◆7月13日(水)の子どもたち
2016年07月13日 水曜日
◆一緒に、『どてっ。』 (つぼみ)
だるまさんシリーズは、つぼみ組でも人気です。
おうちでもよんでいるのでしょうね・・・
絵本の中のだるまさんと一緒に体を左右に揺らしています。
だ・る・ま・さ・ん・がー
その先を知っています。
ページをめくる前からすでにポーズをとっています。
『どて。』
そのかわいらしさに、思わず笑ってしまいました。
今日、育子園では「みたままつり」を行いました。
きゅうりの馬となすの牛。
おがらを炊いて、煙を天まで届けます。
そして、盆踊りをして「ここですよー」と合図をおくります。
そんなみたままつりに、つぼみ組はどんなふうに参加しようか悩みました。
そして、ひとまず『手を合わせる』合掌するという目標を立てました。
いただきますの手合せはとても上手になりましたが、なかなか合掌まではいきませんでした。
でも、育子園での生活は、手を合わせることが多いです。
いただきますは勿論ですが、行ってきますの時も、ごきげんようと帰る時も、育子園では合掌します。
その生活の中から、自然と静かな気持ちになることに気づいたり、大切なことを感じたりしていくのではないかしら・・・
今年のつぼみ組は、「手を合わせる」みたままつりに参加しました。
盆踊りの準備ができるまで、園の周りをくるっとお散歩カーで周ってきました。
初めてお散歩カーに乗った小さい月令の二人。
なかなかいい感じです。
そして立って乗る方にも、初めて乗ってみました。
しっかりつかまって立っていました。(N.S)


◆仲良しのふじ1くみさん (ふじ1)

最近『お友だちを意識するようになってきた』ふじ1くみさん。
昨日も絵本を見て楽しんでいましたが、二人ともとっても仲良しです。
二人だけでなく他のお友だちも意識しあいお友だちの側に寄っていく姿を見てみんな仲良しだなぁ。と感じました。
大人用のヘルメットを見つけた〇くん。被ってみて「へへぇ~」と笑います。とっても似合っている〇くん。
それを見ていた△くんがヘルメットをかりてかぶってみました。似合ってるね~というように〇くんも見ています。
それを見に来た◇くんに△くんはかぶせてあげようとしていました。背が同じくらいなので頭の上までかぶせるのは難しそうでしたが△くんのかぶしてあげようという気持ちに◇くんも嬉しそうでした。
お友だちのやってることを真似して繋がっていく姿にすごいなと見ていて感動しました。
仲良くなり距離が近くなるぶんトラブルもあります。
丸いカップほぼ同じタイミングでとった△ちゃんと☆くん。取り合いになってしまいました。
「あーー」「あーーー」と二人とも取り合います。力も同じくらいなので取り合いは続きます。手は出ることもなく二人とも丸いカップに夢中だったので近くで見守っていきました。
初めにカップを手にした☆くん。すかさず△くんが取り返します。まけじと☆くんも手にしてまた取り合いになります。押して引いてが続き、ついに☆くんが取ります。
こんどはとられまいと△くんに背中を向けて逃げる☆くん。よく考えたたと感心します。
しかし△くんもあきらめみれず取りにいきます。
「つかいたいね」「かしてだね」と声を掛けお互いの気持ちを受け止めながらなりゆきを見守ります。
これを三回繰り返した末。ついに結末が。。。
力を出し切って取り合う二人。
△くんが取ろうとした瞬間、反射で☆くんの手が伸び△くんあの顔へあたってしまいました。びっくりした△くんの顔を見た◇くんがなぜか泣き、いままで取り合っていた丸いカップは床へ。。。△くんはその場を離れ、◇くんは保育者のもとで泣いていました。
取り合いのもととなったカップは、〇ちゃんが拾い上げ持って行きました。
意外な終わりを遂げた二人の取り合いでしたが。その取り合いを見ていたのは私たち保育者だけでなく他のお友だちも見ていました。カップを持って行った〇ちゃんもそのひとりです。
そのあと〇ちゃんは泣きおわっった△くんのそばに寄り添い☆くんの頭をなでてあげていました。
なんだかじ~んとしてしまいました。まだ生まれて1ねんと少ししか生きていないこどもたちですが、大人の想像を超える行動に驚かされ、お友だちを思う気持ちと優しさをたくさんもっている子どもたちの姿に心があたたかくなりました。
今日はみたままつりでホールに行き、参加しご先祖様をお迎えしました。
子どもたちの姿にきっとご先祖様たちもあったかい気持ちでいるのではないかと感じました。
t*s

◆ みたままつり (ふじ2)

今日はお盆の行事である『みたままつり』に参加しました。
今、自分が存在するのはご先祖様たちから命が紡がれてきたからこそ。
その事に感謝しご先祖様をお迎えする為、ホールへと向かいました。
朝の集まりで簡単に話をしていきます。
「みんなにもママとパパがいるよね。おじいちゃん、おばあちゃんもいるね。おじいちゃんたちにもママとパパがいて、そうやってずっと繋がっているんだよ。
そうしてみんなが生まれてきたんだ。だからご先祖様にありがとうしに行こうね」と伝えてみました。
子どもたちはじっと保育士の顔を見ながら聞いています。
意味を理解するのは難しい中、話をする人に意識を向けるその姿勢は素晴らしいです。
ホールへ行く途中の廊下で少しかけっこをし、パワーを発散してから向かいました。
ホールでは、人の多さにも興奮する事なく落ち着いて座っています。
年長組の奉献では、興味深々で見つめる子、不思議そうに見ている子、笑顔で拍手する子、真似をして合掌する子などがいました。
式典後は園庭に出て遊び、幼児組が輪になって盆踊りを踊る姿を見ながら、後ろで一緒に踊ったりと楽しみました。
なぜ今ここに、自分たちや大きいクラスの子たちが沢山集まっているのか分からない状態でも、子どもたちは何かに興味を示し、楽しみを見出します。
今後、様々な集まりに参加していきますが、子どもたちが安心して参加できる事を1番大切にしながら見守っていきたいと思います。
O・Y


◆初めての・・・ (ふじ3)

今日は“みたままつり”という、仏教園ならではの行事があります。ご先祖様をお迎えするお盆の行事、詳しくは、ロビーの掲示をご覧ください。
ふじぐみの子たちにはちょっとまだ難しい内容ですが、ホールでの式にも参加します。ホールにみんなで集まるのは、避難訓練以外では初めて。どんな姿が見られるでしょうか。
ホールに行く前に、子どもたちにどう話そうかなと迷いましたが、難しい話より雰囲気を感じることが大切かなと、「今日は、ホールのみほとけ様にナムナムってしに行くよ。」と簡単に話をして、ホールに向かいました。ホールに行ってみると、たくさんの子どもたちが既に集まっていて、いつものホールとはなんか違う感じ。。何が始まるの??というように、きょろきょろ周りを見渡しながらも、保育士やいつもの友だちがいることで安心して中に入ってきます。
しばらくざわざわしたあと、ごーん・・・と鐘の音が鳴りました。式の始まる合図。一斉にシーンとなります。そして、オルゴールの音楽が鳴り始めました。代表の年長さんによる奉献(仏様にお茶やお菓子をお供えすること)が始まります。
年長さんの様子をじっと見つめる子どもたち。〇くんは、「はじまった。はじまったねえ」と言って、見ています。何をしているかはまだわからないかもしれませんが、おごそかな雰囲気は十分に感じられたのだと思います。神妙な面持ちで奉献を見守っていました。
奉献が終わった後は、園長先生のお話、迎え火などがあったのですが、そのころにはさすがに飽きてきてしまって、立ち上がってピョンピョンしたり、ふらふらと歩いてみたり・・・でしたが、不安で泣いてしまう子など一人もいなかったことがなにより。
この元気な姿、きっとみんなのご先祖様にも見てもらえたかな・・・、一人ひとりのあるがままの姿を、大切に見守っていきたいなといつも以上に感じたみたままつりでした。
ホールでの式が終わった後は、園庭に移動して、全員で盆踊り。ふじぐみさんは、円の周りでおまけで踊りましたが、踊るのが好きな数人は、お兄さんたちの輪に交じって、一緒になって、楽しんでいました。こうして、初めての園行事への参加を終えた子どもたち。お休みもなく、13人全員で参加できました。
(T.M)


◆みんなでみたままつり (きく)

今日は、一階ホールで、みたままつりを行われました。
先ずはじめに、み仏さまに合掌してご挨拶をしました。子どもたちは、上手に手を合わせることが出来ました。
次に進行係の保育士が、「今日は何の日ですか」と集まった子どもたちに聞くと、「さっき(朝の会の時に)先生が言ってたよ」ときくぐみの子どもたちは、手を挙げて言葉で伝えていました。聞かれたことに対して、自ら発言できる力がまた一つ出来るようになりました。
そして、幼児グループのお兄さん・お姉さんの奉献があり、最後に迎え火を焚きました。おがらを燃やし、白い煙を見ながら、保育士と一緒に子どもたちも手を合わせ、ご先祖様をみんなで迎え入れることが出来ました。
みたままつり終了後、きく・たんぽぽぐみは、ホールでアンパンマン音頭を踊りました。保育士の踊りを見ながら、子どもたちも踊り、とても楽しそうでした。子どもたちの大好きなアンパンマンということもあり、みんなアンパンマンになりきっていた姿から、保育士はたくさんの元気を頂きました。
みたままつりの最初の合掌の際もそうでしたが、きく組の子どもたちは、一緒に合掌することにより隣にいる子どもと目が合い、ニコッとした表情になっている姿が多く見られました。これは、「他者」と言うものを存在に気付く大切な事であると、改めて感じました。
また、アンパンマン音頭につきましても、子ども同士が一緒に関わることで、共感性や他者の存在に気付き、相互作用がたくさん良き方向へ向かっていることも感じました。環境設定などは保育士が行うものですが、子ども自身が人格形成を良き方向へ培っていくためには、大人との関わりが多いのが良いのではなく、子ども同士での関わりが最も大切である、と改めて気付かせて頂きました。
そして、集団の中でたくさんの経験を味わい、それを楽しむことがとても大切であると気付かせて頂きました。(K・K)


◆みたままつり(たんぽぽ)

今日はみたままつりの式典に参加しました。
朝の集まりの時に『いのちのまつり』と言う絵本を見ました。みんなが生きているということはご先祖様のおかげさまでそのご先祖様が1人でもいなかったら自分は存在しないんだということが描いてある絵本です。
子どもたちは真剣に内容を見ていました。「ご先祖様は目には見えないけれどいつもみんなの事を見守ってくれているんだよ」とまだ理解するにはとても難しい内容ですが、ご先祖様の存在だけでも気づいてもらえたらいいなと子どもたちの真剣な表情に思いを込めました。
ホールでのみたままつりの式で「今日は何の日かお部屋で話しを聞いてきましたか?」と言う問いかけにたんぽぽ組の〇ちゃんは「みたまつり~」と大きな声で答え、▽君は「ご先祖様~」と断片的な記憶か印象に残った言葉を答えてくれました。式のあとホールで元気音頭とアンパンマン音頭を踊り、楽しくご先祖様をお迎えできました。
園庭では□ちゃんとお兄ちゃんの友達の年長の男の子、もも組の男の子が一緒に縄跳びを繋げ電車を作りあそんでいました。「せんせ~いみて~」と□ちゃんはお兄さんたちと遊べてとても嬉しそう。「☆君電車だよ~」と異年齢交流を楽しんでいました。
縄跳び電車が今日はたくさん走っていました。もも組やゆり組ひまわり組とお兄さんお姉さんと一緒に遊ぶ姿が多く見られた1日でした。
(K☆H)


◆みたままつり (うみグループ)

今日は、みたままつりがありました。
以前から奉献の練習をしていた年長児は、朝からソワソワして楽しみで仕方ないようでした。
ご先祖様をお迎えする日であることを絵本で紹介していた為、「今日はみたままつりで、ご先祖様が来てくれるんだよね」と話ている児もいました。
ちょうど今日誕生日を迎えたお友達もいて、皆のお父さんやお母さん、そのまたお父さん、お母さんがいて、皆が生まれて今生きているという話もしました。
「そうだよ。知ってる」という声が上がり、命のつながりを少しでも感じてくれているとうれしいなと思います。
式の最中には、心を落ち着かせてお友達を見守りながら手をあわせる姿がありました。
皆の視線を感じて緊張しながらも、少しはにかんだ笑顔もありながら、御仏様にしっかりとお供えすることができ、また一つ成長した姿が見えて頼もしく感じさせてくれました。(B・K)


◆主体性 (にじグループ)

今日はみたままつりでした。
朝の集まりでみたままつりに関する本を読んで子供達とご先祖様の話を共有しました。
「いのちのまつり」という本なのですが、自分が今ここにいるのはお父さんお母さんがいるから、お父さんお母さんがいるのはおじいちゃんおばあちゃんがいるから…と無限の繋がりの話を子供達にわかりやすい内容と目で見て分かる描写でした。
命をありがとう。
絵本の中に書いてあります。
無限の力が今を作っている。子供達は無限魂と言っています。分かる方はきっと日曜日も早起きです。命を燃やし大切に繋げていく事が重要だと本でもTVでもいっています。迎え火、送り火。キュウリとナス。馬と牛…etcそのような導入を経て会に参加しました。
みたままつりはホールで行われたのですが、最初に始まるのは年長児の奉献の儀でした。年長児はこの日のために、先週からおやつを急ぎ足で食べ、階段を駆け下りて練習してきました。本日はその成果が手に取るようにわかります。それを見ている年少児、年中児は尊敬の眼差しで温かく見守っています。自分達が集まりなどに参加する事で中心になっていなくとも必ず学びがあります。その学びをいかに保育者が見つけられるか、大切に出来るかを心がけていく事を改めて感じさせられました。
その後、迎え火を焚き園庭で盆踊りをしました。にじグループはダンスによく取り組む姿があるため二回踊りました。
暑い中でも子供達はとても嬉しそうです。
こんなエピソードがありました。
年少男児が、年少女児を泣かせてしまいました。それを面白がっているかのように年少男児はまたちょっかいを出すと、拍車をかけて泣く年少女児がおりました。しばらくすると、年長男児がそっと年少女児の肩に手を回して大丈夫?と聞きました。そこで、年少女児は年少男児にちょっかいを出された事を伝えます。年長男児は年少男児に、「ダメだよ」と伝えると、「イヤだ」と言われました。イヤだと言われた年長男児は年少男児を突き飛ばしその場を立ち去りました。
年少男児は大泣きし、年少女児にごめんねと謝った後、黙って一部始終を見ていた私のところに来て年長男児が僕を叩いたと訴えてきました。後ろには突き飛ばした年長男児が黙って年少男児を見つめていたのでした。
ここでやっと私の喋るタイミングが回ってきました。
年少男児は、しっかり謝った後に保育者のところに来ました。本当ならば真っ先に保育者の所へ来たかったのかもしれません。自分のした事でこうなったという行動と結果の結びつきを瞬時に行い整理するまではまだ難しいようですが、しっかりと本人なりに理解している姿が感じさせられました。
今回は結果的に保育者も介入してトラブルが解消されました。今後、自分が介入しなくても見守れる、離れられるような子供像が必ず浮かび上がってくると確信しました。その為には自分達の仲介の仕方、関わり方やタイミングを見極め、子供同士でイヤな思いや痛い思いを共有し合える環境を作り自分達がその環境の妨げにならない人的環境でありたいと思います。
k★y


◆いろいろな興味 (そらグループ)
今日は、みたままつり。
「ごせんぞさまきてくれるかな?」「煙で来るの?」「奉献緊張する」
子どもたちは、期待など様々な思いを胸に参加していきました。
奉献、迎え火、歌、盆踊りと式典が進行していきますが子どもたちはとても真剣です。
一人ひとりがその子なりに生命の尊さ、素晴らしさを感じることができたのではないでしょうか。
みたままつり後は、お部屋と園庭で遊びました。
最近は、白い紙を使い「本」を作る遊びが流行っています。今日も魚釣りゾーン作り同様、主体的に行われていました。
「先生、〇〇もあれ作りたい」
やってきたのは年少の〇〇くん。白い紙を取ると、本作りを行う年長の子の隣に座り、見よう見まねで作り始めました。
まだ字は書けませんがその分、たくさんの絵が描いてあります。納得いくものができあがると「できた」とニッコリ笑顔の〇〇くん。そして、できあがった本をパラパラめくりお話をはじめました。
見ていて心温まりました。
子どもたちの「やってみよう」という気持ちがいろいろな場面で出てきています…。大切にしていきたいです。
T.N


Posted in 園のこだわり