◆7月26日(火)の子どもたち
2016年07月26日 火曜日
◆わんぱく盛り突入 (つぼみ)

突然の熱や体調不良。
そんな様子でしたので、今日は外には行かずおひさま広場やつぼみ組の保育室で過ごすことにしました。
扉を開けると、「わーーい。」ときっと言っているだろうという様子で、すたすたと出てきます。
おひさま広場は、遊びなれた好きな場所です。
ソフトクッションの山を登ると、シューと滑る降りる感じをつかみかけています。
しばらくすると、廊下に出てきて廊下での遊びも始まりました。
最近は、図書コーナーのソファーが気に入っているようです。
緑色のふかふかマットも、ついごろりんと寝転がりたくなるようです。
廊下も楽しんだ後は、つぼみ組に戻ってくるのです。
入ってすぐに、ラックが3台置いてありますが、その3台で午睡する子はだいたい決まっています。
よく眠れる、安心するなどの理由なのですが、「寝てみたい・・・」そんな思いの子がいたようです。
自力でよじ登りゴロンと寝てみる。
そして、そのままの姿勢でズリズリとおりて、困っているかと顔を覗き込むと、「へ・へーーーーん」といった心の声が聞こえそうなお転婆顔でした。
あれ?〇君がいない・・・とお部屋をぐるりと見渡してみると、いたずらの真っ最中です。
ミルクを、届いたダンボールの箱から出そうとしていました。
見つからないように・・・・しずかーーーーーーにこっそりやっています。
勝手知ったるつぼみ組、好きなことを好きなだけやってしまおうという勢いでしょうか・・・
ただ、ぐっと吸い込まれていく集中力も育っています。
面白い動きの車を、保育者が動かしてみました。
食い入るように見ています。
何度も何度も繰り返し、ぐっと見ています。
そして手渡してみました。
さすがです。
勝手知ったるつぼみ組、好きなことを好きなだけやっていきます。(N・S)


◆ともだちと、いっしょに。 (ふじ1)

園庭が大好きな子どもたち。いつも扉が開いた瞬間、自分の行きたい場所にそれぞれ向かって行きますが、今日は友だちや友だちの遊びを見つけて向かって行く姿がありました。
〇くんは、ベンチに座っている△ちゃんと保育士を見つけると、駆け寄り同じように座ってみます。一緒に葉っぱを触ったりちぎったり、枝にさしてみたりして遊びました。
その後、〇くんが園庭の真ん中に移動すると、△ちゃんもついて行きました。〇くんが地面に小さな石があることに気がつき、両手いっぱいに持ちシャワーのようにふらせると△ちゃんも一緒にやっていました。
次は△ちゃんが木の周りに移動すると、□ちゃんが気の側に座っていました。指をさして近づきながら少し離れた距離で見つめています。何をやっているのか気になるようでした。その後〇くんも来て、みんなで木に隠れていないいないばぁをして遊びました。
また、トランポリンではふじ2組の子どもたちと一緒に遊んでいる◆くん。両足で力強く飛び跳ねる姿に見とれ、一緒になってジャンプをして楽しんでいました。体を動かすことが大好きな◆くんにはとても魅力的だったようです。
そこにある環境と関わって一人で遊ぶ楽しさを感じながらも、友だちを意識して遊ぶ面白さも感じているように思いました。子ども同士の世界を尊重しつつ、時には子どもたちのかけ橋になって、世界が広がっていけるように関わっていきたいです。
(N.M)


◆ 自分の空間(ふじ2)

今日は10人全員が出席です。
最近の子ども達は、保育士を通しての関わりから、子ども達だけでの関わりも多くなってきました。ですが、この時期の子ども達はまだまだ発達の途中ということもあり、面白いことに近づいてはもめるの繰り返しが多く見られるようになってきました。さまざまな感情も表現することができるようになり、自己主張も強くなってきたふじ2くみの子ども達。分かっているけどやってしまうこともあったり、「こうすれば、こうなる」というような、子ども達ならではの頭の回転の速さを遊びや関わりの中で発揮しています。
言葉が出てきて理解も少しずつ出来るようになってきたので、言葉で伝えることも大切にしつつ関わっているのですが、今の時期は自分の気持ちをコントロールするのが難しい時期でもあります。「あれがしたい」と気持ちを出せることも大切ですが、気持ちが強すぎて泣いてどうしようもなくなってしまうこともあります。そんなとき、大人のようにはっきりと「〇〇だから、〇〇したい」と言葉が出ない子どもたちの気持ちにどう寄り添って、どう関わればいいのか迷うこともありますが、「〇〇したいの?」など、いろんな選択肢を大人が提案してあげたり、うまい具合に別なことに目を向けれるように誘導してみたり、大人の関わり方によっても子ども達の気持ちも変わってくるのかなと感じました。
今の時期のいろんな子ども達の変化に気づき、それぞれにあった関わりが出来たらいいなと思います。
園庭ではみんなできゅうりを食べました。
(K.E)

◆ひんやり・つるるん。 (ふじ3)

先日の色水遊びがとても楽しかったようで、お部屋に飾ってある色水の入ったペットボトルを見ては「ジュースやさんしたねぇ」「きれいだったねー」など思い出して話しています。色の名前は覚えてきているようで、あっていないことも多いですが「あか・あお・きいろ」その三色はよく聞こえてきます。
そんな今日は、新たな遊びを試みました。それは寒天遊びです。食紅を入れた色水に寒天を入れて冷やし固めた物です。冷蔵庫から出すと冷え冷えの、ぷるんぷるんです。
朝の集まりのときに「きょうはまたたのしいことするよ」と話すと集まってきました。牛乳パックに入れて冷やし固めた寒天を少し見せると、興味津々。「さわってごらん」と一人ずつ見せると恐る恐る指先でつんつん。「今日は、ゼリー屋さんして遊ぼうか」と言うと「あそぶー」と嬉しそうに外へ行く準備をし始めました。
牛乳パックからタライに寒天を出すときは子ども達も食いついてみていました。ぶるんとタライに出てくると、きゃぁぁと思わず笑い声と驚いた声とで近づいて見に来ました。保育士が触って見せると、子ども達も少しずつ手を入れて感触を楽しみ始めました。赤と青の2色をタライに出して、手のひらでぐにゅっと握ったり、指先でつっついたり。ひんやりとした感触に「ちゅめたい」「ぷるぷる」なんて声も。
カップやシャベルも用意していたので、すくったりカップに詰めたりしてあそんでいました。〇くんは、シャベルですくった寒天を落とすのが楽しかったようで、シャベルから落とすと「ぽよよんしてる」と興奮気味に。たしかに、そんな音も聞こえてきます。タライの上に落とすとさらに音が響き大笑いです。
遊んでいるうちに、赤い寒天と青い寒天が混ざりなんだか紫っぽいようなきれいな色になってきました。初めのうちは、きゃきゃ言いながら遊んでいましたが、しばらくするとみんな黙々と遊んでいてその横顔は真剣。夢中すぎてとても静かでした。
20分くらいあそぶと次第に満足してきた子は園庭へ遊びに行きました。それでもまだ夢中に遊ぶ子も数人。熱心に寒天をすくっています。いつも絵の具あそびなどがあまり得意でない様子の◇くんは、あまり触りたがらないかと思いきや誰よりも夢中でした。
最後の一人になってもずーとタライに手を入れ楽しんでいました。結局お部屋に戻る時間までいっぱいに楽しみ、満足した様子で最後シャワーを浴びて帰って行きました。子ども達の興味や関心はどこで引っかかるかわからないものです。
色水遊びに、寒天遊び。さて、今度はどんな感触やどんな視覚でたのしもうかと次の楽しい遊びを考えたいと思います。一回一回の子ども達の表情やリアクションの変化が楽しみな今日この頃です。
(K*S)


◆おさんぽは道中も目いっぱい楽しみます。 (きく)
今日はきく・たんぽぽ組で大聖堂までお散歩に行きました。
3階で外からみ仏さまをお参りし、坂をくだって1階で遊びました。
蓮のお花をきれいだねと眺めたり、大きな葉っぱを見たり。
たくさん走りまわって遊んでいる子もいました。
奥の方で、興味津々に座って眺めている子どもたちがいたので、何を見ているのか一緒に見てみると、水が勢いよくシューッと水面に流れていたのを「きゃーおみずだ」と見ていたのでした。
そして観察はどんどん広がり、池の中を泳いでいるメダカを見つけたり、池の中の葉についているカタツムリのような生き物を見つけたり。
そして、「こんなところにカナブンがいる」と見つけるとみんなで近寄って見て、真剣でした。
他にも見に来ていたおじさんが通りがかると、何しているのか尋ねられ、カナブンがいるんだよと教えていました。「ぼくさわれるんだよ」と得意気でした。
園外に出ると、自然と地域の人と触れ合えるのもいいところです。
行き帰りの道中でも、お散歩カーの中ではいろいろな世界が広がります。
眠くて眠そうにする子もいますが、今日はみんなで向かい合って、おしゃべりタイム。
コンビニでアイスクリームのポスターを見つけると、「アイスたべたいね」と話し合い、「〇くんはこういうのがいい」とコーンがついているソフトクリームをジェスチャーで表したり、「せんせいもたべたい?」「じゃああげるね」と優しさも感じられます。
一つひとつの見たものが会話になっていく姿を感じました。
帰り道もこんなに話しながら笑い合いながら帰れるくらい、体力がついたことを同時に感じました。
子どもたちの成長は著しいです。これから夏を迎えると、もっといろいろな成長が見られるのではないかとまた楽しみになりました。
(H.K)


◆大聖堂へ行きました。 (たんぽぽ)

今日は久しぶりに大聖堂へお散歩に行きました。久しぶりのお散歩カーに期待大でいざ出発すると、お散歩が楽しくて仕方がない〇くんは「この車なに?今のは?」と話しが止まらず、ずっとしゃべり続けています。
大聖堂に着くとみほとけ様にご挨拶をし、1階の広場で遊びました。石の椅子に乗り、みんなでジャンプしたり、蓮を観察したり、ヨーイドンで走って追いかけっこやかくれんぼうをして沢山身体を動かしました。
△ちゃんは石の椅子の丸みをもったところからずるずると滑り降り、「すべり台みたいだね~」と言って楽しみ、☆ちゃんは「これベットだよ~」とごろーんと寝そべっていました。
せみが息絶えていたのを見つけ興味津々に観察し、アリさんが運んでいるね~なんで?と言う疑問を考える男の子達の輪が出来ていました。
□ちゃんは「はー疲れた。お茶飲む」と自分から散歩カーに戻って水分補給をし、帰る準備をしていました。充分走り回って満足したのでしょう。まだあそぶ~帰らない~と言う子はいませんでした。いつもより給食の始まる時間が遅かったのに、食べ終えるのはいつも通りの時間。よほどお腹が空いていたようです。
(K☆H)


◆仲間 (うみグループ)

昨日、少しレイアウトを変え、机上遊びをできるスペースを広げました。
机上遊びに集中して取り組めるようになってから、園庭に出るまでの時間も、行きたくて待ち遠しく感じている様子の児は見受けられず、それぞれが好きな遊びを見つけています。
その中で、今日は粘土遊びをしていた児と関わっていきました。
虫探しが好きで、園庭ではバナナ虫やダンゴ虫、テントウムシやかたつむりなどを見つけているのですが、粘土では普段捕まえることのできない虫を作っていきました。
カブトムシやクワガタ、コガネムシ、カメレオンも作りました。
粘土の形を少しずつ変えていきながら、虫の特徴や生態について話しています。
図鑑と照らし合わせながら、楽しそうに遊ぶ児を見て、他の子どもたちも集まってきます。
粘土を細くする方法や、薄く伸ばす方法を教え合いながら取り組む様子を見ていると、お友達が隣にいてくれる安心感や楽しさを感じているように思いました。
普段仲の良い特定の友達ではなく、その時々の同じ興味を持つ仲間との時間も大切にできる子どもの姿が素敵だなと感じました。(B・K)

◆
◆ザリガニを育てる (そらグループ)

先週末〇君が持ってきてくれた沢山のザリガニのうちの2匹をそらグループで育てることになりました。
園庭で捕った虫をお部屋で育てたことがありましたが、今までの中で特に生き物に対する興味を持っているようです。
図鑑を他のクラスへ借りに行きました。どんな餌を食べるのか、二匹のザリガニはオスかメスか、どんな環境を整えるといいのかなどかじりつくように図鑑を読んでいました。
年長児を中心にさまざまな情報を取り入れ、給食室へ餌をもらいにいったり他のクラスで飼っているザリガニも観察しに行ったりしました。
また、水が濁ってきたため水を取り替えました。ザリガニが入っている入れ物ごと流しへ持っていくと皆大賑わいで見せて見せてと押し合いになりました。喧嘩が起こりそうになるものの、いざ蓋をあけてザリガニを別の場所へ移動してくれる児はいないかと言うと、殆どの子どもたちが後ずさりする姿が面白かったです。
園庭へも大事に大事にザリガニを持っていき、皆で小石を拾って容器の底に敷き詰めました。
生き物をいたわる気持ちが更に育まれてきています。(K.Y)
Posted in 園のこだわり