◆6月24日(金)の子どもたち
2016年06月24日 金曜日
◆☆☆☆☆☆君の成長 (つぼみ)
昨日から中期食が始まった☆君。
初日からミルクが飲めないくらいおかわりをしました。
☆君は、午前中寝てしまうことが多いのでなかなか園庭で遊ぶ機会がないのですが、今日はタイミングがあったので園庭に出てみました。
皆は春からの積み重ねで、扉が開くと自由に出てきていきたい場所まで自分で移動することができるようになってきています。
が、☆君は経験が少ないので、春頃の様子からあまり変化がありませんでした。
ハイハイはとても上手ですが、なかなか前へ進めません。
保育者の顔を見ながら、泣いています。
どうしよう・・・と考えて、せっかくのチャンスです。
そばにいるよというアピールを送りながら、声をかけながら様子を見守ってみました。
よく見てみると、泣きつつも土や小石の感触を手のひらで感じていることがわかります。
指先をの伸び縮みさせながら、指先に当たる小石を一瞬静止して見ていました。
ところどころで抱き起しながら、視界を変化させてけやきの樹の向こう側まで行ってみました。
すると、たんぽぽ組の担任が気付いて名前を読んでくれたのです。
みるみるうちにオレンジ帽子の取り巻きができました。
頭をいいこいいこされながら、擁護されるわけは・・・たんぽぽ組に☆君のお兄ちゃんがいるからです。
だから、みんなの大事な弟分なのです。
泣き疲れ、冒険疲れで寝てしまうかな・・・と思ったのですが、給食が始まると目がキラーン。
パクパクパクパク大きな口をリズムよくあけて、おかわりも全部きれいに食べました。
エネルギーを補充した後です。
元気もりもり・・・みんなが午睡に入る頃、あちこちよく動いて遊び始めました。
そんな様子を見ているうちに、パタリと動きが止まりました。
近くのお友だちのお布団の端をちょっとお借りして、そのまま寝てしまいました。
今日は、防犯訓練がありました。
園庭側から不審者が侵入してきたという設定で、警察官がくるまで3階に避難するという流れです。
つぼみ組は職員通用口にあるエレベーターで行くことにしました。
5人の大人が、おんぶと抱っこといういでたちです。
エレベーターに乗り込んだものの、途中で大丈夫?と思った途端、ブーと。重量オーバーの悲しい響き・・・
若者たちが(自称)、「大丈夫」と言い残し階段を駆け上がりました。
きっと、明日脚が筋肉痛の保育者がいます。(N・S)

◆避難訓練がありました。 (ふじ1)
朝の会が終わり園庭へ行く準備を始めると、帽子を自分のロッカーから(たまに友だちのロッカーから)取り出そうとする姿が見られます。帽子を保育士に渡し、頭に被せてとアピールするようにもなってきました。
今日、自分の帽子を保育士に被せてもらった〇ちゃん。すると、ロッカーにあった帽子を取り出し、友だちに渡していました。園庭に出る時は帽子を被るということが定着してきたことや、友だちを意識していることがよくわかりました。
靴を履こうとした時、音楽が流れました。防犯・避難訓練です。園庭に不審者が入って来るという設定でした。この時は保育士の抱っこで急いで保育室へ戻ります。カーテンを閉めたり、保育士が急いで動いている様子に、いつもと雰囲気が違うと感じたのか、不安そうな声を出してみたり、保育士の様子を見ていました。
放送を聞いて違うお部屋へ避難します。3人の保育者が2人ずつ、おんぶと抱っこで移動します。たくさんの人が動いていたり集まっていましたが、泣くこともなく落ち着いて避難できました。
その後は園庭遊びです。園庭を一人でお散歩中の△ちゃんに、トランポリンに行かない?と誘ってみました。言葉をすぐに理解したようで、トランポリンの方に向きを変え、一人で歩いて行きました。トランポリンの上に行くには、段差があるところから登らないと行けません。前回は、登りたいけど登れない・・・と泣いていたのですが、今日はその段差から自分の力で登っていました。たどり着くとニッコリ嬉しそう。そこへ△ちゃんのお姉ちゃんがやってきて余計にニコニコ。とても幸せそうでした。
久しぶりに園庭でたくさん体を動かしました。外の空気は心も体も開放的になるようで、みんな機嫌よく気持ちよさそうに遊んでいました。
(N.M)

◆考える力 (ふじ2)

今日は久しぶりにふじ2くみ10人全員が揃いました。
そんな今日はやっと午前中から園庭で遊べると子どもたちもやる気満々で準備していました。ですが今日は防犯訓練があり、園庭へ飛び出した瞬間に防犯時の音楽が流れ室内に避難することになりました。
突然のことで驚いて保育士に連れられ泣いてしまった子もいましたが、しっかりと保育士の話を聞いて避難することが出来ました。今日はそれだけではなく、3階に避難の指示がありました。大人では簡単に上れる階段を上ることになり、小さな子どもたちを「不安にさせることなく安全に避難することができるのか」と少し不安な気持ちにもなりました。
しかし、子どもたちは「今は先生と」としっかり状況を把握していたのか、不安そうにしている子もほとんどおらず、保育士の声に耳を傾けていました。無事ににじGに避難でき、安心した反面「自分は少し焦ってしまったのに、子どもたちは空気を読んで保育士にしっかりついてきてすごいな。」と感心・反省しました。
普段は個々のペースで遊んでいる子どもたちですが、場面場面で使い分けて順応できているんだなと思いました。
そのあとは園庭に出て、大きくなったきゅうりを収穫して食べました。
2種類のきゅうりを食べ比べ(風)。いろんなきゅうりがあることも簡単に説明し、美味しく食べました。
(K.E)


◆最高のお気に入り。 (ふじ3)

梅雨の中休みでしょうか。久しぶりに雨の降っていない朝となりました。今週はお部屋で過ごすことが多かったので、待望のお天気です。
朝の会もそこそこに、園庭へ行く準備をして外へ出かけました。自分で準備も少しずつできるようになってきて、今日も帽子の被り方は前後逆おしゃれが絶好調です。一番乗りの園庭に嬉しい声が響きます。わーいと大喜びで遊んでいたら防犯訓練の音楽が聞こえてきました。
何か放送がかかると小さいながらにもうとっさに保育士を求めて集まってくるようになっていました。すぐにお部屋に戻り、静かに待機。そして放送を聞いて三階のお部屋まで普段上がらない道の階段を上って避難しました。初めての幼児組のお部屋の空間にも戸惑うことなく。ちょっとしたおもちゃの誘惑にも負けそうになりながらも最後まで静かに待機することができました。ドキドキした防犯訓練も終わり、園庭へ再び戻りました。
ヤマモモの実を見つけた〇くんは、保育士に「においをかいでごらん」と実を鼻に近づけると、嗅ぐのではなく「くんくん」と声で言っていました。「くんくん」確かに「くんくんしてごらん」と言いますが、「くんくん」と言っただけでは匂いはかげません。子どもの素直な姿になんだかくすっと笑ってしまいました。
一方で、いつも築山か車に居る△くん。なにしてあそんでいるかなぁと見に行くと必ずと言っていいほどそこにます。そして、決まって対してあまり動く様子もなく、静かにあそんでいます。一体毎日同じところで同じことして楽しいのだろうか・・?と思っていましたが、△くんは築山の上にいたり、車に居るのは、フェンス越しに見える車道の車を見るのを楽しみにしているようでした。
バス・パトカー・救急車・タクシー・コンクリートミキサー車。などなど次々やってくる車に「あーばしゅ」「しゅーうしゅうっしゃ」などつぶやきながら楽しそうに見ています。私から見たら毎日同じ景色に見えていましたが、道路を見れば次々とやってくる車の景色。誰よりもよくみてここが楽しいことを知っていたんですね。
フェンス越しでも、よく見える場所を探しながら移動していました。大人の目線だと良く見えるのですが、塀と同じぐらいの背丈の子ども達のとっては塀とフェンスの小さな隙間から覗いてみるのにはなかなかの至難の業でした。
いつの間にか園庭で一番車の良く見える場所を見つけていたようです。毎日同じことをしているように見えても、それが今の子どもたちにとっての最高のお気に入りなのかもしれないと感じたのでした。
(K*S)


◆にっこり顔を見合わせて (きく)

梅雨らしい天気が続いていますが、今日は雨が降っていなかったので、久しぶりに園庭に出て遊ぶことにしました。
朝の集まりが終わろうとしたとき、音楽が放送から流れてきました。
防犯訓練です。
椅子に座っていた子どもたちは静かに待ち、3階に避難するという放送を聞いて避難していきました。
いつもは使わない扉から出て行ったので、「ここはどこだろう」という表情でしたが、無事に避難することができました。
訓練が終わり、お部屋に帰ってきてから、子どもたちに何で避難したのか、どこまで理解していたかなと思い聞いてみると、
「じしん」「かじ」「わるいおまわりさんがきた」
何やら色々混じっている返答でした。
悪い人が来てしまったけれど、お巡りさんが捕まえてくれたので大丈夫ということでした。
何となくの様子は伝わっている子もいたのだなと感じました。まだまだ可愛らしい子どもたちです。
園庭に行くと、太鼓橋に向かう数人の子どもたち。
「〇くんできるよ」と、大人に助けを求めずに、はじめから自分で登れるようになった子も増えてきました。
シャボン玉をしていた◇ちゃん。◇ちゃんがシャボン玉を「ふぅー」っと吹くと、それを見に来たお友だちがケラケラ笑いながらシャボン玉を追いかけて「えい!」と触って遊んでいます。
少しすると、自分もやりたくなった▽くんは「▽くんもやりたいなぁ」とつぶやきました。
それを聞いた◇ちゃんはどうぞとすぐに差し出してくれました。
▽くんは満面の笑みになって、喜んでいました。
そんな◇ちゃんのやさしさに心がほっこり温まります。
シャボン玉を吹いては、にっこりと顔を見合わせる姿が何とも可愛らしく、キラキラと輝いて見える光景でした。
来週はまたどんな姿が見られるのか、楽しみになります。
(H.K)


◆お友だち大好き。 (たんぽぽ)

最近午前中の雨が続いていたので、3日振りの戸外あそびです。嬉しさを表すかのように元気よく駆けていきました。
すると〇くんが「□くんはどこ?」と聞いてきました。「じゃあ探しにいこうか」と探しに行くことにしました。「△くんもいくー」と来てくれたので、一緒に行くことに。後ろ姿を見つけ、大喜びで駆け寄りますが、追いかけられる□くん、恥ずかしさからかニヤニヤしながら全速力で逃げてしまいました。まさかの展開です。
いつの間にか追いかけっこになり、姿を見失うとまるでかくれんぼのようになり、〇くんは遊具の中をひとつひとつ覗いてみたり、「おーい」「□くーん」と呼んでみたり、それも楽しいといった感じでした。
途中でチョウチョを見つけたり、キュウリを観察したりと寄り道をしていても、すぐに「□くんは・・?」の言葉が出てきます。ようやく□くんの元へ行き嬉しそうな〇くんでした。
お友だちを思う真っ直ぐな大好きの気持ち、本当に可愛らしく思います。
園庭に出る前、防犯訓練もありました。
園庭に不審者が発見され、3階の幼児グループの保育室に避難するというものでした。避難経路は初めて通る場所です。保育室にある扉(非常用)から出て階段をのぼり避難しました。
初めての場所ということもあり、保育士の手を求める子や少し戸惑いを見せる子もいましたが、保育士の話をよく聞いて落ち着いて動けました。
「警察の人が捕まえてくれました。」という言葉を聞くとホッとした表情に。言葉には出さずとも初めての経験にはやはり緊張でドキドキしていたようですが、よく頑張りました。S.S


◆安心材料 (うみグループ)

園庭で今年初めてトンボを見つけました。大人でもウッドデッキに乗ってやっと手が届く場所にとまっていたのを子どもたちが発見しました。
それから、ナメクジやテントウムシ、かたつむり、ミミズなど「いそうな場所しっているから一緒にいこう」と誘われて、今日も虫探しです。
「手をつなごう」と言われ、ベタベタと腕にまでしがみつき嬉しそうなのが伝わってきて、こちらも嬉しくなりました。
丸太の下や湿った葉っぱの中を勢いよく探っていきます。
しかし、なかなか虫は出て来なくて「どこにいっちゃったんだろ?」と話しながら見ていると、ミミズを発見しました。
「せんせい、みてみて」と言いながらも手をギュッとつかんで離しません。
手のひらにのせるとミミズが勢いよく動き出したので、思わず「キャッ」と声を出してしまうと、ビクッとしてミミズを投げてしまいました。
みんなで笑い合いながら「びっくりしたね」「ちょっと大きすぎたね」と話し、その時の想いに共感しあえるお友達や保育士が安心材料になり、一人では少し不安や苦手意識があるものにも挑戦してみようと思えるのだなと感じました。(B・K)
◆新しい発見 (にじグループ)

今日の集まりは地球儀を使って今までの国旗の場所と大きさの確認をしました。
アメリカ・イタリア・アルゼンチン・フランス・スイス・モーリシャス、そして日本です。
日本の場所はすぐに指差してくれました。
他の国々は場所もわかっている子どもは少なく、教えると
「大きいね」
「小さいね」
「近いね」
「遠いいね」
と気づいたことを発言してくれます。
夜に日本から出発して着くのはお昼になるんだよ、と話すと
「ご飯はどうするの」
と気になることも発言してくれました。
またいつものように発表の時間を設けて子どもたちの発表もしました。
発表の最中に放送でピアノの音が流れました。
防犯訓練です。
集まりの最中だったためすぐに子どもたちは集まることができました。
保育者はすぐにカーテンを閉め、みんなが集まったことを名前を呼び、確認します。
なぜ、カーテンを閉めるのか、との問いも怖い人に見られないように、と年長児の子どもから答えてもらいました。
他の国々に興味を持つ子どもたちでしたが、実際の場所や大きさを今日は改めて理解しました。
日本は小さい国というイメージになった子どももいたり、北海道は一番大きいんだ、という子どももいたりと様々な考えを知り、互いに面白い発見がありました。
(A.Y)


◆他のグループの遊び (そらグループ)

ここ数日、梅雨空が続きお部屋で過ごす時間が増えています。
しかし、そのおかげで子どもたちがどのような遊びに興味を持っているか、どのような成長を遂げているか…見えてくるものがたくさんあります。
このような機会だからこそ、子ども一人ひとりに目を向けることの大切さを改めて実感させられます。
今日は「子どもたちの今」を保障するために朝の集まりで「室内環境の見直し」を子どもたちと共に行いました。
「ダンスができる場所作りたいな(舞台)」「お部屋広げて町作ろうよ」
「やったことない遊びがしたいけど思いつかない…」
子どもたちからたくさんのアイディアをいただきましたが、それと同時にお部屋のお約束、楽しく遊ぶためにはどのようにしたらよいかを考えていきました。
話し合いの中で「やったことのない遊びがしたい」という声があがったので最後に「他のグループの遊びを見に行く」という提案をしてみました。
これには、子どもたちも大喜び。
朝の集まり後に、他のグループの環境を見に行き実際に遊んでみました。(選択制)
「にじグループには、町があったよ」「うみグループには、可愛いドレスがあった」
年少の〇〇くんは「お兄さんが電車貸してくれた」とニッコリ笑顔。
お部屋に戻ってきた子どもたちは、目を輝かせ情報を共有していました。
そして「そらグループでもやってみようよ」
さらなる意欲、主体性につながっていきました。
今日の体験をもとに、今後子どもたちがどのような環境を作り上げていくか楽しみです。また、このような機会を取り入れていけたらと思います。
T.N


Posted in 園のこだわり