探索行動
2016年07月04日 月曜日
1歳児Sちゃんのじっと動かずしゃがんでいる後姿がありました。長い時間、お兄ちゃんたちが次々と来てはジャグで水を汲注ぎ、水分補給をする様子をそばで眺めていました。
そして、お兄ちゃんたちがいなくなると、今度はわたしの番!とばかりにジャグから水を注ぎ始めました。まだ、指先の力が弱く、思いのほか苦戦しながらも、ちょろちょろと少量の水をコッブに注ぐことができました。のどの渇きを潤すほどの量ではありませんが、とても美味しそうに、そして満足そうに飲み干していました。
子どもたちは、未知の世界への探索行動に興味津々です。身近な人や身の回りにある物に自発的に働きかけ、自分の発達よりも少し先のことに挑戦しています。いろいろな場面で、難しいことに取り組み、達成感を感じたり、時には悔しさを感じながら成長を続けています。
その探索行動は、今までに培われた安心できる関係を基盤として広げていくことができます。
子どもたちが環境に自発的に働きかけていく姿は、ひとつひとつ感動があり、生命の神秘を感じます。今日も、そんな感動をたくさん見つけることができました。
保育主任
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