◆6月28日(火)の子どもたち
2016年06月28日 火曜日
◆入れたり出したり (つぼみ)

ふじ1組が遊びに出かけて行ったので、ふじ1組の部屋で遊ばせてもらいました。4,5月には、手に持って舐めていただけのボールやコインやクサリでしたが、穴に入れて遊ぶようになりました。
穴に突っ込むのを楽しんだり穴から出てくるクサリを引っ張ったりすることの面白さが分かってきました。穴の向きによって入らないことがあることも解ってきたのか、ちょっとしたズレは、向きを変えて入れたりしています。
車も舐めるだけの物からブーブーと動かせるようになってきています。他の子がやっているのを見てやりたがり、ボールやコインを手に入れるのに怒ったり、隣の子のを取ろうとしたりとするようにもなりました。それほど遊びたい気持ちが出てきたのとこれが手に入ればできるという知恵もついてきたようです。トラブルになりやすい場面ですが、他の子との関わりが出来てくるきっかけでもあります。
1つ1つの出来事が成長への変化となっており、毎日が楽しみな日々です。M.K


◆子どもへのアンテナ (ふじ1)
今日は、ふじ2組にお邪魔して遊びました。
ふじ1のお部屋にはない玩具がたくさんあり、子どもたちも大興奮。
特に人気だったのが、やはり電車とままごと。
電車だけを繋げて遊んだことはありますが、線路を繋げての遊ぶは経験がなかったので、まずは保育士が線路を繋げてその上に電車を置いてみると、車好きの〇くんが遊び始めました。
カゴに入っていたトンネルが気になった◇くんは、手に取って覗いてみたり投げてみたりしていたので、「貸して」とトンネルを受け取り線路につけてみると、今度はそれが面白かったのか。別の場所につけたりして楽しんでいました。
◇くんが線路を置くと〇くんが電車を通そうとしたりして、偶然の関わり遊びが行われていて、子どもの遊びの展開のすごさを感じました。
一方のままごとコーナーは、包丁やスプーンが大人気。
とりあえず手に取り、床やロッカー、壁などとトントンして楽しんでいました。
食材が磁石で着くものなので、いくつかをくっつけて子供の手を添えて切ってみると、「わー」とかわいい笑顔が見れたり、食材をお鍋に入れてスプーンで混ぜてみせると、同じように真似をしてみたり、まだ子どもたちだけではままごと遊びに発展するのは難しいのですが、保育士が間に入ることで、少しずつですがままごと遊ぶの楽しさや使い方が伝わったかなと感じています。
いつもは、ふじ組全部を開放したり、2組3組がいる時に遊びに行っていたのですが、今日はふじ1組だけで遊びに行ったということもあって、普段は2組3組に圧倒されてしまう子も思いっきり遊ぶことが出来た姿をみて、やっぱりまだまだ個々の関わり、少人数で満足いく遊びを提供する大切さを実感しました。
まだ梅雨時期で、室内で過ごすことが多いので、周りからの刺激も大事にしつつ、それぞれに合った遊びや空間を提供していけるように、子どもたちに対するアンテナをしっかり張っていきたいと思います。(E.Y)


◆ふじ2探検隊 (ふじ2)
昨日は天気が良かったのですがプールには入らなかったので「明日は水着着たいね~」と話していましたが、今日は残念ながら雨。室内遊びもいろんな遊びがありますが、今日は育子園の中を探検することにしました。
先日行われた避難訓練で子どもたちは、よいしょよいしょと階段を上っていたのを思い出しました。普段なかなか上の階に行くことはなく、慣れていないと思っていましたが、階段を見つけるとすたすたと登り始める子どもたち。慎重に手すりにつかまって上る子もいる中、手すりにもつかまらず足と身体を上手く使ってバランスを取りながら上っている子もいました。
大人が「危ない」「できないかも」と思っていることでも案外子どもたちは出来たり、出来ることがいつの間にか増えていることもあって、そうやって成長しているんだなと感じました。
そして今日は、きくたんぽぽ・うみ・にじ・そらのお部屋を覗きに行きました。いつもと違うことに子どもたちもやる気スイッチが入り、すごい速さで走って行ってしまったり、見たことがないものへの食いつきがすごかったです。
今の時期いろんなものに興味が出てきて、「あれもやりたい」「これもやりたい」と思うことが多いと思いますが、今日は子どもたちの目が輝いていたように感じました。お兄さんたちがどんなことをしているか見れたり、ホールでもたくさん体を動かして遊びました。
リクエストの「わ~お」流すと全員がノリノリで踊っていて可愛らしかったです。室内遊びもたくさんでき、子どもたちも楽しかったようです。
(K.E)


◆かわいいちょうちょさん。 (ふじ3)
今日は梅雨らしいお天気が戻ってきました。あいにく園庭には行けないので、お部屋で何してあそぼうかと考え。シール貼りをして遊ぶことにしました。以前に少し遊んだ時は、さほど興味も薄く、集中してあそんだのはほんの少しの時間でした。
今日はそれぞれ好きな色の画用紙を一枚ずつ選んで、その画用紙に貼りました。「うーん」と悩みながら「これ」と画用紙を選び、丸いシールを渡すとペタリ。スイスイと台紙から剥がして貼れる子もいれば、一枚のシールをはがすのに時間のかかる子。せっかく剥がせたのに、指にくっついて悪戦苦闘したり。と子ども達の指先を見ていると面白さを感じます。渡したシールが貼り終えると「もっと」と次のシールへ。
好きなの選んでいいよ。と伝えると、女の子たちは首をかしげながらどれにしようかしら?と言わんばかりに迷いながら次のシールを選んでいました。シールを眺めている様子に小さくても女の子は女の子なんだと感じる姿でした。一方で男の子は渡されたシールをなんの迷いもなく持っていく様子にも素直でかわいいと思いました。
個人差はありますが、以前よりかなり集中して貼ることが出来るようになり、10分15分も椅子に座ってシール貼りを楽しんでいました。シールを台紙から貼って、紙に貼る。という作業は大人が思っている以上に難しいことのようで、シールを貼る子ども達の顔は真剣そのもの。眉間にしわが寄ったり、口先がとんがっていたり、なんだか難しい顔をして貼っている姿が可笑しかったです。
さて、今日はそれぞれ好きな色画用紙に貼ったのは、できた子から画用紙をちょきちょき。なにになるかな・・・?と子ども達も興味津々。切った画用紙を背中に安全ピンで留めると、なんとちょうちょになりました。一人の子が羽が生えてちょうちょになったのを見るとそれはそれはもう大興奮です。「ちょうちょして」と順番に羽がついていくとぴょんぴょんはねて大喜びしていました。
羽がつき蝶になった子ども達は部屋中を駆け回りきゃっきゃ大喜び。先日お部屋のあおむしが蝶になってお別れしてからも園庭でちょうちょを見つけるたびに「ちょうちょ」「ちょうちょ」と言っている子ども達。今日はそんなちょうちょに変身しました。
お部屋を出て、廊下を飛び、そしてロビーを舞い、ホールへ。小さなちょうちょさん達は時折自分の羽を気にしながら、走ったり音楽に合わせて踊ったりを楽しみました。子どもたちなりになり切っている姿はとてもかわいかったです。日々の出来事や経験から楽しいことを取り入れ遊びにしていくことで、よりたくさんの感情を豊かにしていきたいです。
(K*S)


◆新聞紙で、へんしん (きく)

今日は新聞紙遊びをしました。新聞を出すとみんな新聞紙を欲しがり、自分からどんどん新聞を手でちぎり出しはじめました。中でも積極的な〇くん、新聞紙をちぎると、今度は保育士に紙を投げに攻撃?してきました。
その後は、しばらく、新聞のかけ合いが続き、みんな大はしゃぎで新聞を投げて遊びました。積極的な〇くんが床に寝転び始めました。これは新聞をかけて欲しいのでは。ということで、新聞をかけてあげると、やはり、わーと起き上がり楽しんでいました。それを見ていた△ちゃん。注目してという感じで、目をつむりじっと動かずに寝転がっていました。全く動かないので、どうしたと思わず声をかけてしまう程です。女優のようでした。
寝転がるお友だちが増え、5人ほど、横になり始めました。焼き芋みたいだね、と言うと、その気になっていくみんな。でき上がるまで待っててねと話すと、じっと固まってみんな横になっていました。焼き芋が出来てパクパク食べられ、またケラケラ笑い。焼き芋になった後は、ビニールにちぎった新聞を集めて入れました。
今度はそうじき~。ちぎった新聞をどんどん吸っていきまーす。みんな一生懸命おそうじしてくれました。きれいになってからは、新聞紙のファッションショーです。頭にかんむり、ひらひらのスカート。並んではいポーズ。みんな集まってきて、撮影会は終了。新聞紙でいろいろなものに変身し、ごっこあそびを楽しみました。(T.Y)


◆優しい気持ち (たんぽぽ)

朝からの雨で、少しひんやりします。保育室の中では、子どもたちの元気とパワーで熱気を感じるほどでした。♪雨が雨が降っている 聞いてごらんよ 音がする~・・・♪雨の歌を口ずさんでみました。どんな音がする?と尋ねてみると・・・
「う~ん・・聞こえなーい」
「ぼ~って聞こえたよ」
「ばっしゃーんって」
と様々な表現で教えてくれました。みんなで観た紙芝居の中で、ウサギが散歩している中で、長い耳で聞きとった音を「ポンポン」や「ヒューヒュー」と音で」音で表現しながら誰が出て来るのかな?と質問していきます。
子どもたちは、「オニかな?」「雨かもよ」なんて想像を膨らませていました。こういった想像力が豊かに広がっている姿は素敵だなと感じます。一人一人の表現を大切にしながら、楽しさを広げて行けたらと思いました。
保育室で風船遊びをしました。ふわふわっと風船ならではの動きが子どもたちの楽しさを広げてくれました。急いで取りに行かなくても、ふんわり落ちてきたり、じっと見つめていないとどこに落ちていくかわからない動きは、魅力的だったのでしょう。フワーっと落ちてくると歓声があがりました。
色とりどりの風船もやっぱり好みがあったり、「僕の」「わたしの」と自己主張の声が聞こえてきたり・・時にはあ~んと泣き声が聞こえてきたり・・・そんな場面も、子どもたち同士のやり取りのチャンスであったりします。
〇ちゃんは▽君とのやり取りの中で、どうしても欲しかった風船が手に入らなかったようでつい手が出そうになりました。保育士が、二人の真ん中に入って止め「どうしたの?」と声を掛けましたが〇ちゃんは泣き出してしまい▽君は他の場所に行ってしまいました。
「ほいしかったの?」「取られちゃったの?」いろいろ聞いてみましたが訳は聞けませんでした。しばらく抱きついたまま泣いていた〇ちゃん。
そんな姿を見て□ちゃんは風船を抱えて「はい」と手渡しに来ました。
◎君は小さいボールを届けてくれます。※ちゃんは「どうしたの?」と尋ねに来てくれました。〇ちゃんは困ったような、嬉しいような、表情でしたが少しずつ気持ちが立ち直ってゆっくり遊びに戻っていきました。
皆がそれぞれのありったけの思いやりを表現してくれた場面でした。〇ちゃんと▽君のやり取りの中では上手くいかなかったのですが、そこからいろんなか関わりを体験して、〇ちゃんは自分で気持ちを持ち直した姿は本当にたくましく感じ、また〇ちゃんの姿を見て心配したりどうしたらいいかなと行動してくれたたくさんの子どもたちの姿が素敵でした。
沢山の子どもたちが共に生活している保育園ですので、いろんなやり取りが生まれてきます。楽しい気持ちがもっと楽しくなったり、悲しい気持ちになることもあったり、嬉しい気持ちになったり、寂しくなったり、本当にいろんな気持ちになるのだと思いますが、それも一つ一つ大切な経験として行きながら成長へとつなげていけるような日々に心がけていきたいと思います。U・A


◆七夕飾り制作 (うみグループ)

今日は朝の集まりで七夕の話をしました。
「どんな日か知ってる?」と聞いてみると、「おり姫様と彦星が1年に1度逢える日」というお話をしてくれた児がいたり、もうお願い事を決めている児もいました。
昨日少しだけ折り紙で作ったものを紹介し、実際に作ってみせると、とても真剣な表情で食い入るように見てくれていました。
朝の集まりが終わると、さっそく取り組む子ども達。
得意な児は自分で黙々と作り、苦手な児もお友達や保育士と協力して作り上げていきました。
やり方をマスターすると、「簡単だね」と得意気になって沢山つくり、机がいっぱいになりました。
普段作る作品は「自分のもの」と大切にする姿が見られていたのですが、今回はうみグループの皆でお部屋を綺麗に飾るという一つの目標に向かって、大切に作り上げて、皆の作品を合わせて、沢山になった袋をみて喜びあう姿も素敵だなと感じました。(B・K)


◆3分間 (にじグループ)

今日は保育士体験の保護者の方がいらっしゃいました。
朝の集まりでは、自己紹介と質問タイムを設けて子供達の前に出てもらいました。
いくつかの質問に対し、しっかりと答えてくれるので子供達はとても嬉しそうな表情を浮かべていました。
「どんな車の色が大好きですか?」
「おうちの車は青だから、青です」
「あ!うちも一緒だ〜!」
そんな平和なスタートでした。その後に、紙芝居も読んでもらい少しの緊張の中でとても素敵に読んで頂きました。ありがとうございました。
紙芝居の後は、ミッキー体操をする予定でしたが時間が過ぎてしまったので年長女児がいつも発表するダンスの曲を流しを見よう見まねで踊りました。前よりも上手になったのは、年長女児だけではなく見よう見まねで踊る子供達でした。
雨でしたが、園庭に出てキューリの収穫やトマトの収穫を行い実食しました。何もつけずに生の味を堪能していました。
にじぐるーぷの子供達は様々な図鑑をよく見ています。
集まりや生き物を通したくさんの発見を共有していく中で、図鑑の詳しい情報がさらなる発見を促しているように感じます。
年長男児二人組「カモノハシはオスとオスの戦いで毒を出すんだって」
年中男児「どうして恐竜は死んだの?」年長男児「恐竜にも死ぬ時代があるんだよ。」隕石の話をすると、年中男児「逃げた恐竜もいるかもね?」年長男児「逃げた恐竜は一人もいないんだって。でもなんで人間は生きているんだろう?」
年長男児「かたつむりのうんち人参のやつだよ。可愛いね〜くるくるって丸いうんちで!」
年中男児「どうして虎は死んでいないの?」(絶滅してないの?)
年中男児「病気になったら治せない病気があるよ。僕のおばあちゃんはだから死んでしまったの・・・。骨になったらなんで死ぬんだろう?この骨も死んでしまったってことでしょう?(化石を見て)」
沢山の質問やつぶやきが今日も沢山降り注いだ1日です。
給食の時間にイベントが起きました。
給食をひっくり返してしまった年中女児とその処理をしてくれる年長男児。
「もし僕が君の立場だったら君と同じように立ち尽くすし、これをこぼしたのにこれを拭けないかもしれない」
「だけどね、君がそれをこぼしたらそれを僕が拭くよ。だから君も、誰かがこぼしたらそれを拭いてあげられるようになってね」
そんな会話が聞こえてきたように感じる3分間でした。
自分がこぼしたものを自分で拭けるようになる事よりも、誰かがこぼしたら拭いてあげられる事をそれ(自立)よりも先に覚える子供の成長の順序・過程を見逃さない大切さ。自分の事も出来ないのに…。自分の事が出来なくても互いに支えあえば何とかなります。
k★y

◆新ゾーン (そらグループ)

今日は、各ゾーン遊びの他に新たな「遊びのゾ-ン」作りを行いました。
これも子どもたちの主体的な遊びの一つで、先週、他のグループに遊びのヒントを探しに行ったことがきっかけとなり始まりました。
子どもたちが考えたのは魚釣りゾーンです。
まず初めに、場所、材料等、必要なものを考えていきます。
主となり行ってくれたのは年長の〇〇くん。
自分の意見を言うのはもちろん「△△ちゃん何かある?」「あっそれいいね」と他の子の意見を肯定し場を温めてくれました。
そのおかげで皆安心して意見を出せ、スムーズに話し合いが進んでいきました。
保育者の出る幕はほとんどありません。
〇〇くんの温かさに成長を感じるとともに、改めて子どもの世界を大切にしようと感じさせられました。
今日は、段ボール、絵具を使い魚釣りの舞台「海」を作りました。今後の発展が楽しみです。
T.N

Posted in 園のこだわり