保育者の役割
2016年10月04日 火曜日
1歳のクラスに遊びに行った時、子どもの泣き声が聞こえてきました。
ちょうどSくんとMちゃんが玩具の取り合いをしているところでした。
まわりにいた保育者は、止めること、声をかけることをせず、取り合いをしている2人を見守っていました。
思いっきり泣いて自己主張をしたあと、保育者が間に入らなくても何かをきっかけに泣き止み何もなかったように遊び始めました。
しかし、少し時間が経つとまた取り合いが始まりました。
状況をわからなかった保育者が声をかけそうになりましたが、保育者同士声をかけ目配せして、そこにいた全員で見守っていました。
保育者全員が、子どもとの距離感を保ち同じ目線で見守っていた。そのことで2人は最後までしっかり自己主張できたのだと感じました。
その後、取り合う物が変わったり取り合う場所が変わったりしながら何回か取り合いが起きました。
どうやら、MちゃんはSくんと同じことがしたかったようです。
全員で見守れたからMちゃんの気持ちを感じ取ることが出来ました。
日常で頻繁に起きる子ども同士の色々な関わり。保育者は、環境の一部として、安全基地として子どもたちをしっかり見守っていくことが大切だと実感しました。
副園長
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