あそびを通して
2016年08月29日 月曜日
春、夏、秋、冬と子どもたちは、その季節の中で小動物、植物などに触れ、それらに興味を持ち、おおいに探索活動を楽しみます。その中で好奇心を働かせ、もっと知りたい、もっと学びたいと五感をフル活動させています。
保育室で飼っている虫や、ザリガニ、カタツムリなどの観察に熱心で、朝登園すると、まず、虫たちのゾーンに向かい中を覗き込む子がいます。「ザリガニが3匹だったのに1匹死んで2匹になっちゃたよ」「このコガネムシはアオドウガネって言うんだよ」「これはウンチだよ」「カタツムリの赤ちゃんが生まれたよ」とたくさんの事を教えてくれます。
園庭では、栽培している野菜やひまわりへの水やりが日課になっている子がいます。数少ない如雨露を交代しながら使ったり、大きな如雨露は重たくて、協力しながら一緒に持っています。生長を楽しみに観察し、変化に気づきます。
子どもたちの日々の遊びには、国語や理科や社会、算数、道徳・・・すべてが詰まっています。子ども達の姿を通して、就学に向けその基礎づくりが培われているのが分かります。
保育所保育指針、保育原理の中の保育目標に、『人との関わりの中で、人に対する愛情と信頼感、そして人権を大切にする心を育てるとともに、自主、自立及び協調の態度を養い、道徳性の芽生えを培うこと』『生命、自然及び社会の事象についての興味や関心を育て、それらに対する豊かな心情や思考力の芽生えを培うこと』『豊かな感性や表現力を育み、創造性の芽生えを培うこと』という内容があります。
友だちと関わりながら、興味・関心・探究心をもち自発的に活動している様子は、まさにこの目標に向かって成長発達している姿だと思います。
保育主任
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