生命尊重
2016年06月13日 月曜日
生命尊重全国研修会に参加させて頂きました。
研修会は、7600万名の胎児の御魂への慰霊と生命尊重の先人に対する感謝、そして、熊本地震の被害に合われた方々に向け、黙祷を捧げることから始まりました。
戦後70年の間に、中絶され失われた命は7600万人以上と言われているそうです。
講師の小西行郎先生(同志社大学赤ちゃん学研究センター長)の研修では、お腹にいる時から外へ出るまでの赤ちゃんの行動は連続して発達していること、そして、赤ちゃんは自ら行動し、他者から動かされているのではないことなどを科学的な視点から教えて頂きました。
芥川賞作家で僧侶でもある、玄侑宗久氏の記念講演では、計画を立て、自分の思い通りに傲慢に生きるのではなく、自然に自分を合わせ、受け身でいることが幸せであること、また、自分と全く違う存在で、到底理解できず、生き方が全く違っていたとして、仲良くすることはできるということを、鶴と亀の譬えを使ってわかりやすく説いてくださいました。
おふたりの命に対するお話を聴きながら、私たちは、それがどんなに小さな命でも、その権利を奪うことはできず、大切にしていかなければならないと改めて感じました。育子園の園庭に出て、光輝く子ども達を見ながら、かけがえのない尊い命の存在に感謝の気持ちが湧いてきました。
生まれてこられないかもしれない尊い命を、一人でも多く救おうと33年前から活動されている方々を、これからも応援し続けたいと思います。
保育主任
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