みんなで見守る
2017年01月26日 木曜日
2歳児のS君は、園庭で遊んでいる時、よく玄関フロアにある水槽を見に来ます。「水族館」と言いながら海水魚や淡水魚を真剣な目つきで眺めています。そして、時々それ以外の所にも探索に出かけます。
そんな姿を見かけると、園庭にいる保育者に「S君が玄関にいるから見てるね」と声をかけます。
子どもたちの行動は、読みづらく、担任だけでは把握できない時もあります。その為、無理に集団に戻そうとしがちになってしまいます。
以前の研修で、『私たち保育士は、同じことが出来る子を増やすのが仕事ではない。その子その子の持ち味を生かし、発揮できる子に育てていかなければならない』と学びました。
集団から外れたり、大人の意に添わない行動は、マイナスに見えてしまう刷り込みを取り払い、S君の今を大切にするため、常に「S君にとっては何が一番最良か・・・」を担任だけではなく職員で共有しています。
職員みんなで見守ることの出来る環境で、一人でも多くの子が自己肯定感を育み、自信を持って成長してほしいと願います。
保育主任
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