視察研修
2016年07月27日 水曜日
一昨日杉並区私立保育園連盟の園長会視察研修があり、今年は栃木県宇都宮市にある、風と緑の認定こども園に行って来ました。
2年前から杉並区は待機児童対策で保育園が増え、今年は公設民営の保育園も入れて44園となりました。
そのため視察研修等も受入が可能な大規模保育園、宇都宮市下栗町の学校法人自然保育学園へ観光バスでお邪魔しました。そして、初めての認定こども園の見学から、多くの学びがありました。
当日は年長児お泊り保育の大切な園行事の中にも関わらず、理事長先生はじめ皆さんに受け入れをしていただきました。お忙しい中、沢山のお心遣いに感謝の気持ちでいっぱいです。ほんとうにありがとうございました。
そして玄関に書かれた細やかなお心遣いにも感動しました。
新園舎の園内・園庭の環境は、実に素晴らしく驚くばかりでした。園舎に丸く囲まれた園庭には、とこからも職員の目があり、安心してこどもたちは遊べます。ビオトープ・築山・川が流れて、手漕ぎポンプもありました。
保育・教育理念は ~子ども一人ひとりが主役の園~
1『個の尊重』一人ひとりを大切にする。 2『心の育成』愛思いやり 3『知の育成』考える力 4『生きる力(人間力)の育成』心身ともに優れた人を育てるという、学力や記憶力などのIQよりもEQ(心の指数)が社会的な成功に結びつきやすいという研究結果が出ています。今は目に見えない心の指数を大切にする現代の保育とは。
そのための保育目標は、自主性・自立性・自律性・創造性・想像性・自尊心・優しさ、でした。
今、子ども達に特に必要な能力とは何か?!」それは、「生きる力」「人間力」。それはどのように育てていけばいいのか?!私たちはその乳幼児期に「主体性」=「自ら考えて行動できる」というベースをつくることが最も重要であると。
そのためには、乳幼児期から自分の頭で考え、判断し、行動する習慣をつけること。・・・(一斉保育で指示命令を受けて育った子どもは、自らの頭で考えることが苦手となってしまいます。)
子どもたちが自由に生活する中で、保育者は時には関わり時には見守り、個々の能力を育めるよう教育・保育をしています。・・・というお話でした。
子どもの自主性を重んじるために『自由保育』を行っていました。決して放任ではないという話も伺いました。
とても共感するところでした。他園を見学させていただくことで『今、子どもたちに大切なことは何か』もう一度再確認できた大切な時間でした。
またバスの中でもそれぞれの園の紹介をはじめ、自己紹介の中でのマイブームなど和やかな時間がながれ、親睦が深まりました。
宇都宮でのランチも地元の美味しい幸をいただき、同じ時間を共有できることの喜びを感じました。
これからも皆さんと共に、杉並区の私立保育園の保育水準の向上に努めていきたいと思います。園長
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