◆8月24日(水)の子どもたち
2016年08月24日 水曜日
◆観察してやってみようとする (つぼみ)
今日は、園庭で遊びました。園庭に出るとすべり台か砂場周辺に集まってくるつぼみ組の子どもたち。
数か月前までは、つかまり立ちを楽しんでいた子たちは、すべり台を滑って来たり、下からすべり台に登って来ては、座り込んでいて、常に満員状態です。楽しさを共有するときもどいて欲しいというときも声や態度でその子その子なりの表現をしています。遊び方にも変化が出てきています。
砂場では、玩具を出すと握ったり投げたりしていることもまだまだありますが、〇くんがシャベルで砂をすくっていたので、となりでカップに砂を入れて逆さにし、バケツを外すとバケツの形ができ、にっこりと笑い「あ・あ」と声を出して「もう一回やって」としっかり伝えてきます。
何度か行うと、保育者がやっている姿をなんとなく真似ているのかカップに砂を入れようとする姿を見せてくれました。
また、保育者がシャボン玉を吹くと手を伸ばし感触を一通り楽しんでいた子どもたち。すると砂場用のカップにシャベルを入れシャベルの先を口元に当てて、息を吹きかけるような姿を見せた△くん。真似っこ遊びをしてみようかなという気持ちになってきたようです。
見て真似るという姿から成長を見せてくれました。色々なことをよく見ている子どもたち。
次は、どんな姿を見せてくれるか楽しみです。
(N.Y)


◆追いかけっこ (ふじ1)

今日は大聖堂までお散歩に行きました。ふじ2組と一緒です。
お散歩カーに乗ると「ごーごー」とご機嫌な子どもたち。出発前のみ仏様へのご挨拶では、手を合わせてみたり「なむみょー」と言ってみたり。経験を積み重ねてできるようになったことが増えてきました。
すれ違う人に「(お)はよー」と挨拶をしたり、通り過ぎていく車に手を振ります。工事中の場所にはクレーン車がありました。働きっぷりを釘づけで見ていました。
大聖堂の中に入り、絨毯のスペースで遊びました。広々とした空間は開放的で、子どもたちも気持ちがいいようです。思いきり走り回ったり、大きな柱に隠れていないいないばぁをしたりして楽しみました。
追いかけっこをすると、保育士に追いかけられることが面白くて、大きな声で笑います。遊びの楽しさを感じて、相手と共有できるようになったことにも成長を感じました。
室内でしたが、たくさん動いて笑って、いい汗をかきました。シャワーを浴び、給食のうどんも浴びるように食べ、ぐっすり眠っています。
(N.M)


◆記憶の中に (ふじ2)

今日は久しぶりに散歩行くことにしました。
「今日はお散歩いくよ」と子ども達に伝えると、「わんわん」と大聖堂までの途中に犬がいることを覚えていたようです。準備もほとんどの子が自分で靴下を履くとこができ、子ども達の手先も器用になってきたように思えます。
「しゅっぱつしんこ~」と出発すると、別の保育園の保育士と子どもたちに出会い「ばいば~い」と手を振ってくれました。「おともだちいたね」というと「ともちいた」とすこし不思議そうでしたが手を振り返していました。
進んでいくともう少しで犬がいるところと分かったようで「わんわん。わんわん」ときょろきょろと探していましたが、今日は残念ながら出てこなく、少し残念そうな子どもたちでした。
大聖堂に着き、3階にある絨毯の広場へ行きました。靴を脱ぐといつもとは違った感触だと感じたのか、絨毯に触れてみる〇ちゃんの姿がありました。それに続き、〇ちゃんや他の子は絨毯に寝そべってみたり、ちょっとした感触に触れてみました。
変化を感じとれるようになり子ども達もいろんなセンサーが働くようになったんですね。何かを感じ取ったように、初めは靴下で遊んでいた子ども達ですが、△ちゃんが靴下も脱いで走り始めると、他の子も同じように「ぬぐ」と靴下を脱いで気持ち良く遊んでいました。
久しぶりの散歩でしたが、帰りは太陽が出てきて「あついあつい」と暑さも感じていた子どもたちでした。
(K.E)


◆おおきなぷーる。 (ふじ3)

今日も13人全員出席で、げんきいっぱいなふじ3組です。朝の日課のカブトムシとあおむしさんの虫かごを今日も頭を寄せ合いながら見ていた子ども達です。
連絡帳を確認すると、今日は全員〇印。13人出席で13人ともプールに入れるのは実は今までなく初めてでした。せっかくなので全員でプールに入りたいと思い、今日はプールにはいることにしました。
先日幼児組の小さなプールに入りに行くと、いつになく楽しそうにあそんでいたことを思い出し、今日は幼児組はプールを使っていなかったのでこれはチャンスとおもい、小さなプールに水をためて今日はふじ3組の子ども達だけで貸切で使用することにしました。
朝の集まりでプールに入ることを話すと大喜び。そして大きなプールに入ることも伝えると「わーい」と喜んでいました。プールの準備ができるまでお部屋で過ごしていると、子ども達の方から「ねぇ たいそうしよう」と言ってきました。プールが待ちきれない様子です。
水着に着替えてシャワーを浴びて、みんなでテラスを出てプールサイドへ行くと「わぁぁ」とプールを眺めていました。一人ではまだ入れないので、抱っこして入れてあげると一気に水しぶきを上げてあそび始めました。怖がる子もいると思い、いつものビニールプールも用意していましたが、全員大きいプールに入ってあそんでいました。
いつもより少し水も多めだったので、ワニ泳ぎも、体を水に浮かせて遊ぶのも思う存分できます。プールの中で動き回っても、水をばしゃばしゃ掛け合ってもたっぷり遊べるのでそれはそれはきゃーきゃー大はしゃぎでした。
プールの段差に座って一人の子がバタ足を始めると、まねをして他の子たちも並んでバタバタ足をさせていました。普段の水遊びよりもとてもみんなダイナミックにあそぶ姿には驚かせされました。大きな空間でも怖がらずに遊べるようになったと思うと、逞しくなったなぁと感じました。
今日は保育士も一人水着を着て一緒にプールに入り、ふれあいながら遊んだりといっしょに楽しみながらプール遊びができました。子ども達の嬉しそうな表情や声に曇っていた空も晴れて太陽が出てきてプール日和な今日でした。
(K*S)


◆夏ならではの生き物・野菜との出会い (きく)
今日は久しぶりに園庭へ行きました。
ベランダへ出て行くと、一足先に靴を履いて行った〇くんたちから「せんせーきてー」と呼ばれ行ってみるとみんなが植えたナスがなっていました。
つやつやした紫色のナス。
「とっていい?」「たべたーい」とみんなおいしいのを知っています。
他にもみんなが植えたカラーピーマンも実ったので収穫し、ゴーヤと青シソも収穫していきました。
「給食室にもっていく」とみんなで給食室に届けに行くことにしました。
その前に、
「なに味がいいかな?」と聞くと初めは「いちごあじ」「ぶどうあじ」と好きな味を言う子どもたち。あまりピンときてなかったようで「ナスやピーマンをおいしくしてもらうのに味を付けるんだよ。おしょうゆ味がいいかな、みそ味がいいかな?お塩かな?」とどんな味にしてもらおうかとみんなで考えました。
「おしょうゆ味にしてみる」と△ちゃん。みんなも「おしょうゆにする」と決まり持っていきました。
給食の職員に「おいしくしてください」と野菜を渡すと「何味にする?」と聞かれたのでみんなで決めた味付け、「おしょうゆ味にしてください」と言いました。
さあ、あとは遊んで待つだけと園庭に飛び出していきました。
お兄さんたちがセミを捕まえていて「見せて」とお兄さんの手をのぞきこみます。
少し恐がりながらもつんつんと触れた〇くん嬉しそうに「せみ」と触ったことを教えてくれました。そんな〇くんの姿を見て「△ちゃんは恐いから触れないんだ」と言いながらも興味はあるようで少し距離をとりながら見ていました。
「あの木の所にもにもいるよ」「どこどこ?」と指差したり抱っこして見せてあげたりとセミを見上げる姿はとてもかわいらしいです。
お兄さんたちとセミを追いかけながら夏ならではの虫とりを楽しみました。
給食の職員がおいしくしてくれた野菜を試食。
「ナスおいしい」「ピーマン食べられるよ」「にがいけどおいしい(ゴーヤ)」とみんなでとった野菜おいしかったようで中には「食べれない」と言う子もいましたが野菜に触れられた経験が繋がっていくといいなと感じました。
t*s


◆気持ちの切り替え (たんぽぽ)
登園してくるときに、保護者の方と離れられずにいる〇ちゃん。今日は久し振りに寝そべるほど泣いてしまいました。「ママーママー」と泣きながら訴えていた〇ちゃん。保育室の扉の付近で寝そべってしまったので、怪我をするといけないと思い抱いて場所を移動しました。
抱いた時から、気持ちはうまく離れられなかった気持ちでいっぱい。気持ちを切り替えてあげたいと思ってしまう自分もいたのですが、〇ちゃんがそれを求めているかと考えなおしたときに、それは〇ちゃんに聞いてみようと思いました。
「〇ちゃん、どうしたい?」と聞いてみました。
「・・・」
大泣きだった〇ちゃんが、ふと泣き止む瞬間がありました。そして再び泣き始めた〇ちゃん。
「まだ泣きたいかな・・・ここで泣いたらいいよ。終わったら、待ってるね」
と伝えてそばを離れました。
しばらく横になっていた〇ちゃんですが、もう泣いてはいませんでした。それからしばらくして、そっと側にやってきてくれました。言葉はありませんでしたが、肩をポンと叩いてくれました。
「もう大丈夫」そういったかのようにその後、ちょっとリズムカルな足取りでブロックコーナーに向かって行きました。ちゃんと自分のタイミングで、自分で寂しかった気持ちを切りかえて遊びに向かえた〇ちゃんはとてもたくましく、素敵でした。
お絵描きコーナーでは色鉛筆を使ってお絵かきが盛り上がっていました。そんな中、ちょうどお絵かき用の紙を切らしていて保育士が準備するために教材庫に紙を取りに行っていました。盛り上がっていた、お絵描きを見てやりたいと感じていた〇くんは、水色の色鉛筆を一本持って椅子に座って待っていました。
でも、紙がないので、なかなか描くことができません。段々、待ちきれなくなってきて保育室の扉まで行って待っていました。そして、やりたい気持ちがあふれてとうとう、扉にお絵かきをし始めてしまいました。保育者が「あーあ・・」と声を掛けると〇くんとても納得がいきません。
「ここは、かかないよ」
「〇×▽・・・」〇くん怒っています。
「どうして?おこってるの?」
「うん」
こちらが、怒っている事に反発しているのかなと考えましたが、どうやらそうではなさそうなのです。分かってほしい、こうして欲しいと思うほど、上手く伝わらなかった〇ちゃんとのことを思い出しました。
「〇くん、待ってたんだもんね。あとちょっとだよ。」
「・・うん」気持ちが和らいだようです。
「でも、ここ描かないでね」
「〇×▽・・・」〇くん、怒っています。
描かないで欲しいことは伝えたいと思っていますが、〇くんはなにを伝えたいのだろう。と考えてみると、はっとしました。
「書きたいんだよね。早く書きたいんだよね。」
「うんうん」と笑顔を見せてくれました。
紙を見せて「〇くん、これなら書いていいんだよ。ここ(書いてしまった壁を見せて)は、なしなんだよ」と伝えると「うん・・ごめんね」と言ってくれたのです。こんなにも、自分の気持ちを一生懸命伝えている事にとても驚きました。
そして、気持ちに気が付いてもらえるとこんなにもスムーズに思いを受け止めてくれて、また一つ〇くんと気持ちが通わせることができて幸せな瞬間でした。
たんぽぽ組の子どもたちも、毎日一生懸命自分の気持ちを伝えてくれている事に気が付かせてもらえます。その、気持ちに目を向けたり心を寄せたりしていくことで一緒に過ごす時間が何倍も楽しく感じることを教えてもらっています。U・A


◆ちょっと背伸びして (うみグループ)

今日は年長児がファミリーコンサートに出かけた為、ゆり・もも組の子ども達と過ごしました。
「年長さんおでかけだよね?」と聞いてきながら、行きたいなという思いも伝わってきます。
「来年は僕たち行けるもんね」と年長への憧れの気持ちも抱いているようでした。
朝の集まりでは「今日はゆり組さんが、うみグループさんのお兄さん・お姉さんだね」と話すと、背筋をいつもよりもピンと伸ばして、耳を傾けてしっかり話を聞いてくれていました。
給食・おやつ当番も年長さんの変わりに、ゆり組の頼もし子ども達が引き受けてくれました。
「もも組さんもやりたいお友達いるかな?」と聞いてみると、ゆり組と一緒にやってみたいと手をあげる児がいました。
今日初めてのお当番をする児もいました。
「やさしく教えてあげるね」と声をかけてくれていて、優しいゆり組です。
もも組の子ども達は、普段ゆり・ひまわり組の子ども達が取り組んでいる遊びをしている姿がありました。
神経衰弱やUNOなど、ルールは何となく理解しているけれども、お兄さん・お姉さんのペースについていくのが大変であったり、教えてもらうのも少し緊張している姿があります。
今日はゆったりとお友達と一緒に教え合いながら遊べていて、園庭の時間になっても室内で夢中になる姿がありました。
普段の異年齢の関わりから、今日のような日にも影響して子ども同士の関わりが発展していくのを感じました。
大きく成長することへの期待を子ども達と一緒に楽しみにしながら、少し普段より背伸びをした姿が見られてた一日でした。(B・K)
◆
◆ログハウス2 (そらグループ)

今日は、年長児がファミリーコンサートのため日中は、年少・年中で過ごしました。
子どもたちは、朝の集まりが終わると思い思いの遊びを見つけ楽しみます。
今日も各ゾーン遊びの他に、子どもたちが意欲的に取り組んでいたのが割り箸を使ったログハウス作りです。
一人の子が始めると「やってみたい」とたくさんの子が集まってきました。
年少の〇〇くんも、ここ数日集中して取り組んでいます。
そのような中、作ることはせずに作っている子をじっと見守る年少の△△くん。
「△△くんもやってみる?」と声を掛けると「やらない」と微笑みました。
しかし、他の子が作っているのを見ているだけでも「あっできてきた」「屋根作るの?」などと、嬉しそうな△△くん。
△△くんにも体験させてあげたいと思っていましたが、すでに△△くんなりに遊びに参加していたようです。
子ども一人ひとりそれぞれのペースがあります。△△くんも造形への一歩を踏み出したのかもしれません。
これからも温かく見守っていきたいです。
T.N


◆ファミリーコンサート (ひまわり)

今日はファミリーコンサートに年長児だけが参加するため、電車に乗って会場まで行きました。
久しぶりに年長児だけで出かけるということに「明日はファミリーコンサートにいくんだよね」と昨日からテンション高めでソワソワしていました。
そして、今日は朝からゆり、もも組に「ファミリーコンサートいってくるね」と話す姿が見られたり、持ち物の話をしたりと遠足気分でした。
ホールに年長が集合し、出かける前の約束ごとを一つ一つ確認をすると、真剣な表情で話を聞いたり、「こういう時にはどうしたらいいか」と言う話になると手をあげて自分の考えを言ったりと年長らしい姿も見られました。
み仏様にご挨拶をして出発です。
二人一組になって手を繋いで駅へ向かい、電車の中ではなるべくお話しをしないように静かにしようとしたり、窓から見える風景を楽しみながら「先生、どこの駅で降りるの」と早く会場につきたいという気持ちを言葉にして言ったりとすごく楽しみにしているというのが伝わってきました。
杉並公会堂に着くと水分補給やトイレ休憩をして会場の中へ入ります。
席は前の方だったので、ステージに置いてある楽器が良く見え、「あれはなんだろうね」「あれはピアノかな」と普段あまり見ることのない楽器に興味津々でした。
コンサートが始まりいろいろな楽器がさまざまな音色を奏でるとそのハーモニーに驚いたのか口を開けて指揮者や演奏者の方を見たり、知っている曲が次々に演奏されると一緒になって歌ったり、頷きながらリズムをとったり、時には指揮者や演奏者になりきって動きを真似たりする子もいてそれぞれのコンサートの楽しみ方をしていました。
このファミリーコンサートのお楽しみで、指揮者を体験してみるという企画があり「やってみたい人?」と聞かれるとみんな気合を入れて「はーい」と大きな声で答え、手をあげてアピールしていました。しかし、残念ながら選ばれることはなく他の保育園のお友達が代表でステージに立ち指揮者をやってみると本物の指揮者のようにリズムをとるのが難しいようでテンポが速かったり、遅かったりすることもあり自分がやっていることのように指揮者をしているお友達の方を見ていました。
コンサート中、沢山歌ったり、聞いたり、拍手をしたりして楽しんだからか帰りの電車では「疲れたー」と言って椅子に座ってぼーっとしてしまう子がほとんどで、行きの電車の時よりも明らかに元気がなく口かずが減っていました。
やっとのことで育子園に着き、み仏様にご挨拶をして給食の時間になると「うどんだー、やったー」と言う声が沢山聞こえてきました。沢山歩いて帰って来たこともあり、いつにも増して給食が美味しく感じた子ども達でした。
(K.H)


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