日も以前やった「北風小僧のかんたろう」の曲に合わせて体を動かしたり、歌ったり、「かんたろー」と呼んでみたり、風が吹くときにはホールの中を走りまわって風を表現して楽しむと、一人で歌を歌ったり、リズムをやりたいという◆くんがみんなの前にでてきてピアノの音に合わせて披露すると、みんなから拍手をしてもらえて誇らしげな表情を浮かべていました。
今度は、この間、節分だったという事もあり、豆をまく人、鬼に分かれて、豆まきの歌や豆をまく音、鬼の音に合わせて豆をまく真似をしたり、ドスンドスンと鬼が歩く真似をしてリズムを体で表現するのを楽しんだり、ピアノの音が何回なったかでお友達とグループを作って座り、体をゆらゆらさせてリラックス。
みんなの大好きな焼き芋ジャンケンになるといつも以上に気合いが入り、負けても「〇ちゃん頑張れー」とお友達の応援にも熱が入り、チャンピオンが決まるとみんなで拍手をしてお祝いをしました。
最後にはピアノの「ド」と「ミ」を聞き分けて赤いフラフープ、緑のフラフープに入るという事をやりました。自分たちの耳を信じてどちらかのフラフープに入りましたが、あまり間違える事なく音を聞き分けている姿に驚きました。
今日も音を見て、聞いて、表現することに夢中になったゆり組の子どもたちでした。
(K.H)


◆音を楽しむ(音楽クラブ~ひまわり)

あと一か月ちょっとでひまわりぐみのみんなは小学校へ行きます。音楽クラブでも小学校の話題は登場し、一人ひとり自分のランドセルの色を発表することになりました。
バラ色・ピンク・赤と黒・青とオレンジ等、様々な色が印象的です。まだ決まってない子もいましたが、自分が欲しい色を言ったりと子どもたちは楽しそうで、小学校へ期待が高まっているのが伺えます。
今日の音楽クラブはひまわりぐみのみんなで作った【ひまわりぐみのうた】を中心に繰り広げられました。みんなで歌ったあと、『おんがく』とは何かという話になり、『おんがく』とは漢字で書くと『音』を『楽しむ』ということ。みんなが歌を作る時、どんな事を大切にしたか聞かれると『まず言葉(歌詞)を考えたよ』。そして『楽しい音がいいってした』と思い出すように子どもたちの口から出てきました。「そうだったね」と講師も話を続け、また、音を楽しむには必要なことがあり、それは、
●メロディー
●ハーモニー
●リズム
の3つ。これらがひまわりぐみの歌にはしっかり入っているんだと教えてもらい、子どもたちも納得したようでなんだか嬉しそうにしていました。
この歌を使って二拍子・三拍子・四拍子それぞれのリズムに合わせて手を動かし表現します。二拍子は一人で、三拍子は二人で、四拍子はみんなで・・・初めは難しくてもお友だちに教えてもらったりと息もぴったりになっていました。
また、自分達で作ったからか【ひまわりぐみのうた】はみんな自信満々に、そして本当に楽しそうに歌っています。前で歌えるかと聞かれると勢いよく手を挙げ、一人で歌ったり二人だったり人数を増やしてみたり・・・とにかくみんなは前で歌いたいという気持ちが強いようです。
『げんきなからだ~みんなであそぶのたのしい~』というフレーズで始まります。とてもステキな歌です。どこかで聞ける機会があれば・・・
子ども達にぜひ歌ってみてもらってもいいかもしれません。
今日は『音楽クラブ』という名の通り、『音』を『楽しんで』いたひまわりぐみの子ども達でした。
K・E
Posted in 園のこだわり