祈るということ
2016年07月21日 木曜日
ある職員の素晴らしい気付きを聴きました。
その職員は、担当するクラスの子のより良い発達と、健やかな成長を願って、2年にわたって真心を込めて保育していました。その時は、なかなか結果が現れず、悩んだことがいっぱいありました。
今年は、その子の担当ではありませんが、確実により良い成長にための環境が整えられてきていることを、今の担任の話から知りました。それを聞いてその職員が、始めに感じたのは『結局自分は何もできなかったという悔しさ』でした。
「しかし反省しました・・・」、とその職員は言いました。「最初に感じた悔しさは、自分本位の考え方でした。その子が成長していることを心から嬉しく思います。」
この職員のきれいな心に感動しました。
目の前のことをより良くしたいと神仏に対し祈ることがあります。しがし、その祈りは、直接目の前のものに作用するのではなく、その心が回りまわって叶えられていくと聴いたことがあります。
まさに、この職員の純粋な祈りが、今、良い結果として表れていると感じます。
こんなに深い心で保育に携わる職員がたくさんいる環境に、また感謝の気持ちがわいてきます。
保育主任
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