◆8月2日(火)の子どもたち
2016年08月02日 火曜日
◆経験が次の興味へ。 (つぼみ)

今日も園庭で遊びました。
1番に園庭に出て、貸切状態でしたがやっぱりみんなの集まるところはローラー滑り台です。
しばらく堪能していると、ふじ組やきく・たんぽぽ組が出てきました。
裸足で出てきたふじ組は砂場に穴を掘って、そこに水を入れ泥んこあそびがはじまります。
さっきまですべり台に釘づけだった〇くん。そろーりそろりと砂場に近づいていきます。
砂場の泥んこ水たまりに目をやりながらも、〇くんが手を伸ばしたのは水を入れるために用意したシャワーでした。
水遊びをしているときに使うのをよく見ているのでしょう。
でも、いつもと違ってお水が出てこないなーと覗き込みながら、ホースを持ち上げた瞬間、たまたま水が勢いよく飛び出しました。
びっくりしたのは保育者で、〇くんはしめしめ・・・といたずら顔です。
そんな表情も一つ一つがとても可愛らしく、成長しているなと嬉しく感じます。
気付けばローラー滑り台の周りにはほとんど子どもたちの姿がありません。お兄さん、お姉さんにつられるように、砂場に行ったり園庭の奥の方に行ってみたり、みんな動き出したようです。
ひとしきり遊んだ後、自分でお部屋まで戻ってきた△ちゃん。
十分遊びましたよーと言っているように感じました。
育子園の中で、一人ひとりそれぞれのペースで自分らしさを発揮してくれる子どもたち。
異年齢での関わりもまた、自分らしさを発揮するための大切なスパイスだと感じます。
成長と共に、子どもたちの興味もぐんぐん広がっていきます。
子どもたちが感じているもの、興味を示しているものに一緒に寄り添っていける、見守っていける私でありたいなと思います。(I.E)

◆ おもいきり遊ぶ。 (ふじ1)

午前中、大雨が去った後は天気が落ち着いていたので、大聖堂までお散歩に行きました。
お散歩カーに乗るとみんなしっかり手すりにつかまって体を支えます。おしりをふって楽しそうにしている姿もあります。お散歩にもだいぶ慣れてきました。
バスやタクシー、消防車に出会いました。指をさして保育士の方を見て見つけたことをアピールしてみたり、はっきり「バイバーイ」と言う子どももいます。
大聖堂に到着すると、まだ何個か蓮の花が咲いていました。子どもたちの側に近づけてみますが、花よりも大きな葉っぱの方が気になるようで、みんな手を伸ばしていました。
葉っぱの表面に水を入れると、生きているかのように葉っぱの上を水が転がります。その様子を不思議な生き物を見つめるような表情で触っていました。
その後は大聖堂の中に入り、大きなみ仏様にご挨拶。キラキラした飾りに声をあげて反応する子どももいれば、しーんとした雰囲気を感じているのかじっとしている子どももいました。
み仏様に手をふってお別れした後は、絨毯が広がっている場所で遊びました。広々とした場所では走りたくなるのか、みんなで思い切り体を動かしました。
ハイハイで進む〇ちゃんも、動きやすかったのか、すごい速さでみんなと追いかけっこをしました。
大きな柱に隠れてのいないいないばぁは迫力があったのか、驚いて大笑いする姿もあります。
広いスペースなので、横になって転がって思い切り遊びました。
柔らかい絨毯の上で、走ったり、転がったり、笑ったり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
環境を変えることで、子どもたちも遊び方が変わり、また新しい一面が見えたように感じます。真夏の暑さの合間を見つけて、お散歩も楽しんでいきたいです。
(N.M)

◆色水遊びパート2 (ふじ2)

今日は2回目の色水遊びをしました。
タライに水を入れると目を輝かせる子どもたち。本当に水が大好きです。
子どもたちの前で魔法の粉である食紅を、赤・青・黄色の順に入れていきます。
色が変化するのを見て「わぁ~」と声を上げる様子は前回同様でした。
前回との違いが見られたのはその後です。
1回目の時は、色の変化に関心を示した後は、ただひたすら水遊びを楽しんでいました。
今回は、色が変化したのを見ると、子どもたちから次々に「あお」「ジュース」「飲みたい」といった声が聞かれたのです。
黄色の食紅を入れると、薄い黄緑色の色水になるのを見て入浴剤を連想したのか、「おふろ」と言う子も数人いました。
〇ちゃんは大きなペットボトルに青い色水を入れ、「ジュース、お買いもの」と話し、ペットボトルを持って歩いていました。
☆ちゃんは黄緑色の色水の入ったタライの中に身を沈め、「おふろ。おふろ」と上機嫌の様子。
色水を見て何かを連想し、言葉で表現し、遊びに変化が見られるなど、こんなにも大きな成長に驚かされました。
次回はどんな姿が見られるのかとても楽しみです。
毎日少しずつ変化している子どもたちの成長を、強く感じた色水遊びとなりました。
O・Y


◆ あおむしの再来 (ふじ3)

ふじ3くみで一世を風靡(?)したはらぺこあおむし。昆虫の図鑑やアゲハの絵本を借りてきたことで、また興味が出たり、ちょうちょの羽をつければちょうちょに変身したりと、今でもあおむし&ちょうちょは子どもたちにとって身近な存在のようです。
一度、ちょうちょになるまで育てたので、正直もう十分かなという思いだったのですが(毎日のえさやり、けっこう大変でもあるのです)、先日また小さな幼虫を見つけたときに、図鑑やリアルなアゲハの絵本に興味を持っている今なら、子どもたちはどんな姿、反応を見せるのだろう・・・と、その姿を見てみたくなり、もう一度、育ててみることにしました。
幼虫のえさとなる柑橘系の葉が家にあるという保育士に葉っぱを頼んだところ、その葉っぱにさらに数匹の幼虫、さらには卵までついているのを発見し、園庭でもちょっと色の違う幼虫を見つけ、種類の違うアゲハになったら面白いなとさらに仲間が増え・・・、かなりの大所帯です。
再びやってきたあおむし(まだ黒い色です)、そして、卵(卵を見るのは初めてです)を子どもたちに見せると、5ミリほどの小さなあおむしを指さしてみたり、卵を見て、「ほら、はっぱのうえに~ ちいさなた~ま~ご~・・」とはらぺこあおむしの歌を歌ったりします。
以前から興味の強い〇ちゃんは、「くさいのする~?」と聞いてきます。アゲハの絵本に、「緑色になったあおむしが角を出し、そこから臭いにおいを出して敵を追い払う」という話が出ていたのを覚えているのです。「まだ、赤ちゃんだから、臭い角は出ないんだ。」と話すと、「くさくないの?」と何度も言っています。その記憶力と、好奇心の強さに驚きです。
子どもたちと一緒に、もう一度その成長を見守り、2度目ならではの新しい発見、驚き、興味が見られるとうれしいなと思います。
園庭では、何か水を使った遊びをしようと、砂場をスコップで少し堀り、水をためて、どろんこの池を作ってみました。わあーと興味を示しながらも、ちょっと足を踏み入れるのをためらう子どもたち。まずは、砂をぼちゃんと入れてみます。保育士やお友だちが、段々と足を踏み入れるのを見て、周りの子たちもどんどん中へ入っていきます。
足で感じる水の冷たさと、砂と水が混ざったどろどろーっとした感触。いつのまにか、全員裸足。服もどろんこに染めながら、今しかできない遊びを楽しんでいます。
(T.M)


◆夏を感じながら (きく)

今日は、園庭で遊びました。セミの鳴き声も聞こえ、本格的な夏の暑さになりました。子どもたちの楽しく遊んでいる様子を写真におさめました。
一つ目の写真は、子どもたちが砂場で穴を掘り、その中にホースで水を入れ、裸足になって砂や水の感触を楽しんでいる様子です。子どもたちからは、「つめたーい」「ザラザラする」「(水が浸み込んだ)砂黒いね」など、たくさんの感想を聞きました。
そして、水が浸み込んだ砂を使って、お団子を作ったり、スープ屋さんにしたりと、遊びの発展にも幅が広がってきました。水・砂などの自然から学ぶ事が多くある事を感じさせて頂いた瞬間でした。
二枚目の写真は、シャボン玉で遊んでいる子どもたちの様子です。ここでは、きく組の子どもたちが、ふじ組の子どもの近くでシャボン玉を吹いて、一緒に楽しんでいました。「ふじ組さんにも見せてあげるんだ」ときく組の子どもたちは嬉しそうに、保育士にお話ししてくれました。年齢関係なく、一緒に「きれいだね」「キラキラしてるね」とお話ししながら楽しそうに、シャボン玉を見ていました。
三枚目の写真は、ホースを霧状にして、子どもたちと水遊びをしている様子です。保育士とも一緒に楽しみました。子どもたちは、夢中になって「雨が降って来たぞ」「冷たいね」などお話ししながら、嬉しそうにホースの近くに来たり、遠くへ走って行ったりして楽しんでいました。
子どもたちは、今現在を一生懸命、楽しみ、生きて、学び、成長していることを感じさせて頂きました。また、子どもの興味を保育士も一緒になって楽しみ、学び、一緒に成長していきたいと改めて感じさせて頂きました。(K・K)


◆どろだらけの園庭遊び (たんぽぽ)

今日は身体測定をしてから園庭に出て遊びました。ふじ組が砂場で水を入れてじゃぶじゃぶと泥あそびをしていたのを見つけて早速靴を脱いで入っていく子どもたち。
シャワーをかけられて「やめてよ~」と言いながらもみんなで水に向かっていく子どもたち、本当に水が大好きです。顔も服もいつの間にかびっしょり濡れていました。
山を作ると、固める子、砂を運ぶ子とそれぞれがそれぞれの役割を果たそうと必死に動き回ります。「こっちじゃないよ」「やめて」「ちがう」と友達に怒った〇くん。どうやら〇くんの中のイメージと違ったようです。『こわされた・・』と思ってしまったようです。怒りながらも悲しそうな表情をしています。
言われた△ちゃんも怒られて悲しそうな表情を浮かべていました。ですが、そこをグッとこらえ、「じゃあ、どうやったらいい?」と聞いてくれました。
すると〇くんも泣きながらも「こっちにして」と教えてあげることができました。
怒られたからと怒り返すのではなく、ちゃんと話してくれたからこそ、しっかりとお話が出来ました。
ぐっとこらえた△ちゃんも、一度はカッとなってしまってもしっかり伝えることができた〇くんもすごいな、えらかったなと思います。
どうやって伝えたら相手が嫌な気持ちにならないかな・・とまでちゃんと考えることは難しいことかもしれませんが、日々の伝え方や、子どもたちとの日常の会話から、自然と身に付いてくれたらなと思います。優しい言葉、素敵な言葉をたくさんかけてあげたいなと思いました。
S.S

◆ 音楽クラブ (もも)
今日もピアノのリズムに合わせてジャンプしたり、歩いて体でリズムを刻みます。
次に大きな一つの丸になって座り、真ん中に椅子を置いて王冠をかぶって小さな王様、お姫様になってリズムに合わせて「大きな丸い輪の中に~、小さな王様いっらしゃる~初めに立って、お辞儀して~それからぐるぐる回りますー」と歌いながら手拍子をしてリズム遊びを楽しみました。
王様になった後は電車や船、バスに変身。
お友達の肩に手を置いて電車になりきってゆっくり歩いたり、走ったり。時には手を放してしまい脱線してしまう子もいますが、上手にお友達と息を合わせていました。
講師が「この電車は何の電車かな?」と聞くと「はやぶさ」「西武線」「こまち」と新幹線などの名前を得意げに言い、「どこに着いたのかな」と講師がさらに聞くと「新宿」「下井草」とやはり駅の名前をあげていて子どもたちの知識ひかりました。
最後には床に座ってバスになりきって横に揺れたり、縦に揺れたり、二人一組になって足を合わせて船になりきってゆらゆら。
今日も体を使ってリズム遊びを楽しんだもも組でした。
(K.H)


◆よく考える (ゆり)

今日は音楽クラブ。ゆりぐみのみんなが揃いました。男女分かれて二列に並んだ子どもたちは講師の叩くタンバリンの数に合わせて順番に座っていきます。
一回叩けば一人座り、二回叩けば二人座るという流れで進み、子どもたちは講師の叩く手元と音に集中。顔は真剣です。音が鳴り、座るのかな・・・でも、今自分の分まで鳴ってなかったような気がする・・・よく考えて座りかけた膝を伸ばして立ち上がり正解です。流れに身を任せるのではなく、子どもたちは本当によく考えていました。
今日は電車・バスに変身し、パン屋さん・お菓子屋さんに行きました。
電車にはどうやってなるのかと講師に聞かれると『みんなでつながる』という回答が返って来ました。みんなというのは全員なのか、長い電車なのか短いのか・・・はたまた長くして脱線しないようにするにはどうしたらいいか等たくさんの質問が投げかけられました。
子どもたちは『長いのがいい』が多数。脱線しないようにするには『十両編成がいいよ』との提案が出てきました。みんなが繋がれば自然と一本の長い電車になっていましたが、電車の知識が豊富な男子チームはしっかり十両編成(10人)になっており準備はバッチリな様子でした。
長い電車も脱線しないように出発進行。ピアノのリズムに合わせて動き出します。まもなくするとトンネルも現れ、電車に変身した子どもたちは脱線することなくどんどん進んで行きました。早くなることもなく遅くなる事もなく、リズムに合わせて進むのはさすがです。
着いた先にはパン屋さんとお菓子屋さん。歌を歌いながらリズムに乗ってふんわり美味しいメロンパンとたくさんのお菓子を買って食べてお腹は満腹。
そして一休みした後、みんなで木の枝(小太鼓のバチ)を一本拾ってリズム遊びをしました。講師が叩いたリズムと同じリズムを子どもたちも叩きます。
タンタンタン 『タンタンタン』
タン タタン 『タン タタン』
どんどん難易度は上がっていきます。ですが、子どもたちの集中力は更に増し、よく見てよく聞いています。あれ?と分からなくなっても繰り返していく内にしっかり合っていく姿があり頭の中はフル回転のようです。
リズムに合わせて動き、その中で二人組・四人組・八人組・そして十両編成(10人)と数を考えたりと今日は大忙しのゆりぐみの子どもたち。
でも、みんなで力を合わせてよく考えて取り組んでいました。
K・E


◆8ビート (ひまわり)

今日の音楽クラブは、音に触れる前に「育子園での好きな遊び」の発表を一人ひとり行いました。
「折り紙で飛行機作るのが好き」「園庭で虫探しするのが好き」…
約40人の子がいる中、一人ひとりが堂々と発表する姿はもちろん、友だちの話に興味を持ち真剣に聞く姿がとても頼もしく成長を感じさせられます。
発表が終わるとリズム遊びのはじまりです。今日は、太鼓のバチを使ったリズム遊びを行いました。
「二分音符、四分音符、八分音符」の3グループにわかれ、それぞれがその音符のリズムを叩きエイトビートを刻みます。
他のリズムが耳に入り、つられてしまうこともありましたが、子どもたちは難しいながらも笑顔で楽しんでいました。
「くろ くろ くろ」
リズムがずれないよう口ずさむ〇〇ちゃん。
途中リズムがずれてしまっても「えーと…よしっ…こうか」と、考え立て直そうとします。
何気ない一場面でしたが、自分で考える力…以前にはなかった大きな成長だと思います。
子どもたちにとっても素敵な「学びの場」となったのではないでしょうか。
T.N
Posted in 園のこだわり