人生の公式
2016年09月15日 木曜日
9月10日は、初代長沼園長の祥月命日でした。
昭和32年、67歳で亡くなられた初代園長は、2歳の愛娘を病気で亡くされるなど、数々の悲運の中、すべてを感謝の心で受け止め、ひたすら人さまの幸せを念じて、信仰一筋の人生を歩みました。
祥月命日の法要に参加させていただいたのですが、そこで、素晴らしいお話に出会いました。人生には大切な3つの公式があるという内容です。公式に添って生きていくことで、時には応用することもできます。
1 「相手のために」ではなく「相手の立場に立つ」。
「相手のために」は、自分中心の考えが入ってしまう。しかし「相手の立場に立つ」は自分が入らない。ゆえに、心から優しい気持ちで相手を思う事が出来る。
2 自分の中に湧いてくるネガティブな心の中に、自分の仏性(仏様と同じ心)に至るヒントがある。
ネガティブな心は目を背けたくなるが、それは、どんな心が隠され湧き出ているのかを見つめ、自分を肯定的に受け止めていく。
3 昨日より今日、今日より明日、生かされているという実感を深める。
人は自分一人では生きていけない。数えきれないほど多くの人のおかげさま、ご先祖様の命のバトンのおかげさまで生かされていることを実感する。
この3つの公式は、自分自身を大切にするとともに相手も大切にでき、自分だけではなく、そして相手だけでもなく、すべての命を輝かせていくことができると感じました。
『幼児を慈しみ敬う心を育て、感謝の心を養っていきたい』という初代園長と、第2代目園長の創設の思いを受け継ぎ、子どもたちみんなの命が輝けるよう、3つの公式を実行し、良き縁になっていたいと思います。
保育主任
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