大好きだよ
2016年10月12日 水曜日
昨日の職員朝礼で、良い話題を提供してくれた職員がいました。それは朝通勤途中で前を親あるいていた親子の会話でした。
その親子を追い越した後聞こえてきた言葉は、『お父さん大好き』と男の子が言うと、お父さんも少し驚いたように『お父さんも大好きだよ』との会話・・・。思わずほんわりとしたという話をしてくれました。
そして『今日はそんな気持ちで如何ですか』というと、ある職員が『大好き』という言葉に対して、だれか大人がいると、はずかしさから素直になれないこともある。これから意識して返します。
また他の職員からも、子どもが『大好き』とよく言って通り過ぎる事葉に『これからもっと意識して受け止めたい。朝からほんわかないい話を聞きました。』・・・と
その話を聞き、思い出したことがありました。数十年前の子育の時を・・余裕がなく夢中で、中々『大好き』と『ぎゅうと抱きしめる』ことが出来なかった事を・・
3番目の次女が2歳の時でした。
大変お世話になった担任の先生から、ある日、『仕事と子どもはどちらが大切ですか?』といわれたことがありました。お迎えも遅く待っている子どもに対しての日々に何か感じたのだと思います。
その時真面目に担当の先生に聞いてしまいました。その先生も小学校の運動会は、保育園といつも重なり、中々いけない事も聞いていたこともあり『先生はとちらですか?!』と・・・。すると、戻ってきた言葉が『勿論子どもよ。いつも大好きと言葉にだして、抱きしめている。』という言葉に絶句しました。
それから意識して『大好き』と言葉にして努力をするようにしました。長男も小学生なので変な感じで、逆に嫌われたようにも思いましたが・・・
子育ては気づいたその時からと教えていただき、遅れても言葉と態度で努力していきました。
『三つ子の魂百までも3歳までも』と昔の人は、素晴らしい言葉を残しました。
今、人の感情は3歳までに育つといわれています。
『保育の中で子どもの心が育つ時、あるいは子どもの心が育ったと感じた瞬間はどんな時でしょうか』と東京家政大学ナースリールーム行桁容子先生は【目には見えない心を育てる保育の力』と題して全国私立保育園連盟発行『保育通信』の中でシリーズで毎回発信し、大人が子どもを受け止める、共感する、子どもから心を学ぶ乳児期からの大切さを述べています。 園長
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