たった一つの段ボール
2016年06月06日 月曜日
築山に、段ボールを一つ置いてみました。子どもたちは、どんな反応を示すのか楽しみです。
早速、段ボールを見つけた年少児たちが、中に入り、ソリのように築山を滑り、楽しそうな笑い声が響いてきます。
ひとりだけ満員で入れなかったM君は「もう1回やろう」と声をかけ、段ボールを築山の上に戻そうとします。顔を真っ赤にして押したり引っ張ったりしますが、友だちが乗っている段ボールは重くて運べません。
運べないことに気付いた段ボールの中のS君は、中から出てきて引っ張るのを手伝おうとします。しかし、すかさず空いたスペースにM君が入ります。
S君が次は頑張る番です。ソリをして遊びたいのに動かない段ボール・・・。
次に気付いたKちゃんが出てきました。段ボールの中は二人になりましたが、まだまだ重たくて動きません。
何度か入れ代り立ちわり、出たり入ったりしながら、頑張る子どもたちです。だいぶ長い工夫のなか、やっと全員が出て、段ボールを築山の頂上に戻す事が出来ました。
子どもたちなりに、時間はかかっても楽しく解決していく姿がとても頼もしく感じられました。
たった一つの段ボールを巡って、子どもたちの物語は続きます。
保育主任
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