ありがとう おじいちゃん
2016年09月08日 木曜日
8月9日(火)、3~5歳児20名ほどが近隣の老人施設を訪問し、盆踊りやダンスを披露してきました。
音楽に合わせノリノリに踊る子どもたちを、優しい笑顔と、手拍子で応援してくださる入居者の方々の温かい心を感じました。中には、立ち上がって、子どもたちと一緒になってリズムをとってくださる方もいらっしゃいました。
すべての出し物が終わり、お礼をした後、施設を後にしました。すると、おひとりのおじいちゃまが、帰園の途につく子どもたちと一緒に手を繋ぎ育子園方向に歩き始めました。施設長さんが、「楽しかったんですね。角まで一緒に行きますか」とおじいちゃまに付き添い、一緒に歩いてくださいました。
約束の角まで来ても、名残惜しく、なかなか繋いだ手が離せません。そして、子どもたち全員が見えなくなるまで、施設長さんとおじいちゃまは、ずっと手を振りお見送りしてくださいました。子どもたちも何度も振り返り「ありがとうございました」と言いながら手を振っていました。
こんなに喜んでいただき、子どもたちを優しく見守ってくださる姿に、涙があふれました。そして、子どもが大好きだった亡き父の姿とも重なり、なお一層、感慨深いものがありました。
子どもたちにとって、地域のお年寄りの方々との交流は、心の育ちに大きな実りになっていくと思います。たくさんの方々に支えられていることに、子どもたちと共に、私自身が感謝の心を忘れてはいけないと改めて深く感じさせていただいた日でした。
保育主任
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