振り返る時間
2016年09月13日 火曜日
私が乗っていた電車に、学校帰りの親子が乗ってきました。
小学生の女の子は母親に引っ張られるように乗り込み二人並んで席に座りました。
その様子から、お母さんが怒っているのが感じられました。
その予感は的中し、そこから、周りに聞こえるほどの声で女の子を責め始めました。
「どうして出さなかったの?」
「なんで連絡帳と一緒に出さないの?」・・・と。
どうやら、夏休みの宿題を提出せず持って帰ってきてしまったようでした。
お母さんも協力して頑張った宿題なんだろうな~と思いながら会話を聞いてしまいました。
会話の全てが聞こえたわけではないですが、「どうして出さなかったの?」「なんで?」という言葉が何回も聞こえました。
その言葉を聞きながら、何回も言わなくてもいいのに・・・、そんなに責めなくてもいいのに、と女の子を守りたいという思いが湧きあがりました。
しかし、そんなお母さんの言葉を聞きながら、宿題を出さなかった娘を責めていた自分を思い出しました。
私は、このお母さんと同じことをしていたんだ・・・と自分の感情で責め立てたことを振り返りました。
夢中になってしまうと自分の感情が優先されてしまいます。
感情で子どもを責めてしまったとしても、研修を受けたり、日常の中で本を読んだり、話をしたり、周りを見たりして、ふと自分を振り返る時間があること。
それは、とても幸せなことだと感じました。
子育ては、うまくいくことばかりではありません。
自分を振り返りながら、親として成長させてもらっている・・・と娘に感謝しながら日々過ごしたいと思いました。
また、先日、お母さんの会の講演で学んだ『お母さんの心が幸せであることが大切』ということ。
娘への感謝の気持ち、そして日々に感謝して前向きに過ごすことが幸せに繋がっていくのではないかと感じたので振り返りながら実践していきたいと思います。
副園長
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