◆7月27日(水)の子どもたち
2016年07月27日 水曜日
◆気分は、お兄さん・お姉さん (つぼみ)

今日も朝から微笑ましい姿がありました。
朝のおやつを食べて一人二人と保育室に戻ってきたときの出来事です。
泣いている〇くんを見つけた△くん。はいはいで〇くんの側に来て、「どうしたの?」と言わんばかりに声を出していました。しかし、〇くんは、泣き止まないでいると手に持っていたタオル地のひよこで涙を拭いてあげていました。拭き方は、ダイナミックだったため、〇くんは、驚いていましたが…。
△くんの優しさに驚きつつも友達の存在が分かり優しい気持ちにほのぼのしました。
園庭では、最近ハイハイですいすいと移動する◇くん。
どこに向かうかこっそり見ているとロッククライミングの所で止まると手招きして「おいでおいで」と誘ってくれました。
すると、ロッククライミングの手足を置く場所につかまり、立ちあがると足をあげて登る真似をしていました。満面の笑みで「今から登るよ」と言っているようです。
日頃からお兄さん・お姉さんがする姿を見ていたからか、同じようにしてみたかったようです。トランポリン前でも体をゆらゆらさせていたのでふじ組のお兄さんお姉さんとともに揺れを楽しんでいました。体を自由に動かすことの楽しさを十分に楽しめるようになりやってみたいという気持ちが強くなってきたようです。
そして…絵本好きな子が増えてきました。お気に入りは、「だるまさんが」内容を理解しており、保育者が読んでいると「だ・る・ま・さ・ん・が」と声を合わせられる子が出てきました。動作もバッチリ!
これからどうなるか楽しみです。
今日ものびのび楽しくすごせていました。
(N.Y)

◆いっしょがよかったの (ふじ1)

朝の集まりでタンバリンとすずを使ってみんなの名前を呼びます。楽器の音色が魅力的なようで自分の番でもそうでない時でもいつでもお返事する(手を出す)準備はバッチリです。
パンパンパン♪
リンリンリン♪
一人ひとり叩くスピードも力も違いますが、嬉しそうな笑顔だけはみんな一緒です。
今日は一人のお友だちがお休みでした。みんなの名前を呼んだ後、「あれ?誰かいないね・・・あ!〇ちゃんがいないんだね。みんなで明日きてねーってお名前呼ぼうか?」と言うと『〇ちゃーん!』と子どもたちなりに〇ちゃんの名前を呼んでいました。
元気に声を出す子もいれば保育士の真似をして手を口元に当てる姿があったり、名前は呼ばなくとも一緒にキョロキョロしてみたり。何をしているのかはみんなちゃんと理解しているようです。
園庭では、男の子三人が築山を登って滑り降りてきました。滑り降りた先には土管に入口がありました。△くんが覗いて『おー』と中に叫び始めます。すると、□くんはその姿を見て様子見。△くんはドシドシど勢いよくどんどん奥へと進んで行きます。△くんが出口に到着し、きく・たんぽぽぐみのお兄さん達に『すごいねー』と褒められているのを見て楽しそうと感じたのか、□くんも続いて行きました。
出口には△くんとお兄さん達。『こっちだよー』と呼んでくれるのが嬉しく勢いが止まらず笑顔で到着しました。そして、□くんが進んでいる後ろに実は☆くんも一緒になって進んでおり、ゆっくりゆっくり自分のペースで楽しんでいました。でも、□くんは到着した勢いのまま△くんと一緒にどこかへ行ってしまったのです。
すると、二人の姿が見えなくなったとたん『えーん』と泣き出してしまった☆くん。どうやら一緒に土管の中を進んでいるのが楽しかったようでいなくなってしまって寂しかったようでした。急いで二人を呼んできて「今☆くん頑張ってこっちにきてるよ。応援してあげよっか。」と声を掛け、「☆くんがんばれー」と言うと△くんは『おー!あー!』と呼び掛けてあげ、□くんは土管の中を覗いてみてあげていました。
その姿にホッとしたのか、それとも二人がいる内にと思ったのか☆くんはスピードを上げて出口へ到着。涙はポロリとこぼれていましたが、ちゃんと笑顔を見せてくれていました。
昨日に引き続き、友だちへの思いだったり一緒にいる喜び・嬉しさという感情が芽生えている姿を見させて頂いたように感じます。ことばのやり取りが難しい分、表情と行動で気持ちを伝えてきてくれる子ども達。その一人ひとりの思いを私たち大人が代弁していきながら、友だちとの時間を楽しいと感じられるようにしてあげたいと思いました。
K・E

◆ 触れ合い (ふじ2)

今日は比較的涼しく、園庭でたっぷりと遊びました。
子どもたちは野菜チェックに真っ先に向かい、トマトが大きくなっているのを見て、指さしながら声を発し伝えてきます。
トマトに触りながらも、以前のようにプチプチともぎ取る事はなく、じっと観察する姿に成長を感じました。
子どもたちで何やら会話もよく繰り広げられています。
言葉ははっきりしていませんが、子どもたちの間では通じ合うのか、「うん」と返事をしたり笑い合う光景が見られました。
これまでもお伝えしてきているように、お友だちの存在を強く意識し始めたからこそ、関わり方にも変化が見えます。
言葉や感情のコントロールがまだ未発達な段階の子どもたちは、当然ぶつかり合いも多く手も出ますが、今後益々増えていくぶつかり合いも、自分とは違う感情を知る貴重な体験なので、大切に見守りたいと思います。
気持ちをしっかり受け止めてもらう事で、子どもたちは感情のコントロールを学び、相手の痛みにも気づいていきます。
まずは気持ちを受け止める事を大切にし、人との触れ合いの喜びを感じられるよう、丁寧に関わっていきたいです。
O・Y

◆工夫が大切 (ふじ3)
朝のおやつで使用していたエプロンを先週の半ばから使わなくなりました。朝のおやつの牛乳は飲むのも上手になりほとんどこぼさないようになりました。口拭きタオルはまだ口の周りや手に牛乳がついたりするので使用していますが、とても楽しく朝のおやつの時間を過ごしています。
今日は、朝の会に「うめぼしくんのおうち」という絵本を読みました。絵がとても面白かったので選んでみました。少し内容がふじ3組には長いかなと思っていたのですが、読み始めると、とても集中して見てくれました。
絵本を読み終わるともう一冊用意していた絵本を見つけた〇ちゃんが「よんで~」と言ってきたので「やだやだくまちゃん」を読むことにしました。2冊とも少し長めだったので別々にと思っていたのですが2冊目の「やだやだくまちゃん」も静かに座って集中して絵本を楽しんでいました。
2冊目の「やだやだくまちゃんの」の方が子ども達に身近な話だったので見ている子ども達も2冊目なのに楽しんで集中して聞いていました。普段、遊びの中で子ども達が好きに持ってくる絵本の中には少し長めのものもあり、最後まで見ないでどんどんページをめくっていってしまったりすることもありますが、集団の力で聞く力やみんなで楽しめる力がついてきたのだと思いました。少しずつ子ども達の成長に合わせてお話の長めの絵本や絵の可愛いい絵本、面白い絵本をたくさん読んであげたいと思いました。
また環境の力のすごさを思った場面がありました。昨日の午後のおやつの時にも園庭で収穫したキュウリが出たのですが、☆くんは受け取ったものの口にちょっと入れてすぐにいらないと出してしましました。無理には食べさせず、園庭にキュウリだよなど声をかけましたがそのまま☆くんが食べることはありませんでした。
今日も何人かの子どもが形の面白いキュウリを収穫して喜んで持って歩いていました。みんなで収穫したキュウリを頂くことになり、子ども達が集まってきます。様子を見ているとその中に☆くんの姿があり、1番に並んでキュウリをもらっていました。
食べれるのかなと思う間もなく一口がぶり、いい音をならして美味しそうに食べていました。また一口とあっという間に食べ終わってしまい。キュウリのおかわりをもらおうとしている子ども達の列に並んでいました。同じキュウリなのにこんなにも食べる場所や環境で子どもの意欲が変わるんだなと改めて思いました。
昨日もキュウリを配るのではなくひとりひとり食べたい子が取りに来るのだったら違ったのかなといろいろ工夫が大切なのだと思いました。Y.N


◆ 自然の大切さを感じて (きく)
今日は、園庭で取れたきゅうりを食べました。子どもたちは、食べた後にきゅうりの植木に行き、眺めながらいろいろなお話をしていました。
☆ちゃん:「先生、きゅうりだよ。おいしいよ」
〇ちゃん:「きゅうり、緑だよ。(きゅうりを切ると)これまるいよ」
□くん:「ポリポリたべたね。(きゅうりの植木に)水あげに行くね」
△くん:「(きゅうりのなかに)つぶつぶがあるよ」
▽ちゃん:「きゅうりは、(外側)ここが緑で、(内側)ここは黄緑色だよ」
◎ちゃん:「きゅうりは、野菜だよ。しょっぱいね」
◇ちゃん:「(きゅうりの植木に)お花が咲いてたよ」
子どもたちは、きゅうりの色、味、形、生体(花が咲くなど)などを、お友だちと一緒に感じながら、自然と共に生きていることを自然と学んでいったように感じました。また、きゅうりの植木に行き、「大きくなあれ」と言って、ジョウロで水をあげている子どもの姿も見られました。子どもたちが、自然と「自然」に感謝しているように感じました。
1枚目の写真は、きゅうりを食べて「元気モリモリ」と言いながら、砂でお団子を作っている子どもの姿を撮影しました。お団子を作り終えると、「お団子はいかがですか、いらっしゃいませ」とお団子屋さんに発展していました。子どもたちが、自分で遊びを考え、発展していく姿に驚きと、成長にとても嬉しく感じさせて頂きました。
子どもたちの、野菜を一緒に食べたり、食べたものについてお話ししたり、自然に元気をもらった子どもたちは、また元気に次の遊びのためのパワーをもらったりと、子ども同士や自然から良き活力を生み出している姿を見ることが出来ました。子どもたちの集団生活の大切さを改めて気付かせて頂きました。
それにより、子どもは他者を知り、自身を知るのだと感じました。また、きゅうりを食べながら、子どもたちの会話を聞いていて、改めて気付かせていただきましたが、子ども一人ひとりに伝わりやすい言葉・伝え方があると感じさせて頂きました。(K・K)


◆ だいじょうぶ? (たんぽぽ)

朝の絵本で、挨拶を話題にした絵本を読んでみました。朝起きたら・・「おはよう」。簡単なようで「そうなんだ」という反応でした。
「嬉しいことがあった時、なんていうかしってる?」と尋ねてみました。
「ごめんね~」
「まっててね~」
「ど~い~て」などなど・・・
いろんなフレーズが出てきましたが、
「ありがとうってどう?」と聞いてみるとみんなとっても嬉しそうな表情で「ありがと~」と言ってくれました。言われた人も、言った方もなんだかとっても嬉しい言葉です。
「たんぽぽさん、いつもありがとう」と伝えると
「どういたしまして」
「いいえ」
という言葉が返ってきました。言葉をどんどん吸収していく時期のたんぽぽ組です。優しい言葉の溢れる環境でありたいなと感じました。
今日は、園庭で楽しみました。みんなそれぞれの楽しみ方をしています。
つぼみ組の子どもたちに興味を持ってそばに見に行っていた〇ちゃんは保育士に支えてもらいながら、抱っこさせてもらっていました。〇ちゃんの表情は何とも満足そうで、照れくさそうです。
「どうだった?」と尋ねてみたら
「ちっちゃかった・・」とにこっと笑って教えてくれました。そんな経験も、小さいな・・可愛いな・・に繋がっていくのでしょうか。園庭の異齢児の関わりはとても味わいがあります。
園庭のログハウスで幼児組の子同士でやり取りが上手くいかなくなってしまう場面がありました。そばに◇君と△君もいたのですが、幼児組の男の子が自分の思っていたようにいかないことを泣きながら訴えていました。そんな姿をみて、◇君と△君は
「お兄ちゃんないちゃったね」
「どうしちゃったんだろう」
二人で手を繋いで保育士の所までやってきました。
「先生ないちゃったよ。大丈夫なのかな」
と知らせに来てくれました。周囲の様子をみて心配したり、何かしてあげたいなとおもった気持ちにとても感動しました。
「きっと大丈夫だよ」とつたえると『そうなんだ』といった表情で心配そうにしていました。
「心配してくれてるの?ありがとうね」と伝えました。
子どもたちは、周りの様子ややり取りをちゃんと見つめてちゃんと吸収して言っている事を再認識しました。一つひとつの関わりも行動もその子に向かって発した言葉ではなくても影響していくと思うと、良い影響力を発していきたいと思います。U・A


◆優しさ (うみグループ)

今日は〇ちゃんのお母さんが保育士体験をしてくださいました。
子どもたちもうみグループの入り口にある黒板の予定を見てわかっているようで、昨日の帰りの会のときに「明日はなんの日かな?」と子どもたちに聞くと「〇ちゃんのお母さんがママ先生するー!」と大きな声で言っていました。
「でも、今〇ちゃんのお母さんのおなかには何がいるかな?」という保育士の質問に「あかちゃんがいるー」とみんなで答えてくれました。
「そう、赤ちゃんがいるんだよね。でも、〇ちゃんのお母さんのおなかを叩いたり、蹴ったりしたらどうなっちゃうと思う?」と改めてきくと「赤ちゃんが死んじゃう」「あかちゃんの元気がなくなっちゃう」と思い思いの考えを言ってくれました。
「そうだね。じゃあ、どうすればいいかな?」と聞くと「やさしくするー」と言っていた子ども達。
改めて今日の朝の会のときに話をすると真剣な表情で話を聞くうみグループの子どもたち。日ごろお母さんの大きなおなかを撫でたりして赤ちゃんが出てくるのを心待ちにしているのでそんな姿がみられたのかもしれません。
お母さんと遊ぶときには手を繋いで気持ちが先走って引っ張ってしまうこともありましたが、「ゆっくりいこうね」と〇ちゃんのお母さんが言うと歩いてみたり、時々おなかを撫でてあげたりと子どもたち自身が優しく接していて相手を思いやる気持ちが育っていることに成長を感じました。
小さな命を通して相手を思いやる気持ちをこれからも育てていきたいと思いました。
(K.H)
◆お泊り保育ごっこ (にじグループ)

今日は室内遊びと園庭遊びをしました。
最近、広場ゾーン(以前の電車ゾーンを解放したスペース)で遊びだす子ども達がいます。
遊んでいる子どもは、異年齢の子ども達となっています。
遊びの内容が「おばけごっこ」→「おとまりほいくごっこ」と変化を遂げ人数も増えています。
お泊り保育ごっこの原型がお化けごっこ。
実はお泊り保育の肝試しごっこです。
「あたしさだこになる~」
「さ・だ・こ・が・こ・ろ・ん・だ」
「あたしはまじょ~」
「まほうをかけます。みずにな~れ~」
ごっこ遊びには最適な広場で何も玩具が無くても遊びだします。
創造性(ごっこ・なりきり)の遊びは何もない空間の方が発展したり遊びやすかったりします。
園庭でもだるまさんがころんだをやりました。
人数はそれほど集まりませんでしたが、「さだこがころんだ」と言い方を変えると年長児が続々と集まりだしました。
お泊り保育ごっこハロウィンにつながっていきそうです。
子ども達の遊びと空間・仲間を大切にしていきたいと思います。
k☆y

◆リレーの練習 (そらグループ)
Posted in 園のこだわり