◆11月30日(水)の子どもたち
2016年11月30日 水曜日
◆生活と遊び。 (つぼみ)

ふじ組さんがお散歩に出発すると、窓にぺたっとくっついてうらやましそうに眺めている子どもたち。
そんな子どもたちから順番に、園庭に行く準備をはじめました。
自分の靴下を出してきて、ちゃんと足に当てています。
保育者に手伝ってもらいながら靴下を履くと、今度はジャンパーと帽子を取りに行く子どもたち。
これを着てから行く・・・とみんなちゃんと理解しているのが伝わってきます。
最後までゆっくり遊んでいた子も、少しずつ周りの様子に気づきはじめ、靴下をちょうだいと両足をとんとん叩いてアピールしに来てくれました。
集団で過ごすことの影響はこんなにも大きいのだなと改めて感じる姿でした。
園庭に出ると、みんなそれぞれ好きな場所に向かっていきます。
人気の砂場では、遊び方が少しずつ変化してきています。
ついこの間までは、砂場遊び用のおもちゃをカゴから全部出してはしまう・・・という遊びでしたが、いつの間にか、シャベルやおたまで砂をすくい、コップやボウルにうつすという遊び方をする子が増えてきました。
とっても真剣に、そして集中して何度も何度も繰り返します。
この動きは給食の時によく使う動きと同じです。
『スプーンで食べ物をすくう』という生活の中でとても大切な動きを、遊びの中でしっかりと獲得している子どもたち。
生活と遊びがしっかりつながっているからこそ、遊ぶ環境をしっかりと設定していくことの大切さを感じます。
『遊びを保障する』という意味を改めて考えながら、保育をしていきたいなと思う今日でした。(I.E)

◆お散歩日和り (ふじ1)

今日は晴れていてお散歩日和りだったので、園周辺を歩きに行きました。
お散歩カーに乗り、順番に歩きます。一番最初に歩いたのは〇ちゃん。保育士と手を繋ぐと、道案内は任せてと言わんばかりに保育士の手を引きぐんぐん歩き出します。
日の光があたる場所を歩いたので、あたたかく心地よいお散歩となりました。子どもたちは体力もついたためか、自らお散歩カーに戻ろうとする子どもはいません。早く歩きたいアピールをしたり、足を高く上げて歩いたりと、歩くことが大好きな子どもたちです。
歌を歌いながらご機嫌で歩いたり、覚えたての言葉を「あっとー(ありがとう)」と言いながら歩く姿もありました。
驚いたのは、到着してからのみ仏様へのご挨拶。自然と手を合わせる姿に感動しました。
何度も繰り返すことで、自然と身に着くことがあると実感しました。大切なことを日々の中で言葉や姿勢で伝えていきたいと思います。
(N.M)


◆広がるたのしさ (ふじ2)

今日はふじ3くみと本五ふれあい公園まで散歩に行きました。昨日は全員が歩き、今日は散歩カーで行きました。
公園に着くとたくさんの葉っぱが落ちており、黄色や赤の葉っぱのじゅうたんが出来ていました。保育士が走っていくのに続き、子ども達も走っていくました。
以前までは自分の好きなところにいって遊ぶ姿が多かったのですが、「〇ちゃ~ん」と呼び合ったり、一緒に葉っぱを拾ったりという姿が見られました。また、中心あたりで遊んでいた以前に比べ、公園の端っこまで行ってみたり行動範囲が広くなっていました。
落ち葉の「カサカサ」「サクサク」という音が楽しくてわざとすり足で歩いてみたり、公園にいた鳩をみんなでこっそり追いかけて笑い合ったり、たくさん葉っぱを見つけて片手いっぱいのお土産を持っていました。
園に戻り着替えをしていると〇ちゃんが△ちゃんの服を脱ぐのと手伝っていました。「やって」と言えるようになった子どもたちは、「やって」から「自分で」、そして「やってあげる」という次のステップに進んでいるんだなと感じました。
(K.E)


◆お土産はたくさん! (ふじ3)

今日はふじ2くみさんと本五ふれあい公園に行ってきました。久しぶりの公園はすっかり秋模様になっており、着くと一面に広がる紅葉した落ち葉の絨毯が広がっていました。
お散歩カーから降りるとすぐにぱーっと散っていき、落ち葉の絨毯の上を走りだしました。ふかふかした葉っぱの上を走るとゴソゴソ音が鳴り「わぁ」っと思わず歓声が。ゴソゴソ ガサガサ音を立てながら走り抜けると葉っぱも舞います。落ち葉を手一杯に握って、上に投げると落ち葉シャワーに変身して大笑いでした。
落ち葉の種類も色々。赤いの、黄色いの、茶色いの。形も色々です。イチョウが気に入った〇ちゃんは、イチョウを集めていました。葉のてっぺんに切り込みが入っている形が「イチョウ」と認識されているようで、上の切り込みの浅い形のイチョウや、別の葉を渡すと「ちがう。いちょうじゃない」と、返却されてしまいました。たくさんの葉の中でもこだわりがあるようです。たくさん集めたイチョウをブーケのようにまとめて手に持ち、「みーてー」と大喜びしていました。
落ち葉だけでなく、大きな枝を見つけて杖のようにしてあそんだり、小さな穴を見つけると鍵の代わりのように穴に入れてカチャカチャしてみたり・・・。大きな石は「もしもしー?」と耳に当てて電話に変身していました。何でも楽しいものへと変身です!
ステキなものを見つけると、自分の分だけでなくお友だちに「はい」っとおすそ分けしてあげる様子もありました。お友だちに同じものを渡して同じ気持ちに。うれしい・たのしいを共有したい気持ちが出て来たことを感じました。
また、とても人懐こいふじ3くみの子ども達は公園のベンチに座っていたおじさんにニコニコしながら近寄り、なんだかおしゃべりをしていました。本当に物怖じしない子どもたちです。
地域の方たちとのふれあいもお散歩ならではの出会いです。
公園をたくさん駆け回り、落ち葉の絨毯の上を寝転んだり、ハトを見つけて追いかけたり、お土産用の落ち葉を手に握りしめ「これはママの・パパの」と言って大事にポケットへ。たくさんの季節のプレゼントをもらい帰ってきました。それぞれのお土産がたくさんです。
(K*S)


◆好奇心 (きく)

今日は3階のベランダに遊びに行きました。
お兄さんたちが優しく向かいいれてくれ、三輪車など乗り物を貸してくれました。2人乗りの乗り物があったりと物珍しそうに、いろいろなものを乗ってみて遊んでいる子どもたちでした。漕げない子も、乗ってみるだけで嬉しそうでした。
ずーっと漕いで行った先、端まで行くと、道路が見えます。
台に乗って外を眺め「ブーブーだ」と見ている子や「ママ、パパ、あっち」と駅の方を指さしたり、セブンイレブンの看板が見えると「パンかう」と言っていました。光景を覚えていて、自分の生活とつながって見ているのだなと感じました。
その後はにじグループのお部屋で遊ばせてもらいました。
いつもとは違うおもちゃたちに目が輝いていました。
「これやろうよ」と話しながら輪になってやったり、絵本ゾーンではたくさん並んだ本を嬉しそうに見ていました。アイスクリーム屋さんも、自分たちが作ったこともあったので、にこにこ笑顔で遊んでいました。
子どもたちの好奇心が引き出され、楽しそうに遊ぶ姿を見てこちらも嬉しくなりました。
11月ももう終わりますが、これからも子どもたちが「楽しい」という気持ちをたくさん味わえるよう、考え関わっていきたいと感じました。
(H.K)


◆手を繋ごう (たんぽぽ)

たんぽぽ組になってから何度も散歩には出かけていましたが、公園で思い切り遊んで帰りは散歩車で帰ってくるような散歩でした。その頃も、散歩車を使わないで保育者と手を繋いで歩く姿はあったのですが、最近の子どもたちがしっかりと園庭で遊んでいる姿や保育者との言葉のやりとりの姿を見ていると『友達と手を繋いで歩く』『目的地まで歩く』事が楽しめるのではないだろうかと思っていました。
子どもたちに、手を繋いで歩いて行こうと伝えると〇君はパーッと嬉しそうな表情。
「いっしょにつなごう」
声を掛けてもらった△君も嬉しそうな表情で
「うん」
園を出発するときからうきうきした様子の二人。だんだんとテンションが上がってきてしまいます。楽しそうな事は嬉しいけれど、怪我なく安全に帰ってきてほしいそんな思いもありました。どんどん、楽しくなってはしゃぐ△君。〇君はちょっと困っているような表情になってきました。
△君に
「〇君、ちょっとこまってるのかも・・どうしたらいい??」
△君
「・・・そうなの・・・??」
保育者のお願いよりもよっぽど心に残ったような気がします。大好きな人の困ったは、なんとかしてあげたいものです。
「ちょっと、ゆっくり歩いてあげたり順番で並んで歩いてみるといいかも」
と私なりの言葉をかえしました。その後の二人の様子は、〇君はニコニコと手を繋いでおしゃべり、△君はちょっと緊張した表情で手を繋いで〇君とおしゃべりしていました。足元もゆっくりゆっくり足を運んでいる感じがしました。
〇くんなりに『気を付けてる』のかなと思うと、とても微笑ましい姿でした。大人の言葉よりも、大好きな〇君の姿が△君の心には響いていました。自分以外の誰かを大切に思う気持ちはいろんな力を持ってるんだと思うと、そんな気持ちの芽を逃さずに大切にしたいと感じました U・A

◆表情 (うみグループ)

今日も天気が良く子どもたちの元気もあふれていて園庭にでる時間になる前から「園庭まだかな…」と言っている子もいました。
さっそく園庭に出るとつぼみ組の子と手を繋いであげている〇ちゃんと◇ちゃん。でも、しきりにつぼみ組の子の表情を伺ったり、話かけていました。
「おてて繋いであげてるんだねー。なにかあったの?」と保育士がいうと〇ちゃんが「なんかこの赤ちゃんが悲しそうな顔をしてたの」と教えてくれました。「それで手を繋いで話かけてあげていたんだね。〇ちゃんと◇ちゃんは優しいね」と保育士がいうとさらに優しくつぼみ組の子に「大丈夫?」と声を掛けてあげていました。
ロッククライミングのところへ行くと泣いている★くんの姿がありました。「どうしたの?」と聞くと「上(ツリーデッキ)に洋服あるの」と話してくれ、自分で登ろうとしたけどうまく登れず困ってしまい泣いてしまったようでした。
近くにいた△くんが「じゃあ、△くんみたいに登ってみて」と言って見本を見せてくれて上について、★くんがやろうとすると△くんが上から「わかった?」「頑張ってー」と言って応援をはじめました。そんな応援に★くんの表情も泣き顔から笑顔に変化してきました。お友達の応援のかいもあって登ることができ、△くんも自分の事の様に「できたねー!」と★くんに話かけていました。
様々な表情を見せてくれる子どもたち。お友達や様々な人とのかかわりの中で言葉だけでなく表情も相手がどう思っているかを考える一つのポイントになっていて、今日も関わる中で相手の気持ちを考えようとしたことで今日のような関わろうとする姿をみることができたと思うと日々の関わりの大切さを改めて感じました。
(K.H)

◆連鎖 (にじグループ)

今日は室内、園庭、ベランダ遊びを行いました。
年長児は英語教室です。
英語教室では、英語の歌に合わせて体を動かしたり、クリスマスについての話や塗り絵をしました。以前よりも歌の曲数が多くなっていました。曲数が多くなったのはそれだけ子ども達が沢山の曲を歌えるようになったことと英語の理解が増えたのかもしれません。
しかし、「Hello」に対し「Hello」で返すところまではとても良いのですが「How are you?」に対し「How are you?」とオウム返しをする年長児には少し可愛げがあって笑ってしまいました。(五、六回練習して何となく意味を理解したようです)
また、ベランダと園庭では寒さに負けずに元気に遊ぶ子ども達がいました。
ベランダには二歳児が遊びに来た為、遊びの場所や遊具を譲る子ども達がおりました。
本当は乗りたいけど・・・我慢する、譲ってあげるという子ども達の姿に様々な心情があったと思います。
いやいやな気持ちで譲る子どももいれば喜んで譲る子どももいます。
どんな心情であっても様々な子ども達がいる異年齢集団では年長児のそういった我慢強さはそれを見ている年少児や年中児の心情の変化へとなります。
園庭では、落ち葉遊びや氷鬼ごっこをしていました。
落ち葉をたくさん集めて保育者がバサッと落とす姿に子ども達は大喜びでした。
一番笑っていたのはその保育者でしたがその笑い声につられて笑う子ども達や他の所育者がいます。
笑顔の連鎖は「誰」がきっかけでもその連鎖の中に「子ども達」が混ざり合う事で更に広がって、繋がっていくと思います。
明日は健康診断です。
子ども達は予防接種ではないか?と心配している子どももおりました。
身体測定、○○健診、予防接種が一括りとなっている子どもが多い為、安心してね・・・と再度伝えて頂けると子ども達は安心する事かと思います。
k☆y
◆魚博士 (そらグループ)

魚が大好きで毎日図鑑を欠かさず読んでいるゆり組の〇君。
育子園の玄関の所で飼っている魚の中で毒を持っているもの、
この魚は食べられるか食べられないか、その中で今旬の魚は何か、
絶滅危惧種の魚はどれかなどまさに魚博士と呼べるほどどんなことでも知っている〇君です。
明日からいよいよ12月に入ります。今朝集まりの時間で話す中で子どもたちが何よりも楽しみにしていたのがクリスマス。育子園の玄関のポストへ手紙を入れると、サンタさんが住んでいる国フィンランドまで届くと言う話を改めてしました。
もしかしたら、〇君はフィンランドによくいる魚も知っているのではと思い尋ねてみると…。
「フィンランドにはサケとニシンがいるよ。」と即答。MAPSという世界の国々についてかいてある本を取り出しフィンランドのページを見て見ると〇君が言った通りサケとニシンのイラストが描かれていました。
給食では「しらうおの磯辺揚げ」が出て、給食の先生から
「白くて小さな魚がいっぱいくっついているんだよ。」と教えていただきました。
「これってじゃこと同じ魚なのかな?」とふと疑問に感じる児もいました。
〇君を始めとして白い紙に魚の絵を描く子どもたちの姿がよく見られるので、更に発展していくように今後も一緒に関わっていけたらいいなと思います。(K.Y)

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